オーストラリア・ミラニ高校訪問(交流)

2013.07.20~07.30

第1日 7月20日(土)

18時半に国際線のカウンターに集合。ここから11日間の旅が始まります。緊張と期待と不安の入り混じった表情…。「海外の文化に触れたい」「物怖じせず、コミュニケーションが取れるようになりたい」「自分を変えたい。」…皆、それぞれの思いを持って、旅立ちます。7時間に及ぶフライトは経験したことのない人が多く、なかなか寝付けなかったようです。機内食をいただき、おしゃべりしているうちに、初日は終わりました。

第1日の行動
18:30 関西国際空港集合 出発式
20:25 出発 空路 ケアンズへ
(機中泊)

第2日 7月21日(日)

この日はとにかくvery busy!very tired!深夜1時半に起こされ、朝食(朝?)、4:00にケアンズに到着し、国内線のチェックイン、8時くらいまで海沿いを散策(日の出が最高に美しかった!)し、lookout(展望台)、beach、zoo(動物園)、shopping centerを巡って国内線に搭乗。空路2時間半、バス30分でようやくミラニ高校についたのが夜。疲れのあまり、welcome partyのBBQにはなかなか手がつけられなかったようですが、とても充実した一日で、オーストラリア初日から、生徒たちの笑顔がたくさん見られたのが良かったです。

第2日の行動
5:10 ケアンズ着
ケアンズにて市内観光
14:50 ケアンズ発
17:10 マッカイ着
午後:入校式

第3日 7月22日(月)

登校初日。Period1,2はそれぞれホスト生の授業に参加しました。ホスト生と教え合う様子を見かけた一方、まだ高校では習っていない内容だった上に、緊張していたこともあってどうすればいいのか困っている生徒もいました。 芥川生全員が参加した日本語の授業では、外に出てレクリエーションをしました。ドッジボールとDuck&Gooseという遊びです。一つのルールを共有し、体を使って遊ぶことで、少し緊張が解けてきたかな? ミラニ高校にはlunch timeが2回あります。10時20分からと、13時10分から。お弁当を持ってきている人もいますし、Tuck shop(購買)でサンドウィッチやジュースを購入する生徒もたくさんいました。 Period5~8はartのクラスでブーメランに絵付けをしました。アボリジニの伝統的なデザインをアレンジするのですが、みんな夢中で取り組んでいました。 HRクラスやクラブ活動がなく、バス登校の生徒がほとんどなので15時に授業が終わると皆一斉に帰ってしまいます。After school、みんなどんな風に過ごしたのかな?

第3日の行動
終日 ミラニ高校にて研修

第4日 7月23日(火)

登校2日目。朝からあいにくの雨模様。ですが、乾季なのでじめじめ感はありません。今日は、2クラス続けて日本語の授業を受けました。テーマは「~がいる」「~がある」の違いについて。授業の途中で屋外に飛び出し、体を使って違いを覚えていました。もちろん、私たちも参加しました。2時間目の残り15分ほどは、芥川生とのTalking time。お互い興味津々で、スポーツや趣味の話をしていました。写真を見て頂ければわかると思うのですが、「会話」できています!多分、言葉を全て理解することはできていませんが、お互いに聞きたい伝えたい気持ちがあるからこそ! Period7,8はダンスの授業。Pop musicをBGMに、入念なストレッチを終えたらLet’s Dance!!現代ダンスとアボリジニ文化を融合させたものにチャレンジしました。アボリジニの狩り、子育て、自然、鳥やワニなどの動物を体いっぱいに使って表現します。最初は緊張して恥ずかしがっていた芥川生も、少しずつノッてきました。最後に、三年生の二人が応援団の演舞を披露し、みんなで(両校の先生も一緒に)Popダンスを踊り、集合写真を撮って終了。時が経つにつれて芥川生の緊張もかなり和らいできたようです。

 
第4日の行動
(終日) ミラニ高校にて研修

第5日 7月24日(水)

登校3日目は遠足です!本日は晴天なり!スクールバスに、クリケットセットやサッカーボール、フリスビー、そして大きなステーキ肉をたんまり積み込んで、いざ向かうはCape Hillsborough(ヒルズバラ岬)!そこには、BBQコーナー、公園、そして…美しいロングビーチがあります。あまりにも広く大きく美しく、みんな目を輝かせながら、存分にはしゃぎました。ビーチクリケットなんて、なかなか日本でできるものじゃありません。ちょうどお腹がすいた頃、待ちに待ったランチの時間。BBQコーナーで焼いたBig steak(そろそろ、これぐらいのサイズには驚かなくなってきましたが……笑)を、バーガーにして頂きます。おいしかったー! 次に向かったのはJarravale牧場。牧場主のお母さんと動物たちの掛け合いがおもしろかったです。アルパカや山羊、馬、豚の餌やりは普段できない体験なので、みんな大興奮でした! お次は理科のSusan Shew先生が所有するSugarcane(サトウキビ)畑へ。年間130000t収穫されるそうです。もう数字が大きすぎてよくわからない…。サトウキビから作られる製品は砂糖、燃料、ラム酒、紙、プラスチックと多岐にわたり、繁茂力も高いそうです。 日が傾き始めた頃、Eungella Riverという川でPlatypus(カモノハシ)探し!水面に泡がぷくぷく出ているところに目を凝らすと……出てきました!かわいく泳ぐカモノハシ!彼らを見ると幸運になるそうで、これから先も、いい旅になりそうです。 最後に向かったのが夕食会場のPinnacle Pub。大きなミートパイを平らげ、友人たちと語らううちに、夜は更けていきました…。 ……店を出て空を見上げると、満天の星空。Milky Way(天の川)も見えます。本当に、いいところだなあ。

第5日の行動
(終日) ミラニ高校にて研修

第6日 7月25日(木)

登校4日目。Period3,4は、明日の歓迎会(こちらでは、歓迎会が最終日でした。)に向けて、スピーチ原稿を作成しました。ありがちな通り一遍のあいさつは嫌なようで、jokeを入れたい、感動させたい、どうすればこの気持ちを英語で表現できるのだろうと一生懸命に考えていました。みんな、ミラニ高校が好きなんです。昨日辺りから、生徒たちは口を揃えて「日本に帰りたくない。寂しい。」と言います。見知らぬ土地ではありますが、素敵な自然、人に囲まれて生活できている幸せを感じています。 Period5,6は体育。cricketにチャレンジします。ルールは単純なのですが、これが意外と難しい!少々肌寒い日でしたが、体を動かして、投げて、打って、走って、守っていい汗をかくことができました。  明日はいよいよミラニ高校との交流も最終日を迎えます。いい一日となりますように。 

 
第7日
(終日) ミラニ高校にて研修

第7日 7月26日(金)

登校最終日。今日は時間割変更で、10時からParty(歓迎集会)を開催してくださいました。スピーチは大大大成功!笑いあり、感動あり…。スピーチ後、かなり多くの生徒が、「来年は自分が日本に行きたい!」と言っていたそうです。うれしいことですね。  Period3,4は科学。ペットボトルロケットを使って、エネルギー保存の法則を学びます。思った以上に高く、勢いよく打ち上がるロケットにみんな大興奮!びしょ濡れになりながら、楽しく、位置エネルギーと運動エネルギーについて学ぶことができました。  最後の授業は、それぞれのホストのクラスで受けました。こっそり授業の様子を見に行くつもりでしたが、カメラを向けるとみんな笑顔で、チーズします。本当に、ミラニの生徒と芥川の生徒って似ているなあ…。だからこそ、この短期間でも友情を育めたのだと思います。15時のベルが鳴り、いよいよこの高校ともお別れです。でも、いつか絶対帰ってくるからね!We’ll be back soon!!  ……今日はまだまだ終わりません。放課後は各々ホストと共に過ごし、夜に再集合!Mackayの街中にある”Outback Jacks”というお店でパーティー!肉に魚にお誕生日サプライズ(Happy Birthdayは、客も店員も店中が合唱します。)に、楽しい時間を過ごすことができました。

 
第7日の行動
(終日) ミラニ高校にて研修

第8日 7月27日(土)

この日は一日、ホストファミリーと過ごしました。サトウキビ畑でモンスタートラクターに出会ってきた人、熱くさわやかにラグビーの練習を見学しに行った人、スーパーやモールでショッピングを楽しんできた人、強い風の中フットボールの試合でエキサイトした人、ローラースケートで風を切って走りまくった人、素敵で刺激的なパーティーナイトを過ごした人、ホストの家で流しそうめんを披露した人、危険なワニのいる川まで探検しに行った人、ホスト宅の裏にある川でフィッシングに興じた人、新たな出会いを求めてビーチにはせ参じた者…… 十一者十一様のAussie holidayを過ごすことができました。 それぞれが、本当にいいホストに巡り会えたことに感激&感謝です。 依然として、あらゆる場面で言葉や文化が理解できないことはありますが、それでも、こんな日々が続けばいいのになぁ…と思えるほどこの田舎町Mackayを愛せたのは、周りの人たちの支えがあってこそ。 さあ、いよいよ明日は別れの日。ハンカチ必須!! 

 
第8日の行動
(終日) マッカイにて過ごす (一日、ホストと共に)

第9日 7月28日(日)

朝11時、Mackayの空港に集合してきたみんなの顔、寂しそう…。チェックインと荷物検査を終え、待合室で最後のひとときを過ごします(国内線なので、飛行機に搭乗しない人も待合室まで入れるのです。)。手紙やプレゼントをもらって、また会おうねの約束をして、集合写真を撮って、いよいよ別れの時。でも、みんな、なかなかホスト生と離れられません。急いで乗り込まないといけないのですが、Harry up!!…とは言えませんでした。もう、男子も女子も、涙を抑えきれません(こうして報告を書いていても、涙が出そう…)。  12時35分、Cairnsに向けて離陸。機内のみんなの顔、本当に悲しそうです。そんなに別れが辛く、寂しいと思えることは幸せなことです。この時きっと、みんな思っていたことは同じ。”Surely, I’ll be back soon!! I do!!!”  15時頃、久々のCairnsに到着。JTBのガイドさんにお会いするのも7日ぶりです。まず、暑い!Mackayよりも700km以上北なので、気温が全然違います。ホテルにチェックインしたら、18時まで自由行動。おみやげを買ったり、海沿いを散歩したり、思い思いに過ごしました。夕食の中華をぺろりと平らげ、再度自由行動。多くの生徒が向かったのはお土産屋ではなく、MackayにもあったWoolworthsというスーパーマーケットです。ジュースやお菓子を買い込み、ホテルへ。夜はオーストラリアのヌードル食べ比べ大会やジンジャービール(ソフトドリンクです)大会など、それぞれの部屋で楽しく過ごしたようです。

 
第9日の行動
12:20 マッカイ発
14:40 ケアンズ着
ホテル宿泊
(パシフィックインターナショナルホテル)

第10日 7月30日(月)

朝6時50分から朝食ビュッフェ。そして、今日は待ちに待ったグリーン島です!グレートバリアリーフです!8時30分発の船に乗り込み、50分ほど波に揺られます。港を出て、時間が経つほど海の色がエメラルドグリーンに変わっていく…。天候は、雲一つ無い快晴…。最高の一日になりそうです。 グリーン島にたどり着いたとき、みんな口を揃えて放った言葉が「…これはやばい!」でした。確かに、あの美しさは筆舌に尽くし難い!例えるものが見当たらない!こればっかりは、写真ではなかなか伝えきれないかも。そこでは、生徒全員がシュノーケリングにトライしました。サンゴや大きな魚が遊泳している様子などを見ることができ、何よりもこんなにも透き通った海で泳ぐのは初めてのことだったので、テンションは最高潮!  昼食にカレーを食べてから、ふたたび海に向かった生徒もいます。波打ち際で寝転んでいるだけでも気持ちいい…。そのせいで、男子は見事、日焼けしてしまいました。15時30分頃、ケアンズの港に帰港。そこからは昨日と同じく、自由行動と夕食です。夕食は海の見えるオシャレなレストラン。食後、最後のオーストラリアでの夜をかみしめるかのように港から水平線を見つめる私たち…。これが、本当に、最後の夜です。  20時頃、みんなでお土産屋街”Night Market”に繰り出しました。明日の朝は早いので、これがおそらく最後のお買い物。21時頃にホテルに到着。ここから、大荷物との戦いが始まります…!預け荷物20kg、手荷物10kgの制限があるため、どうにか制限を超えないように帰り支度にいそしみました。

第10日の行動
グリーン島にて研修
グラスボートまたはシュノーケリング

第11日 7月30日(火)

いよいよ最終日。空路6000km、いよいよ帰国です。11日間で撮った大量の写真を見返しながら、「帰りたくない!」「ミラニに戻りたい!」なんて言いつつも、「家でつくった、あったかいおにぎりが食べたい」そんなことも漏らす彼ら。その自分自身の身と心で、本当に大切なことを学いよいよ来てしまった、オーストラリア最終日。朝は7時から朝食を取り、9時まで自由時間。昨夜が最後の買い物…かと思いきや、数人がまたもやWoolworths(スーパー)へ。こちらでしか買えない食品やお菓子、ハンドソープなどを購入していました。おそらく、今回の旅で私たちが一番お金を使ったのがWoolworthsだと思います…。  9時に、空港に向けてホテルを出発。預け荷物の検査では、昨晩と今朝の努力が実り、誰一人制限を超えていませんでした。Well done!!チェックインしたところでJTBのガイドさんともお別れです。出国審査や手荷物検査を終え、12時20分発関空行きジェットスターJQ015便に搭乗、空路6000km、7時間掛けて日本に帰ります。この日は日中の便で、しかも晴れだったこともあり、窓からは美しい空と海とオーストラリア大陸を望むことができました。上空でシートベルトサインが消えたとき、多くの生徒が携帯やカメラの電源を入れ、オーストラリアで撮った写真に見入っていたのが印象的です。  今回の旅は、誰一人ホームシックになることなく、大きなケガや病気もなく、食事も合い、友だちもたくさんできて、大成功だったと思います。帰り際、「世界観が広がった」「人生観が変わった」「もっと英語を勉強したい!」という声がたくさん聞けたこともよかったです。これから先、今回の経験をただのいい思い出に終わらせるのではなく、どう活かしていくのかが楽しみです。個人的には、旅の終わりに際して、オーストラリアを離れたくないという寂しさもありましたが、何よりもこのチームが解散することを寂しく思いました。偶然集った9名+2名、最高のメンバーでした。 Thank you!! Australia, 

第11日の行動
11:00 ケアンズ発
17:10 関西国際空港到着