立冬(りっとう)とは初めて冬の気配が現われてくるころ
11月7日頃





今、園芸高校ではサザンカ、イチゴノキ、ヒイラギモクセイ、ウスギモクセイ、ナワシログミ、サキシマフヨウとアベリアなどの樹木が花をつけています。
また、カリン、ボダイジュ、ザクロ、ハナミズキ、クロガネモチ、シリブカガシ、アラカシ、シラカシ、スダジイ、マテバシイ、ウバメガシ、チリメンガシ、アベマキ、クヌギ、カンレンボク、イチョウとイロハカエデなど多くの樹木が果実(種子)をつけています。

本校の校歌にも歌われているイチョウはかなりの本数が校内に植栽されています。イチョウは雌雄異株ですが本校のはほとんどはどういう訳か雌株です。そして毎年、ぎんなん(銀杏、イチョウの種子)をたわわにつけます。10年ほど前から環境緑化科の1年生はその銀杏を拾って、黄色い多肉質(外種皮)を洗い取り、乾かして毎年11月の第2日曜日に開催される創立記念祭で販売しており、伝統となっています。肉は悪臭があるし、ギンコール酸というアレルギー性物質が含まれており人によりかぶれるおそれがあるので生徒達からはブーイングです。洗う際はゴム手袋を着けるなど細心の注意が必要です。

また実習庭園周辺のイチョウのぎんなんは庭園外周道路に落ちるので車などに押しつぶされて臭いが漂いますので、慣れないフラワーファクトリ科とバイオサイエンス科の1年生はこの時期驚きますが、3年生にもなると、また今年もと、半ばあきらめの境地になります。

イチョウは植物学的には「生きている化石」と言われ、なんと古生代(約5億4400万から約2億5000万年前)から今のような姿で生息し続けている樹木です。造園的には雄大な樹形となるだけでなく、生命力も強く、大気汚染物質に抵抗性があるので街路樹としてよく利用されています。大阪の御堂筋が有名です。前述のようにぎんなんは敬遠されるので、御堂筋のイチョウもぎんなんができない雄株に順次植え替えられています。火に対しても強い抵抗力があるので防火樹として利用されています。丸焼けになってもまた新芽を幹からふくほどです。
立冬も過ぎるとイチョウの黄葉が始まるでしょう。秋から冬へ季節の移り変わりを目の当たりに感じることができる園芸高校です。


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