| 和名をフサフジウツギと呼びますが、ブッドレアという名前の方が有名です。残念ながら日本原産ではなく、中国中西部原産の植物です。花色は白、桃、ロース、青、紫、黄色があります。6月から11月まで次々と開花します。芳香もあります。園芸店では6月頃から店頭に並びます。 六甲山に植栽されたブッドレアが逸脱し、全山で広がりつつあります。表六甲だけでなく、六甲山最高峰や裏六甲にも広がっています。ただし、登山道のような撹乱されたところには生息しますが、森林の中には侵入することはできません。なお、在来種のフジウツギがわずかですが、裏六甲に分布しています。 蝶がよく飛来・吸蜜する植物で、そのためバタフライブッシュとか呼蝶花(こちょうか)と呼ばれています。日本鱗翅学会の尾崎幸信氏の調査では25種類もの蝶の飛来・吸蜜を確認されており、サンジャクバーベナとともにバタフライガーデンには欠かせない植物といわれています。南大阪昆虫同好会の調査によると、ブッドレアよりサンジャクバーベナのほうが蝶がよく飛来するそうです。 放任すると4〜5メートルになりますが、12月頃に株元から30センチ程度の位置で剪定すると、あまり高くなりません。梅雨時期に挿し木して殖やしますが、こぼれ種から発生した苗を植えることも可能です。 この写真は園芸高校校門横に設置された城山高校閉校記念庭園です。ブッドレアにはアゲハチョウやツマグロヒョウモンが飛来・吸蜜していました。この植物を植えておけば、蝶の生息状況を把握することができます。現在、環境緑化科の生徒が校内に生息する蝶の調査をおこなっています。珍しい蝶は確認されていませんが、春を代表するツマキチョウが生息しており、少しびっくりしました。この蝶は遠くから見るとモンシロチョウと間違いますが、モンシロチョウより小さく、優雅に飛ぶため、近くによれば確認することができます。 |
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