阪南高校韓国全谷高校との語学交流研修について

 9月7日(月)から11日(金)までの5日間の予定で韓国の北部にある全谷高校との語学交流研修が始まり、第1日目、関西国際空港より出発しました。今年は例年交流を行っている冠岳情報産業高校の都合により、新しく全谷高校との交流となりました。全谷高校は北緯38度線よりも北、ソウルから2時間ほどの距離にある学校で、普通科と自動車科から編成されています。

【第1日目】

 12時発の航空便で関西国際空港より出発。午後1時30分頃に仁川(インチョン)空港に到着。全谷高校の日本語教師である李知恵(イ・チヘ)先生とホームステイ先の生徒3人が迎えに来てくれました。
 ホームステイ先の生徒のお父さんの車で一路学校へ。全谷高校の玄関には「阪南高校訪問 ようこそ全谷高校へ」という立て看板が飾ってありました。また、韓国では新型インフルエンザへの対応が大変厳しく、小・中・高すべての学校で登校後、毎朝体温を測ることになっています。我々も、迎えに来てくれた全谷高校の先生・生徒たちも、玄関の廊下で体温を測ってから校舎に入りました。全谷高校は、テニス部と陸上部の強化高校でもあり、テニス部は全国優勝をしています。玄関にはたくさんのトロフィーが並んでいました。

 校長室に迎え入れられ、大村望さんが生徒代表として韓国語で挨拶をしました。また、控え室に移動してPTAの方からは可愛いチュモニ(布袋)に入った手鏡を記念にいただきました。韓煕鎔(ハン・ヒヨン)校長先生は英語の先生ですが、日本語がたいへん流暢で、他に中国語も話せるとか。また日本語のALTで韓国滞在20年の近藤由美先生もいらっしゃって心強い交流となりそうです。

【第2日目】

 1時限目は日本語の授業。全谷高校の生徒たちが6グループに分かれ、日本語で韓国のスポーツ、食べ物、マナー、お菓子、衣服など文化を紹介してくれました。2限目も日本語の授業で、自由会話やグループ会話をしました。その後、寄宿舎内を案内してもらい、生徒たちの部屋や、自習室などを見学しました。

   

 午後からは先史遺跡地を見学。昼食は豚カルビ焼き肉。昼食の後、ヨンチョン郷校という朝鮮時代の学校を訪れ、韓服の着付け、礼儀作法、そして韓国茶道を習いました。その後イムジン川の側にあるHerb Villageを訪れ、とても美しい場所に感激!丘全体がハーブ公園になっており、その向こうに見えるのはイムジン川。
 
 夕方はPTA会長のお宅でバーベキューパーティが始まりました。本校の生徒である大村さんと岡崎さんがちらし寿司を、今村君が大阪から持って行ったたこ焼き器でたこ焼きを焼いてくれ、とても喜ばれました。

【第3日目】

 今日は、午前中にソウル市内まで出て、京福宮(キョンボックン、昔の宮殿)を見学しました。壮麗な門をいくつかくぐり抜けると、都会にいることを忘れさせるような良く手入れされた広い庭園があり、天気が良く柳の下の日陰は涼しくて、心が落ち着くオアシスのような所です。生徒たちは写真を撮るのに大忙しです。

 そのあと仁寺洞に移動し、民芸品などの店を見て回りました。今日は、一日、電車・地下鉄を利用して移動しています。今年の5月から始まった一回券乗車カードシステムが、やはり馴染みにくいですね。昼食は仁寺洞(インサドン)にある「村」という店で、サムゲタンをいただきました。この店では、漢方薬入りということで、多少、漢方の臭いがしますが、体にはとてもよさ気で、スープの味が濃く美味しかったです。

 昼食後は、明洞(ミョンドン)という繁華街に行き、自由時間を設けました。まだ人込みは、それほど多くなかったけど、日本、中国からの観光客がたくさんいました。クリスチャンのイチヘ先生の案内で、明洞教会に行きました。厳かなレンガ作りの教会の広場では、バザーが開かれていました。ちなみに韓国では、教会は、プロテスタントのキリスト教徒の場であり、聖堂は、カソリックの天主教徒の場だそうです。

 明洞には、明洞教会と明洞聖堂の二つの建物が少し離れてありました。時間通り生徒たちは集合場所に集まっていて、というか、教師より先に全員そろって待っていましたが、地下鉄とバスを乗り継ぎ、2時間ほどかけて、全谷に戻ってきました。このかん、生徒たちは本当に明るく、元気に振る舞い、時間や取り決めごともしっかり守り、ホストの父母からもたいへん好評を得ています。

 全谷高校では夜の10時、11時近くまで全員、学校で自主学習の時間があるため、夜の校舎は、教室からの明かりが夜空を背景に煌々と輝いていて、日本とは違う教育システムの姿が見られました。










【第4日目】

 今日の報告です。まず昨日のコメントの訂正です。明洞教会の正式名称は、「永楽教会」でした。今日は、全谷高校で過ごす最後の日です。1限目は、飛び入りで2年7組の授業に呼ばれ、自己紹介をしたり、生徒たちの質問に答えたり、日本の手遊びを教えて、韓国の生徒たちと一緒にやってみたりしました。ゲームの掛け声が日本語なので、全谷の生徒たちは少し戸惑いながらも、なんとかゲームになっていて短いながらも楽しい交流の時間を持ちました。

 2限目は、別のクラスの日本語の授業に入り、日本語のALT・近藤由美先生の指導で、折り紙で韓服(ハンボク:チマチョゴリ)を作り、後半はグループごとに生徒が準備してきた日本語の質問に、韓国語で答えるという質問タイムになりました。阪南の生徒たちもだいぶ慣れてきたのか、質問を聞き取って答えられる確率が高くなってきていました。授業が終わって控え室にいると、次々と生徒たちが会いに来て、別れのあいさつをしたり、一緒に写真を撮ったり、メールのアドレス交換をしたりして、ホスト生徒以外の生徒とは、ほんの短い時間しか接していないのに、大勢の全谷高の生徒が別れを惜しんでくれました。


 そのあと校長室に行き、今村君が代表して韓国語でお礼の挨拶をしました。校長先生から、このかんの写真を現像した簡単なアルバムをいただきました。午後は荷物を車に載せて、ソウル市内に移動し、昼食(冷麺)をとったあと、京福宮の東側に広がる北村韓屋マウルに行き、伝統手芸のポジャギ(パッチワーク)制作を体験。3時間以上糸と針とで奮闘しましたが、未完成。宿題です。 
 日も暮れかけたので、ポジャギの先生の案内で、伝統家屋の町並みを散策しました。遅くなったので、全谷のホスト生徒と一緒に夕食をとってから、いよいよ最後のお別れの時間を迎えました。駅までの道を歩く間も、地下鉄の駅のホームでも、電車の中でも、途中乗り換えで全谷の生徒たちが降りていくまでおしゃべりが続き、再開を約束してとうとう別れました。


【第5日目】

 最終日、韓国シック(?)になって、まだまだ帰りたくない気持ちでしたが、仁川空港から無事に帰国しました。本当に毎日、テンコ盛りの日程で大変中身の濃い交流の4日間となりました。

 また、韓国内での移動に関しては、全谷高校PTA会長の旦那さんでホスト生徒のお父さんに、大変お世話になりました。今回の語学交流研修を通して、多くの方にお世話になり、多くのことを肌で体験し感じて学習することができ、また元気ももらいました。10月、全谷高校からの訪問の歓迎準備をしっかりしようと話し合いました。
 
 

 
 
2009.10.2
*韓国 全谷(チョンゴク)高校 交流語学研修の感想

 僕ははじめ韓国に着いたときにとても不安な気持ちでした。そして空港に着いて、顔合わせをしたとき、僕の緊張はピークを迎えました。車での移動が2時間くらいあったので、自己紹介をしながら会話をしていましたが、言葉が通じず、とても大変でした。風景は日本とほとんど変わらなかったので、あまり韓国に来た実感がわきませんでした。全谷高校について校長先生とあいさつをして、それぞれのホストファミリーで行動することになりました。僕は一人だったのでとても不安でしたが、チュンマンやチュンマンの父さん母さんがとてもあたたかく迎えてくれたので、不安はすぐになくなりました、チュンマン一家とご飯を食べに行きました。ご飯はプルコギで、食器や食べ方が日本とは全然違うので、そこでやっと、韓国に来たという実感がわきました。
 そして、次の日に全谷高校の授業に参加しました。全谷高校の生徒はみな積極的でノリが良いのですぐに仲良くなって、あっという間に授業は終わりました。
 それからもみんなで買い物に行ったり、カラオケに行ったりして、とても楽しい5日間が過ぎて、ホームシックどころか、帰りたくないという気持ちでいっぱいでした。また韓国に行きたいです。
( 3年 S )


 仁川空港に着いたとき、目に見えるもの全てが韓国語だったので、「あー韓国やー!!」と思うと、鳥肌モンでした。
 空港を出ると、すぐに全谷高校のチヘ先生、ヒジュちゃん、ガラムちゃん、チュンマンくんが「ようこそ!」と書いたパネルを持って待っていてくれました。はじめは何も話せなくて、お互いにただ笑うだけでした。全谷高校では、たくさんの生徒が「おはよう!」「さよなら!」と知ってる限りの日本語をたくさん叫んでくれました(^−^)ヒジュちゃんの家の近くの市場は、たくさんの食べ物があって、いろんな匂いがして幸せでした。
 辛い物が全く食べられない私のために、辛くない食べ物を作ってくれたお母さん、K-POPを教えてくれてBIGBANGの話をしてくれたお父さん、日本語で昔日本にいた時のことを話してくれたおじいさん、おばあさん、ヒジュちゃんの家族はとてもあたたかかったです。
 カルビ、クッパ、冷麺、チヂミ、チャプチェ…どれも本当に美味しかったです。日本より相当安い値段でたくさん買い物もしました。
 最後の夜、ホテルでは、一緒に行った岡崎さん、今村くんと普段できないような話もしました。
 本当に楽しかったです。できることなら今すぐにでも行きたいです。
( 3年 N )


 出発の時は、向こうでちゃんと話せるのかなととても不安で、ドキドキしていました。けど、韓国の空港に到着したときに、ホストの人達が出迎えてくれて、日本語でたくさん話しかけてくれて、皆すぐに仲良くなれて安心しました。
 1日目はカラオケに行って夜は花火をしたり、2日目は授業を受けて友達もたくさんできて、本当に楽しかったです。夜は皆で集まり、たこ焼きとお寿司を作り、ホストファミリーの皆さんと食べました。特にしんち君持ってきてくれたたこ焼きが大人気でした!
 明日がいよいよお別れということで、夜は皆で集まって日本の遊びを教えてあげて、遊んだり、怖い話をして盛り上がったりして夜中まで皆でしゃべってました。皆が帰った後、ガラムちゃんに韓国語をたくさん教えてもらって手紙を書きました。
 4日目の最後の学校は、クラスの皆と写真を撮ってアドレスも交換して、悲しいけどお別れしました。その後、ホストの皆で買い物に行ったりして、最後のご飯を一緒に食べました♪ずっと「帰りたくないよー、離れたくないよー」と言っていました(;_;)けどお別れの時には来日してまた会えることを楽しみにして、笑ってお礼を言ってバイバイしました。
 学校の友達も、私が東方神起が好きというと、わざわざ持ってきてくれたり、お母さんも、トッポギがおいしかったですと言うと毎日作ってくれて、ガラムちゃんとは大阪弁でいっぱい会話して… とてもたくさんの思い出ができました。言葉は難しかったけど、本当に楽しかったです☆
(3年 Y )