学校説明会



ヒガスミ通信

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 このページでは、筆者によるヒガスミの様子や、在校生の励ましのメッセージ「子楽夢(ko-ra-mu)」を掲載しています。


耐寒訓練報告

2月2日、耐寒訓練を行いました。
詳しくは学校行事 耐寒訓練のページをご覧ください。

2月4日 今年度2回目の漢字検定を実施しました

今回は49名の申込があり、今年度は1回目と合わせて86名の受検となりました。昨年度の75名よりも増加しており、徐々に関心が高まっていると思います。本校はPTA主催行事として実施しています。生徒の家族の方も受検可ですので、来年度も、奮って挑戦してみて下さい。



中庭の池に氷が張る日が多い今年は、やっぱり例年よりかなり寒いのだろうと思っていたが、気がつけば立春である。昨日は南南東を向いて無言で巻き寿司をほおばり、鰯を食いながら、つくづく時間が経つのが早いなあと感慨にふけった。

 1月末に高校時代の同窓会が名古屋であり、出席した。久しぶりに会う人(ひょっとしたら卒業以来とか)も何人かいたが、会えば時間は一気に数十年遡り、気分は高校時代と同じ、バカげた話に花が咲き、時間を忘れて楽しんだ。ずいぶん前にも同窓会のことを書いた覚えがあるが、なぜ同窓会が楽しいのか、改めて考えてみた。卒業してからの時間がそう経っていない時と、数十年経ってからのものとはもちろん感慨が異なる。後者の場合、やっぱりみんなそれぞれいくつもの困難、悲しみを乗り越えてきている。自分だけがしんどい思いをしているんじゃないんだなぁということがしみじみと実感できるのである。

 仲の良かった友人のひとりが、私の傍に座ってこんな話を始めた。
「今春高校を卒業する娘がなぁ、実は大変やったんや。不登校になってしもうて・・。何が原因か、結局はっきりわからんままや。別にいじめとかがあったわけでもなさそうやし・・、今までほんまに何の問題もないええ子やったんや。でも今から考えたら、無理しとったんかもしれん。いっぺんええ子やと思われたら、少々しんどくてもずっとええ子でおらんとあかんようになってしもたのかもなぁ。せやけど、今はこれで良かったと思ってんねん。子どもはみんな同じように手をかけたらんとアカンと思う。それが親のつとめやし、今、楽したら、将来もっとしんどいことになったらそれこそ大変や。」

 その娘さんは何とか卒業が決まり、4月からは大学生になるのだと言う。その子が通っていた高校とは、他でもない、親と同じ学校、つまり同窓会で集まる我々の母校である。そしてその友人の奥さんもまた、我々のクラスメイトであった。

「一番しんどい時にありがたかったのは、やっぱりここに来てくれてる友だちと先生の励ましやった。色々と声をかけてくれはったり、心配してくれはったり・・。それが無かったら、ホンマにまいってたかもしれん。」

 当時の我々の担任だった先生は、今は校長先生として学校におられ、校長みずから友人宅へ頻繁に電話連絡をくれて、娘さんの状況などくわしく説明したり、相談にのったりして下さったということであった。実は、今回の同窓会はその先生の「還暦」をお祝いする会も兼ねていたのだ。赤いチャンチャンコと帽子を贈られ、照れくさそうにする先生は、実に幸せそうだった。端で見ていた私も、こんな風に教え子たちに慕ってもらえるような教師になりたいと心底思った。

 あらためて、学校で築かれる豊かな人間関係はすばらしいと思う。友だちはいつまで経っても変わらぬ友だちであり、先生と生徒も、やっぱりいつまでも変わらぬ間柄である。

一切の利害がない、純粋に相手のことを想う人間関係をいくつ作れるかで、人生の豊かさは決まる。

良き友と師に恵まれることこそ人生の宝だと確信した冬の終わりであった。