校長新年のごあいさつ
新年、明けましておめでとうございます。多くの方々は、三が日(1月1日〜3日)に初詣をされることと思います。新年を祝い、身も心も新たにこの一年、健康で素晴らしい年になりますようにお祈りします。私も、例年どおり近くの神社に初詣に参りました。私と家族の健康と平穏で健やかな一年でありますように、そして、元旦に立てた目標が実現できますようにと祈ってきました。受験を目前する3年生の皆さんは、“合格祈願”で有名な大阪天満宮や京都の北野天満宮に参拝された人もあると思います。そして、絵馬に、“○○大学を合格できますように”、“○○の資格が取れますよう”などと書いて奉納された人もあるでしょう。絵馬への願い事には、受験だけではなく、子宝に恵まれますように、結婚できますように、仕事がうまくいきますようになどさまざまな願いを書いて奉納します。
江戸時代には、庶民の文化が花開いていました。庶民文化のエネルギーの中から世界に誇れる日本独自の数学が生まれました。それが「和算」です。当時の数学者は、自分の仕事を持ちながらその合い間に数学(和算)の研究をしました。そして、自分の研究成果を神社・仏閣に数学の絵馬、すなわち「算額」として奉納しました。神の力の加護により、立派な数学者になりたいという願いを込めて算額を奉納したのだと思います。その算額は、全国で約800枚以上現存します。中学校や高校で皆さんが学習した幾何、方程式、微積分などの自作問題やその解答が算額に描かれています。その現物は、先ほどの京都の北野天満宮で見ることができます。ぜひ、一度ご覧下さい。
皆さんも、一年の初めにあたり、何かこの一年間に実現しようをする目標を立て、それに向けて計画し、努力してください。それが達成されたときの成就感や満足感を味わえるようがんばりましょう。
平成22年1月1日 鎌田 勇雄
