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式 辞
式辞の冒頭に当たり、このたびの東日本大震災で亡くなられた多くの方に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。より多くの救済の手が差し伸べられ、一日も早く被災地の復興がなされますことを、心より願っています。
あらためまして、新入生のみなさん、入学おめでとうございます。枚岡樟風高校の教職員一同、みなさん一人ひとりを、心より歓迎します。
満開の桜が、街のあちらこちらを、美しく彩るこの佳き日に、枚岡樟風高校第十一回入学式を、かくも盛大に挙行できますことは、このうえない喜びです。ご臨席賜りましたご来賓、そして保護者の皆様に心より感謝申し上げます。
さて、新入生のみなさん。いま、みなさんの心の中は、さぞ、晴れやかな、そして希望に満ちた思いでいっぱいでしょう。
「どのクラブに入ろうか」、「体育祭や文化祭が楽しみだ」、「修学旅行はどこに行くのだろう」。
でも、一方では、不安に感じることも少なくないでしょう。「勉強はむつかしくないだろうか」、「友達はできるだろうか」
環境の変化は、人間にとって、とても大きなストレスだと言われています。新しい環境にうまく適応できずに悩んでしまう人も、残念ながら必ず出てきます。もしみなさんがそんなつらい気持ちになったときに、気分をすうっと楽にする方法を、お教えしましょう。それは、「素直になる」ことです。そして、「人は変わることができるんだ」とう考え方を受け入れることです。
少し前の話になりますが、アメリカのオバマ大統領が演説の中で、“We can change”
と力強く宣言しました。「われわれは変えることができるのだ、この社会を変革し新しい国を築いていくのだ」と国民に訴えたのです。
しかし、この“We can change” は、もう一つの解釈もできます。すなわち、「われわれ自身も変わることができるんだ、これまでとはちがう新しい自分に生まれ変わるんだ」という意味です。多くの人は「自分は変われない」と信じ込んでしまっています。「自分には何の才能もない」と思ってしまっている人もいます。そして往々にして、変化を怖れじっと立ち止ってしまいます。
新入生のみなさんにお願いします。どうか立ち止らず、思い切って自分自身をこれまでとは違った環境に置いてみてください。そうすることで、自分の中に眠っている新たな才能に気付いてください。
人は学ぶことによって変わります。自分が変われば、違う世界が広がります。自分を変えたら、なんでもないことが面白くなり、それまで見えなかったものが目に入ってきます。世界が変わるのです。そして、それを成長と呼ぶのです。
卒業までには、きびしいこと、つらいことが数多く訪れると思います。私たち教職員一同、お預かりをした生徒さんを卒業に導くため、精一杯努力する覚悟です。どうぞ保護者の皆様方におかれましても、温かいご支援をいただきますようお願いいたします。
今日から始まる皆さんの高校生活が、輝きをもったものになりますことを祈念いたしまして、第十一期生を迎える言葉といたします。
平成二十三年四月八日
大阪府立枚岡樟風高等学校
校長 谷口 眞
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