平成25年度 大阪府立生野高等学校 第一回学校協議会 記録
 
                                        ○6月17日(月)15:30〜17:30
                                        ○同窓会館(時習館)多目的ホール
                                        ○記録 首席

・出席者 (協議会委員)   灰野寛  岡田敏彰  村井まゆみ  吉岡英治(欠席)
      (学校・事務局側) 校長  教頭  事務長  首席(2名)
                  総務部長  教務主任代理  進路指導主事代理
                  生徒指導主事  保健主事  自治会部長  図書部長

1 開会宣言

2 校長挨拶
授業の改善充実、生徒の自学自習力のアップ、より一層「規律ある進学校」に。
今年はGLSH初めての卒業生が出る節目の年であり、指定から3年の成果が問われる年。
委員の皆様の忌憚のない意見を頂戴したい。

3 協議会委員・事務局自己紹介(順次)と事務局長による資料確認

4 会長選出  → 恒例により、灰野寛氏を選出

5 協議 ← これより、灰野会長が議長に
(1)本協議会の実施要項と本年度運営計画について 
本協議会は本府の条例に則り設置【資料1の第1条】
本年度運営計画のポイント・・・「進学指導特色校として3年後に期待される成果と、それを実現す
るための方策について協議する」(平成25年度大阪府立生野高等学校学校協議会運営計画【資
料2】の『協議事項』の末尾)

(2)平成24年度学校評価報告書について【資料3】
昨年度最終の本協議会ですでにご意見もいただき、HPにもアップしているので、詳細省略。

(3)平成25年度学校経営計画について【資料4】
『1.めざす学校像』GLHSスタート時に作成したものを継承し、全教員と共有化を図る
これに基づく『2.中期的目標』7項目の設定
『3.本年度の取組内容及び自己評価』のポイント
@全教科が年間最低2回の授業参観
A評価指標として昨年60%だった生徒の授業評価の中の「現在行われている授業に満足」を
65%以上。(関連して府教育センター主催の「パッケージ研修」を取り入れた研修を実施し、
昨年度全HR教室に設置した電子黒板の活用を図る)
BSSH事業では英語による発表を奨励。
前年度協議会委員の意見を反映して、学校図書館の利用を促進。(探究活動やSSH事業の
活動内容と進路希望の関連度を60%以上としたい)
C前年度協議会委員の意見を反映して、学校図書館の利用を促進。
(探究活動やSSH事業の活動内容と進路希望の関連度を60%以上としたい)
D進学実績は概ね思うような結果が出せたが、より一層の向上を図る。
E学校行事の企画・運営をより生徒自身に企画・運営させる。
F「科学系クラブ連合」を活性化。(探究活動の深化・発展の受け皿とし、SSH再指定につなげる)
G様々な校内会議の時間を短縮化し、逆に教科会議を定例化して授業の充実につなげる。
H昨年度、残念ながら極少数ではあるが、体罰・いじめの事象があったので、これを皆無とする。

*ここで、まとめて1〜5の(3)に関しての質疑応答
○「遅刻が増えているとのことだが、その理由はどのあたりに? またこれを防ぐための方途は?」
「1年生の間は非常に遅刻は少なく、2年生になり学習意欲の低下とともに遅刻も増加。
3年生が最も多くなるが、受験に向けて帰宅はだいたい11時頃になり、その後メールのやり
とりをしたりして多分就寝は午前1時を回っているかもしれない。このあたりの意識改革が必
要と考える。」
○「生野高校の生徒は自転車通学が多い。時間に急かされての事故が心配。安全のためにも時間的余裕を持ってほしい。」
○「電子黒板の使用状況は?」
「少しずつ教員の使用が増えている。英語、古文、世界史などで使用例が増えている。」
○「電子黒板の授業での利用が始まってからの生徒たちの変化は?」
「電子黒板を使うと例えば理科などでは実験結果なども映像で出すことも出来るので、使用が増えてきて いる。十分活用して効果があれば、使用頻度もどんどんあがるであろう。」
○「学区撤廃に向けて広報の変化は?」
「堺市の松原隣接地域をターゲットの中心に。また旧3学区の弁天町や西九条周辺も通学時間は意外と 近いので広報したい。しかし、なんと言っても旧7学区、旧5・旧6学区に今まで通り本校の良さを PRして行きたい。そして、中学生には是非本校を訪れてもらって、本校の校風をつかんでもらいたい。」
○「生野は素晴らしい学校なので、生野のことを知らない中学生を減らすため、是非ともPRの充実を」

(4)進学指導特色校の取組について【資料5】【資料6】
平成23年度の取組に対しては、5段階の上から2番目の「A」の評価。
平成24年度の取組に対しての評価委員会がこの7月に行われる。
【資料5】はその材料である。3年間の総合評価が「C」の場合、再指定から除かれる。
同じく、進学指導特色校の取組について【資料7】
今年度の進学指導特色校教育活動支援事業取組計画書【資料7】
@語学力向上のための生徒海外派遣事業
A生徒を二日間英語漬けにするイングリッシュキャンプの取組
B卒業して間もない本校卒業生、特に海外経験に富む卒業生を招く「若きフロントランナーによる講演会」
C前年度初めて実施して好評だった授業「探究U」に卒業生の協力を依頼する「探究アドバイザー事業」
Dリーダーシップを育てる「リーダーシップ養成講習」
E「未来を見つめる講演会」
昨年度まで実施していた「英会話チャレンジ講座」は今年は実施しない予定。

*5の(4)に関しての質疑応答
○「探究やリーダー研修の内容は?」
 「探究Uでは、文理科とSSHの生徒が文系・理系に分かれて、その上で各教科にも分かれて、それぞれが 研究したいテーマを一年間かけて研究する。文化祭で中間発表、1月に最終の発表会を実施して、発表 能力の向上にも重点をおいている。」
 「リーダー研修では、本校卒業生で企業向けにこれらの研修を仕事としておられる方を講師に迎えて実施 している。前半はリーダーシップ講義、後半はワークショップで人に伝えることの難しさや重要性など を体験する。」
○「【資料5】の中の各学年の自学自習時間に対する自己評価が「C」であるのは厳しすぎるのでは?」
 「これはあくまで学校の自己評価。評価委員は総合評価される。」
○オーストラリアスタディツアーに保護者は行かせてやりたいのだが、子供の方は夏休みの部活動のほうを 取る。文化系の部活動に所属している生徒の方が参加者は多いのか?」
 「サッカー部からも5人ほど参加者あり。運動部からも参加者は多数。」
○「授業参観の出席者の数字はどうなのか?」
 「授業参観は5月と7月に実施。圧倒的に1年生の保護者が多く、5月の平日時はその後にPTA総会 があり、100名超の出席。7月は土曜参観なので、200名超の出席。」

(5)SSHの取組について
 本日配付資料の中にある「平成24年度SSH事業報告書」の冊子の6pを参照。そこの●印について本年度も継続・発展させる予定。また、英語での発表を生徒に強く働きかける。 本校のSSHは「探究」と「ミラクルチャレンジ」【別紙一覧表あり】が二本柱。「ミラクルチャレンジ」は高大 連携で実施(そのほとんどが夏休み)。また、全教員による取組、全生徒への還元をモットーとしている。 内容については報告書の13p以降に詳しく説明あり。

*5の(5)に関しての質疑応答
○「ミラクルチャレンジの生徒への参加割り当ては?」
 「その内容によって、優先順位を変えている。例えば、まずSSHクラス→文理科の理系→文理科全体→ 学校全体に募集」
○「人気のあるなしがあるか?」
 「実際その通り。」
○「各プログラムの選定はどのようにして行われるか?」
 「本校理科教員が獲得に奔走」
○「SSHクラスと文理科の理系の違いは?」
 「後期普通科合格者の中からSSHクラス40名を選抜。普通科だが、文理科の理科と同じカリキュラム である。」
○「SSHの取り組みに対しても、先ほどの進学指導特色校の取り組みに対するような指標や評価はあるのか?」
 「3年目終了の今年春に中間評価を受けた。ミラクルチャレンジの事前学習・事後学習をしっかり実施し、 単発ものにならない確かな取り組みであることを強調された。特に指標はなし」
○「探究・SSHと進路希望の関連は、昨年度はどうであったか?」
 昨年、SSHクラスの生徒の進路希望の関連性は、92.1%と非常に高かった。今年度、探究と
 進路希望の関連がどうなるか期待高。探究と進路希望の関連の調査は今年度末が初」

(6)来年度の教科書採択について
各教科において現在選考中で、第2回のこの協議会で一覧表を提示。

(7)学校協議会に対する意見書について【別途資料あり】
 専用フォームを1年生保護者宛てに7月初めに配布予定。出てきた意見で緊急を要する場合は、会長が当 協議会を開催する場合もある。昨年度は部活動指導について2件意見が寄せられたのみであった。

*全体に関しての質疑応答
○「安全で安心な学校作りという観点から校門の開けっぱなしはいかがなものか?」
 生徒が校内で授業を受けている時間帯は施錠はしていないが閉じている。本日は定期考査1日目であっ たので、午前中は閉門、午後は開門」
○「色々と物騒な事件が起こっているので、生徒の安全には本当に気を付けてほしい。」
○「本校は本当に素晴らしい取り組みを実践しているので、この素晴らしい取り組みを是非広く広報してほしい。」

6 閉会宣言

7 事務連絡
当協議会の第2回は10月末を予定。委員の皆様には事前に連絡し、日程調整させていただきます。 本日はありがとうございました。