建築設計競技(コンペティション)への挑戦
以前の記事で建築・グラフィックデザイン製図の授業の中で、
建築設計競技(以下、コンペ)へ参加している旨を書きました。
今回はその様子をご紹介します。

その前に、

コンペって?
コンぺとは、competitionの略で競争、競技会の意味で、建築分野では設計の競技会を意味します。
一定の条件に基づいて行われ、建築物や都市、公園や橋梁設計などその設計は多岐にわたります。
(Wikipediaより抜粋)
新国立競技場を巡ったニュースが世間を賑わしていたので、知っている人も多いかもしれませんね。

この "コンぺ" は建築を学ぶ学生にとって登竜門のようなもので、工学系の生徒も例にもれず挑戦しているわけです。

いざ、コンぺへ
とは言っても、工学系の生徒は他系の生徒に比べると専門に関する授業が少ないので、
今回挑戦している課題は建築入門コースになります。

中央工学校様主催の「夢のマイルームコンテスト」というコンぺで、
自分の「夢のマイルーム」を考え、頭の中のイメージを形にしていきます。
この "頭の中のイメージを形にしていく" ことは、ものづくりをする上でとても大切な力です。
工学系の生徒たちにはこういった力を身につけて、次の進路に進んでいってもらいたいです。

コンペ挑戦
作品完成に向けて頑張っている様子です。

工学系では、放課後や長期休み中にもこういった補習や講習を行っています。
生徒たち一人一人の力を伸ばすための取り組みをこれからも行っていきます。

さて、今回のコンぺですが、良い報告ができること祈りまして、このへんで。


はじめまして、工学系です。(その3)
工学系では、週に2日、7時間目授業があります。
そのうちの1時間、「高大連携」という授業についてご紹介します。

⬛︎高大連携とは
「自分を知り、将来のことを考える。また、社会のことを考える。
大学進学の意義についての基本的な知識を習得させる。」が、
この授業の目的です。(本校シラバスより抜粋)
ガイダンス科目として設置され、「座学」と「実習」の2本柱で構成されています。

・「座学」としての高大連携
 数学科や英語科と連携を図り、「学力の確保」を行います。

・「実習」としての高大連携
 1年次より大学への見学会をクラス全員で行います。
 「大学へ進学する目的」を考えることは、本校での学びをより有意義なものにし、
 また志望校の入試に向けて早い段階から準備することができます。

大学見学1
施設見学をはじめ、大学独自の取り組みや、キャンパスライフの過ごし方などの説明を受けました。

大学見学2 大学見学3
大学ではより専門的なものづくりを行っています。普段なかなか見れない研究室の見学もさせていただきました。
2年次は生徒の進路希望ごとに大学の研究室に1日体験させていただいています。


はじめまして、工学系です。(その2)
今回は工学系の授業内容について。

本校には工学系の他に機械系、電気系、建築系、グラフィックデザイン系と4つの専門系があります。
専門系ではそれぞれの専門に関する座学や実習などがあります。
生徒たちはそこで専門の知識と技術、そして社会に出るための姿勢を日々学んでいます。

では工学系では?

工学系は専門系に比べると専門の座学や実習は少ないです。
その代わりに大学への接続をふまえ、数学や英語・理科などの普通科目の授業が多くなっています。
しかし、一番の特徴はなんと言っても専門系4系の事を幅広く学べるところです。
教員も専門4系の出身者で構成されているので、生徒の進路に関しても幅広く柔軟に対応できます。

では、そんな工学系の授業風景を一部紹介します。

⬛︎建築グラフィックデザインコース製図
 道具の使い方から、建築・グラフィックデザインの基本的な知識と技術を学びます。
 最後には簡単な建築デザイン設計競技(コンペ)へ、自分でデザインした作品を出展します。
 AG製図

⬛︎機械電気コース実習
 溶接や材料実験(鋼材などの強度を調べる)、オームの法則にキルヒホッフの法則。
 機械や電気に関わる分野について学びます。
 溶接実習
 材料試験1  材料試験2


はじめまして、工学系です。
工学系では、大学進学をめざし、大学・企業と連携しながら勉強や資格取得に取り組んでいます。

まずは、これまで工学系が取り組んできた資格をご紹介します。

工学系で取り組んでいる資格
 全学年
  漢字検定4級~2級
  英検  3級〜2級
 1年次
  基礎製図検定
  情報技術検定3級
 2年次
  リスニング英語検定 3級〜1級
  P検(パソコン検定)4級〜準2級
  小型フォークリフト
  小型車両系建設機械(ユンボ)

資格取得の為の勉強は自学自習が基本ですが、
工学系では授業や放課後・休日などに生徒のフォローアップを行っています。

小型フォークリフト、小型車両系建設機械は休日を利用して講習会を行いました。
それぞれ学科1日、実技1日の計2日の講習を受けると免許が交付されます。
初めはうまく重機の運転操作ができなかった生徒も、講習が終わる頃にはスイスイ乗りこなしていました。
学科講習
学科の様子。朝から夕方まで重機の仕組みや法令について学びます。

実技講習1 実技講習2
小型フォークリフト実技講習の様子

ユンボ実技1 ユンボ実技2
小型車両系建設機械(ユンボ)の実技講習の様子