校長あいさつ

校長ブログ



校長 中原  徹  

【学校の基本方針】

いかなる国際情勢の中でも生き抜く人材育成
〜10年後、20年後を見据えた教育を〜



 ITの発達に伴うグローバル化が進んだ結果、地球上の人々が国籍や居場所を問わず、瞬時に情報交換をし、共に仕事や生活をする時代を迎えています。かつて発展途上国といわれた国々は、こうした時代の流れを早期に察知し、急速に発展を遂げ、かつて先進国といわれた日本を含む国々と、いまや肩を並べつつあります。

 2011年3月、これまで我々が経験したことのない大震災が東北・関東地方を襲いました。打撃を受けた日本経済を現状に戻すためには相当な時間がかかりますが、この間、世界のライバル達は当然成長します。つまり、震災から立ち直る日本の若者には、原状回復に加え、世界のライバル達の成長に負けない成長までもが求められるのです。

 グローバル化および震災からの復興に対応できる人材−それは、世界が求めるモノやサービスを開発・提供できる人材、世界から日本に人を集める能力のある人材、積極的に世界に出て知識や経験を積み日本に還元できる人材、つまり「世界基準で認められる人材」に他ならないと思います。

 本校の学校基本方針である「いかなる国際情勢の中でも生き抜く人材育成」の持つ意味を、いまここでもう一度確認しつつ、より一層時宜にかなった教育を実現していく所存でございます。


【基本方針実現に向けての三本柱】

1.進路指導の強化
 高校生活においては、将来の職業まで意識せずに、高校3年生の時点で無理せず届く進路をつい選択してしまいがちです。しかしながら、将来のビジョンを高校生各人が持ち、そこから逆算した高校生活を送ることが、国際社会で生き抜くためには必要になると考えます。和泉高校では、これまでも有意義な進路指導を行って参りましたが、世の中に存在する職業に関する情報提供、生徒が挑戦してみたいと思う進学への道筋の提示(受験指導も含みます)など、より効果的・戦略的な進路指導を行いたいと考えております。

2.自分の意見を堂々と言える能力の育成
 日本の大学受験勉強の良い点は、膨大な知識・情報を収集・分析・整理できる能力を養える点にあると思います。一方で、受験勉強で身につかない能力は、収集・分析・整理した情報・知識を基に、自分の意見を形成し、これを的確に表現する能力であると考えます。特に、言語・文化・宗教の異なる外国人に自分の意見を的確に伝えるためには、論理的で明快な意見と、相手の立場に立った上手な表現方法を持たねばなりません。和泉高校では、IMという授業、およびその他の授業・学校行事において、自分の意見を堂々と言える能力を身につけてもらいます。

3.得意技を身につける意識を持たせる
 先に述べましたように、今後の国際社会においては、高校卒業後、他の大学生と同じように大学生時代を過ごし、他と同じような20歳、30歳、40歳と年を重ねるだけでは、活躍することができなくなると危惧しております。それゆえに、和泉高校では、生徒が社会に出るために自分の得意技を磨いてもらう意識を持たせることにも力を入れたいと考えております。得意技の選定は、各人によって異なり、各人の能力・素養、周囲の環境等、様々な要因によって左右されます。理数系に強い、コンピューターが得意、語学に堪能、会計・簿記が得意、文章が上手、社交術がある、芸術・運動の分野で秀でた能力を持っている、すべて立派な得意技です。和泉高校は、専門学校ではありませんので、こうした各人の得意技をすべて身につけさせてあげることは不可能ですが、できうる限り、得意技の習得に助力し、かつ、進路指導においても、得意技を生徒にしっかり意識してもらうよう心がけます。