校長あいさつ


校長よりごあいさつ(平成29年度)

 貝塚高校は創立77年目を迎えました。総合学科としての貝高生も今年度14期生が入学しました。自立支援コースを設置した総合学科ならではの特色ある授業展開と充実したキャリア教育を通じて、これからの社会で活躍できる幅広い知識と、違いを認め合い、理解しようとするしなやかな感性を備えた人間性豊かな生徒を育成する所存です。

 今年度は、以下の3点の取り組みを学校経営計画に掲げました。

(1)「わかる授業、学力がつく授業、進路に結果をだす授業」のをめざした取組み
 本校にはHR教室すべてと多くの展開教室に最新のプロジェクターを備えています。その活用はもちろんですが、今までの伝統的な授業法と融合し、ユニバーサルデザインも視野に入れた授業展開ができるよう、教員間で研究・協議し、多様な総合学科の授業を一層充実したものにしていきます。そのために、今年度は全教員が相互に授業見学を行うとともに、公開研究授業を通して授業力向上のための研究協議を進め、デジタルとアナログのハイブリッド授業が実践できるよう、研修の機会を設けます。

(2) キャリア教育、人権教育の推進
「アクティブ・ラーニング」という言葉がよく聞かれるようになる以前から、本校はキャリア教育の一環として、その実践をしてきました。総合学科の必修科目である「産業社会と人間」、そして「総合的な学習の時間」を通して、人の意見を聞き、自分の意見を述べ、話し合い、協力する姿勢を育むことをめざし、各年次で取り組んでいます。また、「違いを認める、理解し、受け入れる」人権教育にも力を入れています。そのために、教員の人権研修も充実させ、さまざまな人権問題の理解に努めております。そして、自立支援コースの生徒と「ともに学び、ともに育つ」ことをめざしている本校は、自立コース生だけでなく、日々の学習活動に不安を抱える個々の生徒に寄り添い、みんなが安全、安心に学校生活を送れるよう努めてまいります。

(3)「自主・自律・創造」力と「協調・協働」力の育成
 年々趣向を凝らし、充実してきている体育祭や文化祭は、貝高生の高い能力を証明しています。また、近隣の幼稚園への出前授業、小学校への絵本読み聞かせ、中学生を招いてのクラブ合同練習など、地域の学校や施設との連携も数多く取り組んでおります。学校行事や部活動を通じて、つながることの大切さと、1人では味わえない連帯感、充実感を経験できるよう、そして自主的に生徒が活動できるように環境を整えることに努めます。また、自ら基本的生活習慣の確立や身だしなみを整える意識を持つことができるよう、日々の指導の中で呼びかけていきます。

 以上の取組みを中心に、生徒・職員ともに元気で、本校生徒として自信と誇りを持つ生徒を育成し、一層地域の皆様に信頼され、愛される学校をめざします。
 PTA、同窓会の皆様をはじめ、関係者の皆様には平素より本校の教育活動に温かいご支援・ご協力をいただいており、心より感謝しております。今年度もこれまで同様、よろしくお願いいたします。


平成29年4月3日

大阪府立貝塚高等学校長 中山 玲代

貝塚高校正門写真