マグネシウム : Mg

・Mg=24.3  《危険物第2類》

・銀白色の軽い金属で、軟らかい。テープ状、削り屑状、粉状などにして市販されている。

・湿気と徐々に反応するので、密閉保存する。

・空気中で燃焼し、白色の酸化マグネシウムとなる。このとき、まぶしいぐらいの強い光を放つ。   2Mg + O2 → 2MgO

・燃焼生成物が固体であり、質量の測定がしやすいので、質量保存の法則などの定量実験に用いられる。その際注意することは、生成する白煙を逃がさないこと、酸素が十分に供給されるように工夫すること、などである。

・るつぼの中で反応させたりすると、マグネシウムと空気中の窒素が反応した淡黄色の窒化マグネシウムが少しできる。

・二酸化炭素を含む気体中でマグネシウムを燃焼させると、二酸化炭素中の炭素が遊離してくる。同様に、二酸化硫黄中で燃焼させると、二酸化硫黄中の硫黄が遊離してくる。

・銅イオンなどが少量入った食塩水とマグネシウムを反応させると、水が分解され、水素が発生する。(水素発生用マグネシウムペレットとして市販されている。)