今回の大規模改修工事に伴う報道について(H24.12.7)

只今府教育委員会と協議・対処中

 今回、新聞、テレビ等で報道のあったアスベストの件につきましては、生徒、保護者の皆様をはじめ、各方面にご心配をおかけしました。この点につきまして深くお詫び申し上げますとともに、改めて発見から、その後の処置について、ご報告申し上げます。

 本校では、大規模改修工事を継続して進めております。
その一環として今夏に普通教室棟のアスベスト除去工事を行いました。この工事は法令に定められた手続きに基づいて行われ、アスベストの飛散にも十分注意を払い、空気測定の結果もアスベストは確認されませんでした。
その後、普通教室棟の外壁の改修、塗装工事が行われました。そのために、まず、普通教室棟の東側に足場を組み、シートを張り巡らし、さらに教室内に塵やゴミが入らないようにするために、窓を開けることを禁止いたしました。この点は、教室を使用する生徒の皆様にも周知しております。
 10月24日より老朽化で傷みの激しい各階の軒庇のボードを取り換える作業が始まり、ボードの取り外しが行われました。この時点では、アスベストの存在は学校側はもちろんのこと、工事施工業者、工事を担当する教育委員会施設財務課にも認識されておりませんでした。 
 11月17日に定期の空気検査(これは1年に1回行われるもので、今回、特別に行われたものではありません)で、検査担当者から軒庇にアスベストがあることが指摘されました。その際、露出している4階の軒庇に近い渡り廊下付近で、アスベストの小片(2㎜×5㎜)が落ちていることが指摘されました。
その後、学校より施工業者に、また施工業者から施設財務課に連絡を取り、アスベストの飛散を防ぐための応急処置としてすべての軒庇をビニールで覆うこととしました。
 校舎の図面には、軒庇にはアスベストが施されたことは記載されておらず、おそらく建築当時、教室の天井裏の梁等にアスベストを吹きつけた際、庇部分にも少量かかったものではないかとの説明を、施工業者から受けております。

 ビニールで覆う作業は、11月18日、19日で終了し、その後、直ちに労働基準監督署、堺市と対策を協議し、アスベストが露出している部分を密閉することといたしました。この作業は、生徒がいない休日の23日から始め、26日の午前中には終了いたしました。生徒と保護者の皆様には、この工事が終了し、安全が確認された27日に文章でもってお知らせしました。
 空気検査は11月17日(室内:最大で0.9本/L)と21日(外部:最大で0.056本/L未満)の両日行われましたが、その結果、測定されたアスベストの量は、いずれも大気汚染防止法の基準値(1リットル当り10本以下)より、はるかに低い数値でございました。
 今後のことにつきましては、現在府教育委員会と協議しながら対処しています。