大阪府立春日丘高等学校  
 
 
             

 

東北被災地訪問プログラム 現地速報

第4日目
 今日は気仙沼高校と交流を行いました。班別に分かれ、学校生活について討議しました。 アイスブレークも楽しく取り組み、さまざまな高校の生徒たちが積極的に意見を出し、最後には仲良く記念撮影をしていました。お見送りを受けた後、大阪に向かいます。


           
  ホストファミリーとお別れ   気仙沼高校校長先生より   グループ討議    
           
    グループ別に討論   グループ別に討論   グループ別に討論    
           
    全員で撮影会   お見送りを受ける   まだ傷跡の残る地域も    


生徒たちより

【1年 西村】
3日目は、民泊の人たちとお別れでした。朝、玄関の前で写真を撮り、学校に着いてからも撮りました。とてもお世話になったので、悲しかったです。 そのあと気仙沼高校に行きました。そこでは、班にわかれて、ペアの人の紹介をしました。紹介が終わってから、それぞれの学校の校則や魅力などを話しました。同じ大阪府でも全然ちがうルールがあったり、気仙沼高校とも同じようなルールがあったりと、いろいろなことを知れてとても楽しかったです。気仙沼高校では生徒が主体となって2ヶ月に1回くらいのペースで避難訓練が行われるそうです。普段の授業でも防災について考えたりしているそうなので、私たちももっと考えるべきだと思いました。また、同じ班の気仙沼高校のひとと仲良くなれたりしてとても嬉しかったです。このような繋がりを大切にしていきたいです。

【1年 中川】
今日、気仙沼高校の生徒さんたちと交流をして、コミュニケーションをとることの大切さや人と人とのつながりについて学べました。最初はグループに同じ学校の人がいなくてすごく緊張していたけど、話し合いとかをしていくうちにだんだん緊張も解けていきました。また、交流が終わる頃にはみんなすごく仲良くなっていて、またひとつ人とのつながりができていていいなと思いました。

【2年 井上】
今日は気仙沼高校の人と交流をしました。班ごとに別れて緊張をほぐすためにアイスブレイクをしました。そのためすぐに気仙沼高校の人と仲良くなれました。とても親切で安心できました。その後は自分の学校の特徴などをリストアップし、ほかの人と見せ合い、話し合いました。驚くことに春日丘以外は校則がとても厳しかったです。制服がなかったのも春日丘だけでした。春日丘以外にも気仙沼高校にも定時制があったことにもとても驚きました。北摂つばさ高校のスカートが改造できないようになっているのがすごいと思いました。自分の通っている学校以外のことはあまり知らなかったので他の高校のことをたくさん知れて、短い時間でしたがとても有意義な時間を過ごせたと思います。またバスに乗り込んでからも野球部や生徒会の人が走ってお見送りに来てくれてとても嬉しかったです。 気仙沼での滞在はホームステイをしました。北摂つばさが3人と春日丘が2人の男子5人で泊めさせていただきました。初めて東北の家にお邪魔してとても広く、隣に家が密集していなくて驚きました。大阪では考えられません。ホストの菅原さんはとても優しく、面白かったです。ご飯もとても美味しかったです。

【2年 深沢】
東北最終日は気仙沼高校との交流を行いました。被災した生徒さんとの交流ということで少し身構えていましたが、喋ってみると私たちとなんら変わらない高校生だったので安心しました。何よりもみんな優しくて、あたたかかったです。グループごとにゲームなどをして、すぐ打ち解けることが出来ました。それぞれの高校について交流した時には高校ごとに特色がみえておもしろかったです。気仙沼高校にはエアコンがない事にとても驚きました。避難訓練の話になった時には、気仙沼高校は生徒主体で避難訓練を行ったりその時の様子をビデオに撮ったりして取り組んでいますが、春日丘高校は特に話せるほどの特別な訓練や学習をしていないことに改めて気づいて、1回大きな地震を経験した高校として恥ずかしいことなのではないかと思いました。そして交流がおわる頃には何人か友達ができて、LINEも交換できて最高の思い出になりました。さいご見送りするのに走って追いかけてきてくれるのを見た時、来てよかったと心から思いました。

【1年 高橋】
最終日は気仙沼高校を訪れ、交流を行いました。最初は初対面ということもあり、緊張していましたがアイスブレイクなどを通して、徐々にその緊張もほぐれていきました。交流を行った際に、みんな非常に明るくて優しいなと、思っていました。これは偏見なのですが、震災を経験していると心のどこかに傷があり、消失感が彼らにはあるのではないかと、思っていました。ですが、そんなことは全くなく、失礼なことだったと反省しました。そんなことを考えていると、あっという間に時間が過ぎてしまい、高校をあとにすることとなりました。もっと話していたいと思い、来年の3月に行う親善野球試合を見たいと強く思いました。

【1年 竹村】
最終日は気仙沼高校の生徒と各高校の校則や行事などについて交流をしました。私の学校はあまり校則がないのですが、他の高校は校則が厳しいところが多かったです。また、大阪では津波を想定した避難訓練はしていませんが、気仙沼高校では行ってるようで、私たちもそれを見習って津波や地震の際、どこに逃げれば良いかを知っておく必要があるな、と感じました。今日の交流会のために気仙沼高校の人がアイスブレイクを考えてくれて、最初から良い雰囲気で交流を深めることができ、とても感謝しています。グループで話す中で仲良くなった人と来年も会おうと約束したので、この繋がりをもっと広げて、大きな繋がりになっていけるようにしたいと思いました。繋がりの1つとして、民泊ではご夫婦が2日間とても親切に私たちを受け入れて下さって、感謝してもしきれません。食事ではさんまのみりん漬けやホヤなどの海の幸を出して下さり、美味しかったです。

【2年 大森】
最終日は気仙沼高校の皆さんと交流をさせて頂いた。もちろん、春日丘が特殊なのもあるがそれぞれの高校ごとに特色があってまた来年も来たいと思えるような交流会だった。ひとつ、印象に残ったのは気仙沼高校は避難訓練の様子をビデオで撮っているという事だ。気仙沼高校は津波の被災はなかったものの、一時は避難してきた人が1000人余りいたという。やはり防災意識に差があるように感じた。

【2年 在田】
3日目は気仙沼高校との交流会がありました。気仙沼高校の生徒さんは皆さん気さくな方で、おもしろいことをたくさん企画してくれていました。各高校のあるあるについては、高校の特色が見られてとてもおもしろかったです。震災について、直接的な津波の被害はあまりなかったと聞きました。しかし、たくさんの人が気仙沼高校に避難し、寒いなか身を寄せ合って数ヶ月過ごしたそうです。カーテンを毛布がわりにするなど、高校生の発想力を最大限に発揮していて、すごいなと思いました。校舎が流されてしまった高校の仮設校舎をグラウンドに建てていたそうですが、去年に仮設校舎は移転したそうです。しかし未だにそのグラウンドは整備されておらず、使用できないと聞きました。このような現状を聞くと、復興はまだまだで、もっと協力が必要な状況だと分かりました。震災から8年が経ち、被災地から遠く離れている大阪にいると、東北はもう復興しているような気がしていました。しかし、今回自分の目で見て自分の耳で聞き、自分自身で体験したことで分かったのは、まだまだ復興には遠い、ということです。これは現地に来てみないと分からないことだったので、今回東北への派遣はとても有意義な経験になりました。

【2年 加藤】
最終日はまずホストファミリーとお別れをした。一緒にいた時間は本当に短かったけれど、沢山話を聞かせてもらったりしたりして温かな時間を過ごさせてもらったので、お別れは寂しかった。次はゆっくり会いに行きたいと思った。 その後気仙沼高校へ向かい、交流会を行った。同じ高校生とはいえど、被災した方々ということで少し身構えていた部分もあったけれど、優しく、気さくで安心した。短い時間ではあったが、各学校の特色や自分の学校を改めて知ることができてよかった。高校と一口に言ってもそれぞれに個性があり、随分違うのだなと感じた。特に最近は当たり前に成りかけていたけれど春日丘は相当変わっているのだと気付かされた。しかし、その他校との違いは決して悪いものではなく、むしろいいものだと感じた。もちろんただ校則が緩いことだけではなくて、それが自主、自立の上に成り立っているものであることも含めて。すごく誇れるものだと思った。 海の市では大好きな牡蠣を食べることが出来てすごく嬉しかった。普段食べているものより随分と大きく、滑らかで美味しかった。未希さんのご両親が過去3度津波を経験してもなお東北に住む理由はそれ以上に海から恩恵を受けているからだと仰っていたが、市場で食べたものも、民泊時に食べたものも本当に美味しく、納得した。

【2年 堀本】
最終日はホストファミリーとのお別れから始まりました。 ホストファミリーからは2日間で地域の話や震災時の話など多くのことを詳しく聞くことができ、さらに知識が身についたように感じます。食事も東北ならではの物を提供していただき口に広がる海の味は最高に美味しかったです。 被災地での民泊というのはなによりも大事なことで、これは震災を経験した人が生きている間に、ぜひ今を生きるすべての人に経験してもらいたいものだと強く感じました。 その後には気仙沼高校を訪れ生徒さんと交流をしました。初め緊張で体が固まってしまっていましたが、話しやすい雰囲気を作ってくださったり話しかけてくださって一気に緊張もほぐれました。それぞれの高校によって特色が違っていて聞いていてとても面白く、さらにはそれぞれの高校の課題点も見えてきたように感じます。気仙沼高校の生徒さんは明るく笑顔の方ばかりでとても素敵でした。写真も撮ってさらには連絡先も交換した生徒さんもいて本当にいい思い出となり、有意義な時間を過ごさせてもらいました。