塩化銅(U)二水和物 : CuCl22H2O
・CuCl22H2O=170.5 《医薬用外劇物》
・青緑色の結晶で、塩化第二銅とも呼ばれる。
・無水物(CuCl2褐色の結晶)もあるが、普通塩化銅といえば、塩化銅(U)二水和物を指すことが多い。
・水によく溶ける(100gの水に、0℃で 68.6 gの無水物が溶ける)。
・水溶液中では銅(U)イオンCu2+と塩化物イオンCl- に電離するので、電気分解すると陰極に銅が、陽極に塩素が生じる。
・メタノールに溶ける。この溶液を燃焼させると、銅の炎色反応(緑色)がよくわかる。
・湿った空気中では潮解しやすく、乾いた空気中では風解しやすいので、密栓して保管する。
・廃棄するときは、重金属イオン溜めに捨てる。
塩化銅(T) : CuCl
・CuCl=99.0 《医薬用外劇物》
・塩化第一銅とも呼ばれる。
・無色の固体で、水に溶けにくい。
・1価の銅イオン(銅(T)イオンCu+)を含み、空気中で酸化されやすい。