ミョウバン : AlK(SO4)212H2O

・AlK(SO4)212H2O=474.4

・一般にはミョウバン、またはカリミョウバンと呼ばれるが、正式名は硫酸カリウムアルミニウム十二水和物という。

・無色の固体で、水溶液から大きな八面体の結晶が成長しやすいので、結晶づくりの材料に用いられる。

・水にたやすく溶けるので、溶解実験の材料にも使われる。

・一般に、ミョウバンとは、M 2SO4M 2(SO4)324H2O(M ,M はそれぞれ一価および三価の陽イオン)の組成で表される塩をいう。ふつうのミョウバンはK+とAl3+の組み合せの塩であり、他に、黒紫色のクロムミョウバン(K+とCr3+の組み合せ)、淡紫色の鉄ミョウバン(NH4+とFe3+の組み合せ)などがある。

・濁った水に加えると、汚濁物質を沈殿させる働きをもつので、水の浄化剤として利用される。

・無水物( AlK(SO4)2)は、焼きミョウバンとして知られている。

  水100gに溶けるミョウバン無水物の最大グラム数  
 0℃ 10℃ 20℃ 25℃ 30℃ 40℃ 60℃ 80℃
3.00g 3.99g 5.90g 7.23g 8.39g 11.7g 24.8g 71.0g