最接近中の火星の画像
動画(2003年7月17日)
  火星の自転

MPEG1ムービー:4.65MB(50cm反射カセグレン焦点F12で撮影)
2003.7.17 0h40m〜4h21m
Vixen LV14mmにてアイピース拡大撮影し、Watec WAT-221Sにて撮影後、Victor GR-DV3000にて録画。
Canopus DV-Stormにてキャプチャーし、Storm Editで編集。

この日の火星は光度-1.9等、視直径19.5秒角であった。大接近の8月27日には視直径25.1秒角になる。
梅雨の晴れ間であったが、北の高気圧からの寒気が入ったためにシンチレーション(大気のゆらぎ)が大きい。
火星の自転周期は約24時間37分であり、時間の経過と共に火星の代表的な模様である大シルチス(地球のアフリカ大陸のような形)が移動してくるのが
わかる。また、上の白い部分はドライアイスや氷でできた南極冠で、時々、黒いすじが見えることから溶け始めていることがわかる。
なお、画像は天体望遠鏡で観察したときと同じになるように、上下が入れ替わっている。
また、撮影時刻は等間隔ではないので、画面右下に中央経度の数値を入れてあ
る。

静止画(2003年7月17日)
  火星の画像
2003.7.17 4h12mから約2分間撮影した動画より良像を選んでスタック(重ね合わせ)した後,ウェーブレット変換処理(天文ソフトウェアRegistax使用)。
画像処理により、火星表面の構造が見える。
火星の高度が低いために、大気の影響(プリズムのような効果)により火星の下部に青の色ずれが見える。

金星食(潜入) 
MPEG1ムービー:3.53MB(50cm反射カセグレン焦点F12で撮影)
2003.5.29 13h54m51s〜55m20s
Vixen LV25mmにてアイピース拡大撮影し、Watec WAT-221Sにて撮影後タイムインポーザーを経由しVictor GR-DV3000にて録画

金星を月が隠す現象であるが、新月直前(月齢27.7)の月は昼間の青空の中では見ることができない。強風の下、シンチレーションが大きかった。
日本では1989.12.2から13年ぶりに観測された。次に日本で観測できるのは2012年8月14日である。

水星の太陽面通過 MPEG1ムービー38秒間:6.4MB(10cmアポクロマート屈折F15+Watec社製WAT-221S)
2003.5.7 14h13m〜19h28m(日没18h47m)

次回に観測できるのは2016年である。
時々雨の降る曇り空の中、雲を通して撮影することができた。
14h40m頃と16h50m頃の動画を連続で再生している。黒点を基準とすると水星が移動していることが判る。

昼間の金星 MPEG1ムービー:5.08MB(50cm反射カセグレン焦点F12+Watec社製WAT-221S)
2003.5.2

シンチレーション(大気のゆらぎ)のために金星像もゆらいでいる。
金星は明るいので、慣れると、望遠鏡を使わずに肉眼でも青空の中に確認することができる。

土星(50cm反射カセグレン焦点F12で撮影)
2003.4.16 Pentax Or12mm アイピース拡大法 Fuji FinePix S2 Pro使用

木星(50cm反射カセグレン焦点F12+Philips社製ToUcam Proで撮影)

2003.5.1 20:20から2分間撮影した動画より良像を選んでスタック(重ね合わせ)した後,ウェーブレット変換処理(天文ソフトウェアRegistax使用)。
画像処理により、木星表面の微細な構造が見える。

木星 MPEG1ムービー30秒間:5.08MB(50cm反射カセグレン焦点F12+Philips社製ToUcam Proで撮影)

2003.5.1 20:20から2分間撮影したうちの、初めの30秒の動画。
シンチレーション(大気のゆらぎ)のために木星像が移動・変形し、表面の模様がぼやけることもある。