新旧大和川河床に見られる堆積構造
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大和川は,1704年に付け替えられる前は,築留(現在の柏原市役所前)から
北西〜北へ長瀬川,玉串川などに分かれて流れていた.

1 南(奥)から北(手前)への流れを示すトラフ(船底)型斜交層理
<旧大和川:大阪府八尾市久宝寺遺跡>

2 蛇行河川の特色を示す上方細粒化及び薄層化の堆積構造
<旧大和川:大阪府八尾市久宝寺遺跡>

3 流向を示すフォーセットラミナの測定
<旧大和川:大阪府八尾市久宝寺遺跡>

4 ポイントバーのイプシロン型斜交層理を呈する堆積構造
    バーが左(東)から右(西)へ発達している.
    右に見える土器は古墳時代前期のもの.
<旧大和川:大阪府八尾市久宝寺遺跡>
   

5 ポイントバー上に観察されるデューン構造(スケールは3m)
     東(左)から西(右)への洪水時の水流によって形成された.
<現大和川:堺市香ケ丘>

6 流向を示すインブリケーション(覆瓦状構造:中央の石の最大径4.8cm)
     水流の抵抗の少ない方向に面が向いている(水流は右から左)
<現大和川:堺市香ケ丘>

7 逆級化構造(写真のシャープペンシルは約11.5cm)
     部分的に上方に粗粒化しているのが見られる.
<現大和川:堺市香ケ丘>