自作地震計(下図)による地震記録(和歌山県橋本市北部で観測)

筐体と振子:鉄アングル,錘:真鍮丸棒,マグネット:廃品のスピーカーを解体加工 
上下動:固有周期約3秒
水平動:固有周期約5秒

記録はPC(パーソナルコンピュータ)で24時間の自動観測を行っている


 

<地震記録例(近地地震)>震源データは気象庁「地震月報」による
 記録は電磁センサーの特性から速度波形(地動の速度を表す)ことに注意
距離に応じてP波とS波の到着時間差(P-S時間)が伸びていくのがわかる

 

<地震記録例(遠地地震)>震源データはUSGSのPDE等による
 メキシコの地震はshadow zone(角距離102-143度)に極めて近い地震
 チリの地震の波は外核を通り抜けてくるため,S波が観測されない
(外核が“液体状”であることの証左)