■ 関西テレビ 高校生のための映像制作支援プログラム

第2回 オープンスクール@カンテーレ



8月19日に関西テレビ放送で催された「オープンスクール@カンテーレ」に私達かわち野高校放送部が行って参りました!
「オープンスクール@カンテーレ」は簡単に言うと放送局の舞台裏を紹介する催し物で、今回は前回の合同講義と違い、一般の方も多く受講されていました。


講義は計3時間、各分野1時間ずつで分かれています。
1時間目はテレビのセットなど目に見える場所をコーディネートする重要な役割を担う美術分野からです。

美術部門でメイクを担当する方は一般生活と違い、番組の雰囲気や照明の明るさによってメイクの仕方を変えるそうです。

ところで皆さん、セットってどれだけの時間で組み上げられるかご存知でしょうか?
実は30〜40分程度で完成してしまうのです!驚きですね。
何故、セット程の大きさのものを短時間で組み上げられるのか?その理由は予め完成させておいてスタジオで組み立てるだけだからだそうです。


(これを裏返すと…)



(電飾、小物を配置して完成!)

セットの組み上げを実演していましたが、あっという間に完成してしまいました。

次の授業は光と音を用いればどう変わるか?とういものです。
ゲストにお笑い芸人の銀シャリさんを招き、笑いとトークを交えていたのが印象的な講座でした。


大御所女優がテレビで顔全体が白っぽくぼやけているように見えるのを、一度は見たことがあるかもしれません。
それは写真のように照明を顔の下の置き、絶妙な角度で光を顔に合わせているのです。そうすることで、顔のシワが消えるんです。
使いようによっては真っ暗な部屋で懐中電灯を顔の真下から照らした時のような状態になるそうですけどね。(笑)

同じ曲を歌っていても光の演出があるかないかでどう変わるか比較しています。
初めは何もない状態で歌っていましたが、カラオケを歌っているように見えます…
しかし、写真のように光を浴びせたり、回転させると同じ歌を歌っていてもまるで紅白を見ているように大変貌。
光の表現しだいで、これだけ印象が変わるものなんですね。驚きました。


いよいよ最後の講座になりました。


最後は夕方のニュースでお馴染みの山本さんが東北の被災地へ今年2月から3月まで取材で訪れていた際のお話です。

今回、山本さんが取材した際に用いた機材はこれらのみですが、撮影には十分とのこと。
震災直後に訪れた時も機動性を優先してこの機材を持っていったそうです。

山本さんのお話に被災地の厳しい現実と明るい兆しがありました。


今回は日々、番組制作を影で支える裏方さん、現役ニュースキャスターの山本さんの貴重な意見を聞け、とても良い経験だったと思います。

この経験を生かし、今後の映像制作になお一層励んで参ります。

副部長