校長通信

1月10日(火) 晴れ
3学期始業式

式辞
今年は辰年なので龍に因んだ話でみなさんに思うところを伝えたいと思います。

◇ 「龍の子太郎」
 まんが日本昔話のオープニングテーマで流れる絵(右写真)でおなじみですが、どんな話か知っていますか?ある事情から龍の姿に変えられた母親とまだ乳飲み子の時に別れ、祖父母によって育てられた太郎がかしこく、人の心のわかるこどもに成長し、龍となった母の背に乗って、力を合わせ、わが身を痛めながらも岩を砕き湖の水を引いて村人の願いである豊かな田を増やしたという話です。

◇ 「龍の子太郎」は私たちの近くにもいる
〜新成人の姿から〜

「防災学び遺児に寄り添う」(毎日新聞より)
 関西大学2年の小島渚さん。3歳で芦屋市の自宅アパートで被災し父を亡くす。兵庫県立舞子高校(「環境防災科」がある)時代に四川大地震、インド洋大津波等の被災地で被災者と交流。大学入学後はあしなが育英会の留学研修制度でウガンダのエイズ遺児のための教育支援施設に3カ月滞在。6月に帰国後東日本大震災の被災地に向かった。「これから出会うすべての人を幸せにできるような人になりたい」と語る。

「人助けこそ恩返し」(読売新聞より)
大阪市立大学・医学部1年の池田祥平さん。
 3歳の時、半壊した自宅から母に抱えられて脱出。中学校教諭の母は、避難所で被災者の支援にあたる中、過労のため半年後に死亡。祖父母、伯母によって育てられた。成人式には祖父のスーツを着て出席。「母に助けられた命を、人の命を救うために役立てたい」と語る。

◇ 龍は私たちの心の中にいて経験を食べて成長します
〜ブータン、ワンチュク国王のことばより〜
 福島県の相馬市の学校を訪問したワンチュク国王は、被災地の子どもたちに次のように語りかけました。
 「みなさんは龍を見たことがありますか?」「私は見たことがあります。」
 「龍は私たち、一人ひとりの心の中にいます。私たちは『人格』という名の龍を持っています。龍は私たちみんなの心の中にいて、『経験』を食べて成長します。だから私たちは日増しに強くなるのです。どうか自分の龍を大きくすばらしく育ててください。」

◇ 今、必要な力
 昨年の3学期始業式、私はみなさんに国の累積債務や超少子高齢化の話をして、今日本の国は危機的な状況にある、みなで知恵と力を合わせて乗りきっていかなければならないと言いました。でも、その時、3月にあのような大震災が起こるなどと誰が想像したでしょう。
 以前学生に求められたのは今の社会に適応していく力でした。今は違います。どんな予測不能の事態が起きても、自分の頭でしっかりと考え、人と協力し合って解決していく力、人と共に生きぬいていく力です。そのために必要なのは、
 ○ しっかりと学ぶこと 
 ○ しっかりと人とつながる力をつけること 

 つらい経験を糧に、内なる龍を育てあげ、世の中のために学び、人のために生きようとする「龍の子太郎」の末裔たちの姿から何かを感じて、みなさんも懸命に生きていってくれることを望みます。


クラブ表彰式
男子ソフトテニス部
 第21回公立高等学校 インドア ソフトテニス大会
 男子個人の部 第5位
  坂本・中山ペア


生指部長より


「龍の子太郎」(C) 愛企画センター
毎日放送のWebページから引用








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