「コアカリキュラム」について

「コアカリキュラム」って何?

コアカリキュラムとは、これを見れば「柴島高校がどんな教育を大事にしているのか」が明確にわかる授業群です。

子どもから大人へとつながる変化の時期に、複雑に入り組んだ現代社会に「適応」できる個人としてのあり方を見つけることがまず必要となります。しかしそれと同時に、これからの社会を「変革」する意欲・知識・技能をもった市民としてのあり方を考えていくこともとても大切なことであり、公教育の中での大事な目的の一つだと考えます。個人であると同時に、集団を担っていくメンバーの一員でもあるということ。その感覚を言葉だけでなく実感として身につけていくことを目指してコアカリキュラムを作っています。

 そんなコアカリキュラムの内容を考えるときにヒントにしたのが、3つのキー・コンピテンシーと呼ばれる力であり、それがそのまま柴高コアカリキュラムのコンセプトになっています。

※:キー・コンピテンシー(Key Competencies) とは、OECD19992002年にかけて行った「能力の定義と選択」プロジェクトにより生まれた新たな能力概念。言語を運用する能力、他人と良い関係を作る能力、争いを解決する能力、人生計画を設計し実行する能力などが組み合わされた、個人の人生にわたる根源的な学習力

3つの「キー・コンピテンシー」とは

□ キー・コンピテンシーT= 相互的に道具(知識・情報)を活用する力

教科書“を”学ぶ、より、教科書“で”学ぶ
  ・論理的に思考し、対話を通して、発想・開発する力(PISA学力)
  ・情報処理力・「正解」から情報編集力・「納得解」へ

□ キー・コンピテンシーU= 多様性のある集団(社会・枠組み)で活動する力

  ・社会がどうやってなりたっているのか(回っているのか)についての全体性(空気)を常に視野に入れ(市民性・
   公共心)、感情を制御し“あえて”ルールを守る

  ・「どんな社会がいい社会だと思う?」を問い続ける。必要なら変える」
   ・「同じだから(一緒だから)安心する」から「違っていても信頼する」へ

□ キー・コンピテンシーV= 自分をコントロールし、自律的に行動する力

生活管理力(睡眠・食育)。時間・空間をマネジメントする力
  ・時間割作成の中で向き合わざるを得なくなる価値観の序列づけ(優先順位)
  ・「自己理解・自己決定に基づく人生設計」できる力


具体的な科目


  
■ ライフプランニング(1年次)
 自分と、自分をとりまく社会について考えます。特に自分とは何者か、そして社会とどのようにかかわっていくのかを客観的な視点でとらえることができるように目指します。どのような社会に自分がいて、その中で自分が何をしていきたいのか、その実現のために何が必要で、どういう道筋があるのか、そして他の人たちの思いをどのように受け止め、どのように伝えるのか。クラスでの授業や話し合いだけでなく、HR合宿や社会見学、また卒業生の話を聞く機会などを通して、自分の生き方を見つめるきっかけにしていきます。
  ■ Gプロジェクト(2年次)
 ライフプランニングで学んだことをふまえて、クラスの中でグループに分かれて学習。グループ内でのコミュニケーションをはかる力や、さまざまな資料を集めて分析し考察する力、そしてその内容をまとめて発表する力などを高めることを目標にしています。
 前半は秋にある修学旅行に向けた活動として、その場所の地理や歴史を含めて事前学習していきます。後半は企業の協力を得て、実際に形になるものとしての商品や企画を目指します。各グループでアイデアを出し、いろいろな条件にあうような工夫をした上でプレゼンテーションを行っていきます。
 この授業の中から生まれたものに、35期生企画の「ワハハ〜メロンパン(神戸屋との共同企画)」「水と親しむ〜水道水でほんまの美肌を手に入れよう!(大阪市水道局との共同イベント)」などがあります。
  ■ Kプロジェクト(3年次)
 ライフプランニング、Gプロジェクトをふまえ、今度は各個人でテーマを設定し、必要な資料を集め分析し考察を加えて、最終的に一人ひとり発表の場を持ちます。どのような観点から取り組むのかを明確にしつつ、中間発表などを通して他の人たちの意見やアドバイスをもらい、各自のアイデアを練り上げていきます。パワーポイントなども工夫し、聞いている人に自分の調べた内容や意見をわかりやすく伝えることを心がけプレゼンテーションをし、3年間を通して学んできたことのまとめとします。


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