グリム童話について

曽根 真由美


グリム童話・・・・子供の頃から絵本などを読んで知っていたグリム童話には、白雪姫・シンデレラ・眠り姫etc・・・がありましたが、ほとんどの内容は王子様とお姫様がハッピーエンドで終わっていくというようなものでした。

その理想が、ある本を読んで音をたてて壊れていきました。その本とは桐生操さんの書いた「本当は恐ろしいグリム童話」でした。今まで自分が知っていた夢のような内容とは裏腹にドロドロとした人間関係や残酷な拷問の数々、とにかくショックでした。しかし、そのショックと同時にグリム童話に対しての興味が沸々と湧いてきたのです。興味は次第に広がっていき、今まであまり本を読まなかった私に本を読むという楽しさを桐生操さんは教えてくれました。そして、その興味を生かして課題研究でグリム童話を調べる事にしました。

最初は自分のやりたい事や調べていきたい内容を、すぐ見つけることができて順調に進んでいると思いきや、実際のところでは、そのためには大量の本を読まなければいけないので頭の中はパニック状態になり、ただでさえ学校とバイトで疲れている身体はヘトヘトになり、しまいには本の読みすぎで右目に目ばちこができるほどでした。

でも、グリム童話を調べると決めた以上は最後までやり遂げたいと思っているので、できる限りの努力をしようと思っています。

今のところ、当面の目標としては、グリム童話の関係している本をできるだけたくさん読んでその頃の時代背景や、作者であるグリム兄弟について「なぜこのような童話を作り上げていったのか」などを調べていきたいです。今はその為の資料を探したり、その本を読んだりしています。

できれば、グリム童話から一つの話を選んで、色々な物語などを混ぜて一つの話を作りたいと思っています。今まで5回以上も文章が書き直されたグリム童話。いったいその中には何が待ち受けているのでしょう・・・。

グリム兄弟であるヤーコプ(1785〜1863)とヴィルヘルム(1786〜1859)は、行政司法官の子として、ドイツのハーナウという街に生まれた。1796年に父親が病死すると一家は貧乏の底につき落とされたが、兄弟は苦学しながら名門マールブルク大学を優秀な成績で卒業。その後はゲッティンゲン、ベルリンなどの大学教授職の傍ら、「ドイツ伝説集」「ドイツ文法」「ドイツ法律古事誌」などを次々に出版する。

このグリム兄弟によって、「グリム童話」が最初に発刊されたのは1812年のクリスマス。18世紀後半〜19世紀は、文学ではゲーテ、シラー、哲学ではカント、音楽ではモーツァルト、ベートーベンなどドイツ文化の絶頂期だった。過激な民族意識・愛国心の高揚を目指すドイツ・ロマン主義が起こり、ゲルマン民族の歴史、神話、伝説、民話などに対する関心が高まった。グリム童話集もそんな時代背景から生まれたのである。

1819年に発刊された第一版の売れ行きは順調で、その後、第二版(1819年)、第三版(1837年)、第四版(1840年)、第五版(1843年)、第六版(1850年)と出版され、第七版(1857年)がグリム生前最後の版となった。これまでの日本語の翻訳は、大抵がこの第七版に基づいている。

しかし一方でこの童話集は、「母親がこれらの物語を無垢な娘に顔を赤らめずに話してやれよるか」などと、同業者や批評家たちから批判された。それがこたえたらしく、その後、グリム兄弟は版を重ねるたびに童話集に相当手を加えている。一番気を配ったのは妊娠や近親相姦など性をほのめかす表現を徹底的に削ってしまうことだった。

童話に対するさまざまな新解釈が試みられていますが、中でも人気があるのはその精神分析的解釈だろう。

例えば「白雪姫」と継母の闘いは父親をめぐる母娘間のエディプス的葛藤だ。そこで私は白雪姫に目を向けてみた。すると様々な事が分かった。私たちが知っている話では白雪姫は継母に殺されそうになっているが、実はそれが実の母親だったり、棺に入った白雪姫にキスをする王子様が死体愛好癖だったりと残酷なことが多かった。私は色々な白雪姫の話を読みそのおもしろい部分をつなげ自分の脚色を加え一つの白雪姫を作ることにした。次からはその物語になっています。それでは白雪姫の始まり、始まり・・・

昔々、ヨーロッパのあるお城に夫婦が住んでいました。夫婦は大変仲が良く皆がうらやむような美男美女でした。しかし、結婚して10年以上がたつというのに、いっこうに子供ができる気配がありませんでした。

そのまま3年がたったある雪の日、お妃様がとうとう子供を身篭りました。その日の夜、お妃様は嬉しさのあまり眠ることができなかったので、自分の部屋で刺子をする事にしました。2時間ほどたったその時、

「痛っ・・・・」

誤って針を自分の指に刺してしまいました。やがて傷口から少しずつ血がにじんでいました。そこでお妃様は思ったのです。

「この空に降る真っ白な雪のような肌をして傷口から出た血のように赤い唇、そして窓の外に広がる黒闇のような黒髪を持った子供が欲しい。」

10カ月後

「オギャーオギャーオギャー」
「おめでとうございます。お妃様に似た可愛い女の子です。」

侍女の一人が、そう言いました。お妃様は、生まれた子供をそっと抱き上げるとまたとない喜びで心がいっぱいになりました。その時、お妃様は一つの誓いを心にたてました。

(この子は何があっても私が守る。)

そして子供は色が雪のように白かったので、白雪姫という名前を付けることにしました。回りにいた人たちは、お妃様の幸せそうな顔を見て安心しました。しかしこの時、後に起こるお妃様の不幸を誰が予測したでしょう・・・。

白雪姫が15歳になった日の夜、白雪姫の部屋から物音がしました。お妃様は心配になって様子を見に行くと、やはり白雪姫の部屋から物音がするのです。

「クスクス」

お妃様は恐る恐る鍵穴から、白雪姫の部屋を覗きました。するとどうでしょう。白雪姫が自分の夫、つまり白雪姫の父親と男女の関係になっていたのです。お妃様は、思わず顔を伏せてしまいました。

(まさか・・・なぜ・・・どうして?)

お妃様は何が何か分からないまま自分の部屋に戻りました。そのまま鏡台の前に座り、鏡越しの自分の顔を見つめました。

(知らない間にすっかり変わった私の顔)

その時でした。鏡の中の自分の顔がひとりでにしゃべり出したのです。

「かわいそうな私・・・あんた、あの子が憎くない?一緒に復讐する気ない?」
「えっ」

お妃様はびっくりしたのと同時に心の中に白雪姫への復讐心がわいているのがわかりました。しかし白雪姫は可愛い自分の子供、そう言い聞かせて自分の心を落ち着かせました。そして、鏡の中の自分に向かって言ったのです。

「私はあの子に復讐する気はありません。」
「鏡の中の自分はそう言って消えていきました。そうでもいいわ、いずれ復讐の時がくるから。」

その夜、お妃様はどうしても眠ることができませんでした。どこかで復讐心が疼いていました。消せば消そうとするほど頭から離れないのでした。そのまま朝がきて、とうとうお妃様は一睡もできずに朝食に行きました。そこには何もなかったような顔をした夫と白雪姫がいました。そんな二人を見たお妃様は、どうしても二人を許す事ができなくなりました。朝食が終わると、お妃様は何も言わず自分の部屋へ行きました。

「鏡の中の私、出てきておくれ・・・」
「やっぱりね。私には分かっていたよ。だってあんたは昨日の夜、魔女の顔つきになっていたからねぇ。さぁ復讐の始まりだ。」

お妃様は家来の一人を呼び付けました。

「あなたに一つお願いがあります。白雪姫を森に連れて行き、白雪姫の心臓をとってきなさい。」
「えっ何を言い出すのですか、お妃様。」
「何も聞かずにやって下さい。さもなければ、あなたの命にかかわることになります。」
「はっはい」

家来はびくびくしながら、白雪姫を連れて森へ行きました。

「私をどこへに連れて行くのですか」

家来は白雪姫の問いかけには耳を貸さず、森への道を歩きました。手は震えが止まらずブルブルと震えていました。そのまま一言も話さずに一時間ほど歩くと、家来はふと立ち止まりました。

「白雪姫様、私はお妃様に姫様を殺すように頼まれました。しかし私にはその様な事はできません。だから姫様、ここからどこか遠くへお逃げ下さい。誰も知らない所へ。」
「わかったわ。ありがとう。」

白雪姫は暗くなりかけた森をもっと奥まで進んで行きました。家来は白雪姫の後ろ姿を見送ると森の中で子鹿を殺し、その心臓を持ってお城に帰りました。

「お妃様、白雪姫の心臓を持ってまいりました。」
「よくやった。今からその心臓を塩ゆでにしてまいれ。夕食にいただきます。」

家来は冷汗をかきながらお妃様に頼まれた通り、心臓を持って台所へ行きました。塩ゆでにされた心臓は、生臭く人が食べられるようなものではありませんでした。しかし、お妃様はおいしそうに食べていました。その時のお妃様の顔は、まさに魔女そのものの顔でした。家来はすさまじい吐き気に襲われ、気を失うようにしてその場を去りました。あのお妃様の顔は忘れようとしても忘れられません。

その頃、白雪姫は森の中で歩き疲れて泣いていました。すると、遠くから家の灯りが見えました。白雪姫は灯りの方向へ走りました。もう辺りは暗くなっていました。何度も石につまずき転びましたが、必死で走りました。家の扉の前まで来て一呼吸おくと、思い切って扉を開けました。

「すみません。森で迷ってしまいました。よかったら泊めてもらえませんか。」

すると中から男の人が出てきました。

「そーか、可哀想に、こっちへおいで、お嬢ちゃん。」

白雪姫は恐る恐る中に入っていきました。すると中にはおじいさんから若い人まで、七人の男の人が住んでいました。

「私は実の母親に殺されそうになり、命からがら逃げてきました。お願いします。助けてください。」

白雪姫は、ふと自分の殺される理由を考えてみました。しかしどうしても分かりません。

(もしかしたら・・・お母様は私とお父様の事を知って。まさか・・・いや、でも考えられるわ。きっとそうだわ。でもここまで逃げてくればきっと大丈夫ね。)

男の一人がいいました。

「なぜ君のお母さんは、君を殺そうとするの?」
「きっと私の方が美しくなったのが許せないんだと思います。母は昔からきれいな方で自分が年老いて醜くなるのを嫌がっていましたから。」
「何?そんな理由で自分の子供を殺そうとするなんて、なんてひどい母親だ。可哀想に。好きなだけこの家に居るといいよ。じゃあ君の名前を教えてもらえるかな。」
「私は白雪姫よ。雪のように白い肌の姫よ。」
「よし、みんな。今は白雪姫の歓迎パーティーだ。」

その夜白雪姫はお母さんに殺されることなどすっかり忘れて楽しみました。白雪姫が朝起きてみると、テーブルの上にパン・牛乳・置手紙が置いていました。

『朝ご飯を置いてます。できれば片付けもして下さい。』

(はぁー何なのいったい?何で私がこんなことしなくちゃいけないの?)

しかし白雪姫は仕方なく、片付けをしました。夜になって七人の男が仕事から帰ってくると、家はすっかり片付いていました。

「白雪姫、これは全部君がやったの」
「そうよ。ここに住ませてもらうのでこれから私が家のことをします。皆さんは、お仕事をして下さい。」

(はぁー本当は嫌だけど、ここはネコをかぶっておこう。これからはこの汚い家が私の家になるし。)

白雪姫はこんな事を思いながら毎日家の事をしていました。そのまま一週間が過ぎたある日、とうとうお妃様は白雪姫が生きていることに気付きました。鏡の中の自分が見つけ出したのです。

「白雪姫は森の奥にある七人の男の家に居るよ。早く殺さなければまた・・・」

(早く殺さなければ、早く殺さなければ)

お妃様はいつの間にか自分にそう言い聞かせて白雪姫の元へ向かっていました。もちろん、ばれないために変装もしています。白雪姫は何も知らないまま昼寝をしていました。すると、トントンと誰かが扉を叩く音がしました。

「誰ですか?」

白雪姫が尋ねると、

「私は腰ひもを売っているおばあさんだよ。腰ひもをどうだい」
「いりません。」
「そんな事を言わずに、どうぞこの家のカギを開けて私を中に入れて下さいな。」
「それはできません。この家には誰も入れてはいけないと言われていますから。」
「じゃあ、あなたが外に来てみない?腰ひもをつけるだけでいいよ。」

白雪姫は内心新しい腰ひもが欲しいと思っていました。しかし、七人の男から家には誰も入れるなと言われていたので断りました。

「本当にいらないんだね。じゃあ他をあたってみるよ。」

おばあさんは立ち去ろうとしました。

「待っておばあさん。やっぱり腰ひもを付けさせて下さい。」

おばあさんは笑顔で白雪姫に腰ひもをつけてくれました。

「これは少しきつめに締めた方が、腰が細く見えるからきつく締めるよ。」
「ええ、いいわよ」

おばあさんは力いっぱいにひもを締めました。

「おっおばあさん、苦しいわ。少し緩めて下さい。」
「だめだめ、そんな事じゃお前を殺せないからね。」
「えっ」

白雪姫はおばあさんの顔をもう一度よく見ました。するとそれは紛れもなく自分の母親だったのです。母親の顔を見ながら、とうとう白雪姫は息絶えてしまいました。夕方になり七人の男達が帰ってくると、家の前には白雪姫が倒れているのが見えました。男達は大急ぎで白雪姫に近よりました。もう息がありません。

「白雪姫が死んでしまった。せめてベットに寝かせてあげよう。」

一人の男がそう言いました。七人は白雪姫をベットまで運ぶと腹に巻いた腰ひもを見つけました。

「なぜ腰ひもがこんなにきつく巻いてあるんだ。」
「可哀想じゃ取ってあげよう。棺桶にはその後入れてあげればいい。」

七人は力いっぱい結んであった腰ひもを取ろうとしました。しかし、きつく絞めすぎてなかなか取れません。一人の男がナイフで腰ひもを切ろうとしました。他の六人も白雪姫の体を傷付けないように腰ひもを切りました。するとどうでしょう。今まで止まっていた心臓が動きだしたのです。腰ひもをきつく絞めすぎて、心臓が止まっていたようです。

「ごほっごほっ」
「白雪姫、心配しました。よかった。」

七人の男達は手を取り合って喜びました。白雪姫は泣きながら話し出しました。

「私の母親は私が生きている事に気付いて私を殺しにきました。きっと生き返った事を知ればまた殺しに来るわ。どうしよう。」
「白雪姫、安心して下さい。私たちがきっとあなたをお守りします。」

やがて朝がきて小鳥たちが鳴き始めると、男達は仕事に出かけました。白雪姫はどうしても一人で家に居るのが怖くなり、仕事場まで付いていく事にしました。結局その日は何事もなく、一日が過ぎました。また次の日の朝が来ると、男の一人がこう言って仕事に出かけました。

「白雪姫今度は何があっても、決して家から出ないで下さい。」

その頃、お城では白雪姫が死んだと思っていたお妃様が、朝の身支度の為に鏡台の前に座っていました。すると、鏡の中に白雪姫の姿が映りだしたのです。

「白雪姫はまだ生きているよ。早く殺さなければまた・・・」

そう言って鏡から白雪姫が消えてゆきました。

(まだ生きていたのか。今度こそは殺さなければ。しかし、次はどんな手を使って殺そう。よし、あの手を使おう。)

お妃様はまたもやおばあさんに変装しました。次は腰ひも売りではなく、果物売りのおばあさんになりました。かごの中には、リンゴを入れる事にしました。もちろん毒リンゴです。しかし、リンゴの半分にしか毒を塗っていませんでした。

(これでやっと白雪姫を殺すことができる)

お妃様はお城からこっそり抜け出すと白雪姫の住む七人の男の家に向かいました。家の前に着くと扉をトントンと叩きました。

「すいません。私は森で果物を売るおばあさんです。今日のパンを買うお金もありません。どうかリンゴを買って下さい。」

白雪姫は男のいいつけを守り、家の中からそっと様子をうかがうようにして言いました。

「おばあさん、ごめんなさい。この家の扉は開けることができません。」
「そう言わずに開けて下さい。」

白雪姫はなぜかそのおばあさんが自分の母親のような気がしました。しかし、気付いたと悟られてはすぐ殺されると思い、

「おばあさん、帰って下さい。」

と言うと、

「お願いです。あっ、このリンゴを見て下さい。どうです、おいしそうでしょう?」

そのリンゴはとてもおいしそうに光っていました。

「もしかしたらそれは毒リンゴかもしれないわ。だからいらないわ。」
「そんなことはないよ。じゃ私が半分食べるから、残りをあなたが食べればいい。」

そう言って、おばあさんはリンゴを半分食べました。白雪姫は窓から半分のリンゴを受けとると、無意識のうちにそのリンゴを口にしてしまいました。リンゴを口に入れると同時に、白雪姫の体に毒が回り白雪姫は死んでしまいました。

「やっと白雪姫が死んだ。これで夫は私のものさ。へっへっへっ。」

お妃様はウキウキしながら、お城に帰りました。夜になって男達が帰ってくると、また白雪姫が倒れていました。今回は腰ひもも付いていなかったので、男達は本当に白雪姫が死んだと思い今度こそ棺桶に入れてあげることにしました。白雪姫は死んだとは思えないほどきれいな顔をしていたので、ガラスの棺桶に入れてあげました。男達は三日三晩白雪姫の棺桶の前で過ごしました。

「さぁ、もうそろそろ土の中に埋めてあげよう。」

一人の男が言うとみんないやいやながらも、森の中に棺桶を持っていきました。棺桶の入る穴を掘ると、七人は棺桶を中に入れました。その時、一人の男が棺桶を落としてしまいました。すると白雪姫が目を覚ましたのです。のどに毒リンゴが詰まっていたのですが、棺桶が落ちた勢いで口から毒リンゴが取れたようです。

「しっ白雪姫」

七人は白雪姫に駆け寄りました。

「私は今まで何をしていたの。」
「白雪姫、あなたは死んでいたのです。」
「あっ、そうだわ。私は毒リンゴを食べて・・・きっとあれは私の母だわ。」
「また白雪姫を殺そうとして許せない。みんなで復讐しよう。」
「それはいい考えだ。」
「よし、今から行くぞ。」

七人の男は白雪姫を連れてお城に行きました。家来たちは死んだと思っていた白雪姫が戻ってきたのでとても喜びました。

「お母様はどこですか。」
「お妃様は御自分の部屋で一人でいらっしゃいます。」

お妃様が一人でいるのを確認した八人は、お妃様の部屋に行きました。一人が部屋の外で見張りにつき、白雪姫は六人の男と部屋に入りました。

「お久しぶり、お母様」
「おっお前、生きていたの・・・なぜ?」

お妃様がびっくりして白雪姫に近づくと、部屋の隅に隠れていた六人が一斉にお妃様をナイフで刺しました。

「なぜ私が・・・」

これが最後の言葉でした。七人と白雪姫はお妃様の死体を森に捨てると何くわぬ顔でお城に戻りました。そして幸せ?に暮らしました。

お・わ・り

最後に、今回私は白雪姫という話を取り上げましたが、白雪姫は私が読んだ童話の中で一番好きなものでした。今まで知っていたものとはまた違った話を知っていくうちに、わいてくる興味を創作という形にしました。物語を書くのは初めてなのでうまく話がつながっていない所もあったりしますが、自分ではよくできたと思っています。

内容のほとんどは創作という形になっていますが、最初の目標が自分で白雪姫の話を作ることだったので満足しています。

論文を書いたことによって創作という楽しさに出合いました。物語りはあやふやな終わり方をしていますが、後は読んだ人が作ってほしいです。ちなみに私は一番得したのは妻が死んで、姫が戻ってきて嬉しがっている父親だと思っています。