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色について
柏木 理栄
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第一章 「色」って何? 普段はほとんど意識しませんが、私達はたくさんの色に囲まれて暮らしています。食べ物、着るもの、家具も家も、外に出れば空や海、木や花、ビルや車なども目に映るもの全てに色があります。私達にとって、あまりにも身近な「色」。そもそも色とは一体なんでしょうか?それぞれの色が私達の目に微妙に違って見えるのはなぜでしょうか? まず、色が見えるためには「光」「目」「物」の三つの要素が必要です。暗闇の中で色を見分けることは出来ません。色を認識するためには何よりも光が大切です。 一見何の色もついていないように見える太陽の光は、透明な三角すいを通ると屈折率の違いによって「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」と七色の帯に分かれます。空にかかる美しい虹も、空気中の水滴が透明な三角すいの役目を果たして出来る光の帯なのです。では「色=光」かというと厳密にはそうではありません。
つまりなぜ色が見えるのかというと、物に光があたると、物は特定の波長を吸収または反射してそれを私たちの目が色として識別するというわけです。例えば赤いリンゴは、長い波長の赤を多く反射して、それ以外の波長を吸収してしまうために赤く見えるのです。 第二章 色の見え方
周りの景色の取り入れ口は眼球です。その水平断面を上から見てみると図1のようになります。私たちには二つの目が有りますが、これは右目の方です。直系はほぼ22ミリの球でよく回転します。そして、視線をあちこちと自分が見たい方向に向けます。片方の目を閉じて、指でそっと触ってから、開いている方の目を左右に動かすと、指に動きを感じる。これが眼球運動です。 光が外から目に入ってくるとまず角膜を通過し、瞳孔、そしてレンズと呼ばれる水晶体を通ります。それから広い領域の硝子体を通って一番奥の網膜に到達します。網膜は厚さ4分の1ミリぐらいの薄い膜ですが、光を感じとる細胞(視細胞、双極細胞、神経節細胞、水平細胞、無軸索細胞など)がぎっしり詰まっています。神経節細胞から長い神経が出てこれが大脳まで伸び、眼球で取り入れた外の情報を大脳中枢に運ぶ、これが色の見え方です。 第三章 色の伝達 ある本に「色は情報の一種である。」と書かれてありました。情報なら正しく伝達されなければなりません。色についての情報を正確に伝えるためには、たくさんの言葉を重ねるよりも、具体的な一つの色の見本を実際に見せた方がどれほど分かりやすいものか、たいていの人が実感していると思います。色は目だけでしか感じとれないものなので、目で確認してもらうことが最も確かな情報の伝え方でしょう。このことに対して反対する意見はほとんどないと思います。 しかし逆に言うと、色は目だけでしか感じ取れないので、私たちは見てしまえばそれですべてが分かったように思いがちであるし、また自分の目で見たという事実に、時々恐ろしいほどの確信を持ち過ぎる傾向があるようです。 第四章 心理テストとその結果 課題研究の授業が始まってからの半年間、私はいろいろな本を読んできましたが、「はじめに」の部分でも書いたように、自分の研究に合った本がなかなか見つかりませんでした。しかしこの夏休みに、私の研究内容に最も合っている「ヒューマンカラー」という本に出会うことができました。
まずB2に黒を塗った私の性格は、「もっとリラックスを!」『いつもクールでいつもガンコなんですね。それはあなたの素晴らしいところでもあるし、反対に「人とよい関係を作って楽しくやっていく。」うえではあなたの限界になっています。自分の確固たる意志に基づいて、何でも真剣に取り組む努力家でもあります。いつも自分というものを第一に考えて、その気持ちを大切にしたいという思いにあふれています。でも逆に自分はこうしたいという気持ちにこだわりすぎてもいけません。あなたはなかなか豊かな感情を持っている人なのに、誠実で心の中は活気にあふれてるのに、なぜかガンバリ過ぎて発散しきれないでいる。その理由を周りに求めることもできる。あなたの方から変わることだってできるはずです。弱さを出してもいいんです。自分を柔らかくしていきましょう。』確かに友達が盛り上がっているとき私ひとり冷めてたり、少しガンコなところもハマってしまってたら時間を忘れるぐらい真剣に取り組むこととかは当たっているけれど、「ガンバリ過ぎと発散しきれない」っていうのは、「もっとガンバレばよかった」と本気で思うときはほとんどないし、それは違うなと思いました。でも周りの人に弱そう見せたくないっていう気持ちが強くて、悩み事があっても「人に言ったからって決めるのは結局自分やん。」と冷めてたり、誰にも相談しないってことは多いなと考えてしまいました。 次は大平雅美さんが書かれた「カラーメッセージがあなたを変える」から二つのテストを紹介します。
まず色鉛筆のセットを用意し、図3の円に自分の今の気分にふさわしい色を自由に塗ります。一色でも複数の色を使っても、丸や四角やストライプなどの簡単な模様を書き込んでも構いません。そして、私の結果が図4です。いろいろな結果を紹介していくと、
私の場合は、5と7と9と11の組み合わせです。詳しく説明すると、5暖色と寒色は暖かいと冷たい、陽気と陰気、興奮と沈性など全く正反対のイメージ。一つの円の中に相反する色相が存在するということで、「アクティブでハイな状態」と「冷静で沈着な状態」の両極性の気分を行ったり来たりしているといえます。だからといって支離滅裂というわけではなく、適度にバランスがとれています。ただ、何を考えているのかはわかりにくく見えるかもしれません。11星の模様は人生の目標をあらわします。中でも、真ん中に一つの星を書いた場合は、目標に到達した、または到達しつつあることを示します。そして黄色は、これまでの努力を象徴しています。 このテスト受ける時「今の気分にふさわしい色っていわれても」と少し戸惑ってしまいましたが、昨日の私、今朝の私、今の私…と順番にどんなことがあったかな、とゆっくり心を落ち着かせてみると、いろいろな気持ちがこみ上げてに来て一気に塗ることができました。 しかも、私にしてみればこのテストは正確です。朝は落ち着いていることに対し、文化祭の準備などで、夜遅くまで学校に残っているときは、自分でも何を話しているのかわからなくなるくらい気分がハイになることがあります。また楽天的でもあり、物事をあまり深く考えないし、つい先日就職の内定が決まり自分の中の目標に達することができました。 では、二つ目のテストに移ります。
図5のイラストの人物があなただと仮定します。そしてストレスを感じている状態、例えばハードな仕事の後、育児の最中、家事の後など想い浮かべてください。(実際にストレスを感じた直後に行うと正確な判定ができます。)そのときのあなたの気分を色でイメージすると何色ですか?図6の<カラーチャート>の色の中から、最も近い色をABそれぞれ選んでください。 Aは自分の体に近いあたりの気分。Bは少し離れたあたりの気分という感覚で色を選び分けます。AB同じ色でも結構ですが、各一色に決めてください。 このテストの場合、Aは自分の体に沿ったエリアなので、自分の本音や深層心理を表します。Bは自分の体から少し離れているため、他人からはどう見られているかを表す色だそうです。 ここでは図6の<カラーチャート>をもとに、次の四つのタイプに分類しています。
ちなみに私自身、あまりストレスを感じることはないにも関わらず結果はA=4 B=3でした。 このテストの結果が必ずしも正しいというわけではありません。でも色鉛筆で少しずつ色を塗っていくうちに、気持ちが落ち着いてくることだって少なくありません。この論文を読んでいる方も、暇つぶしに試してみてはどうでしょうか?あなたの今の心理状態が見えてくるかもしれません。
第五章 人は色から記憶を呼び起こす 人は第一印象をどのくらいの時間で決めているかというと、5〜20秒、どんなに長くても1分以内だそうです。 こんなわずかな時間が、その後のコミュニケーションの度合いを決める。大げさすぎるかもしれませんが、言ってしまえばこれが「勝負の時」なのです。 第一印象の内容は普通、会見55%、話し方や態度38%、話の内容7%とされているそうです。 外見とは姿形のものではなく、洋服や髪、メガネといった視覚的な要素、つまり服などの色や形が似合っていたり、綺麗だったり自分の好きなものだったりという見た目の雰囲気のことです。 顔そのものは、会って一週間以内に忘れるという報告があります。「整った顔立ちだった」とか「優しそうだった」などのイメージはあるのですが、はっきりとは覚えていられないそうです。 ところが、色に関しては記憶ははっきりしている確率が高いのです。言い換えれば、初対面の人を思い出すときは「色」から記憶を呼び起こすことが多く、第一印象の一番のカギは「色」ともいえるのです。 また色は多くの人に一番理解しやすい、共通の視覚的特徴でもあります。たとえは悪いかもしれませんが、指名手配犯の報道などでも「ネズミ色のジャンパーに黒いズボンの男の行方を追っています。」など、色を用いて説明することが多いです。間違っても「怖い顔をした…」などの表現はありません。 このように色は、思ったより強烈な印象を残すものです。色を味方につければ、つまり似合う色を見つけられれば、自分の魅力が数倍もアップすることは間違いないと思うのです。 第六章 色について 色は私たちにとって身近な存在である。周囲の至る所に色がある。目を開けるとそこにすでに色がある。太陽が地球を照らしてくれることで私たちの目には、いつも色という「情報」が入ってくる。いつどこでも色を経験しているし、また楽しんでいる。だれしも「ピンクの服を着たい気分」とか「シルバーのアクセサリーをつけてみたいな」と言うときがありますよね。ふとした時に、色に心動かされ、知らず知らずのうちに、心を色で表現します。 私も心理について研究するまで、色彩のことをこれほど深く考え、これほどまで色が人間の心と切り離せないものとは知りませんでした。人の心の状態は、とても正直に色の選び方に現れます。 色が見え、活用でき、役立つのは地球上に光が豊富にあるからですが、私たちの目に色を見る仕組みがあるからこそなのです。これがないとどうにもなりません。現に、犬、牛、馬など多くの動物は、豊富な光にもかかわらず、灰色の世界に住んでいます。それは色を見る仕組みがないからです。でも人間はそれを持っている。このことをぜひ知っておいてください。目さえ開ければ外の景色が見え、色が見える。一見、何の努力もいらないようです。だからそのことを特別のこととは感じません。しかし本当は、眼底に並ぶ数億もの細胞が光を受けて働き、色の情報を生産し、大脳に運び、ふたたび数億の大脳細胞がそれらを処理し、解釈しています。四六時中ずっと。それで色が見えるのです。 色を上手く利用し、上手に付き合っていければ、今までと少し違った、新しい自分を発見できるかもしれません。 今まで着たことのない色の服にも一度挑戦してみてはどうですか?意外と似合っているかもしれませんよ。 |
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