校長より

「夢をカタチに!」

学ぶチカラ、頑張るチカラ、人間関係づくりのチカラ、自分を表現できるチカラ、 この4つのチカラを在学中に身につけ「夢をカタチに」することのできる生徒を育成します。



平成29年度・入学式式辞

満開の桜が新入生のみなさんの入学をお祝いしています。

鶯の鳴き声が響き渡る今日のよき日に、第39回入学式を挙行いたしましたところ、 公私共にご多用の中、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜りまして誠にありがとうございます。 高いところからではありますが、厚く御礼申し上げます。

ただいま入学を許可された210名の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。 みなさんが、自らの可能性にチャレンジする大切な場としてこの岬高校を選んでいただき、本当にありがとうございます。

保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。 私たち教職員一同は、皆様のご期待に応えるべく、精一杯の愛情を持って、 新入生のみなさんを育んでいく覚悟でございます。 生徒のみなさんは入学後、あの長い階段を昇って登校します。 卒業までには厳しいこと、乗り越えなくてはならないこともあろうかと存じます。 保護者の皆様のご支援も、今しばらくの間、必要でございます。 本校の教育活動に、ご理解とご協力を賜りますよう、どうかよろしくお願いいたします。

さて、岬高校は昨年度からエンパワメントスクールとして、新しくスタートしています。 新入生のみなさんは、岬高校三九期生であるとともに、エンパワメントスクールの二期生となります。 エンパワメントという言葉には、力を引き出すという意味があります。 その意味のとおり、みなさんの力を引き出していくのがこの岬高校の大切な役割であると考え、 そのための活動を行っています。

特徴のある活動をご紹介します。 まず、毎朝10分間の時間を設け、学習する姿勢をしっかり作るとともに、将来について考える時間とします。 また月曜日から金曜日まで、毎日午前中に国語・数学・英語の授業を30分ずつ行います。 「継続は力なり」という言葉がありますが、毎日少しずつ努力を続けることによって、 基礎的な学力をしっかりと身に付けてください。

公立高校の入学者選抜試験においては、昨年度からアドミッションポリシーが導入されています。 みなさんは、岬高校があらかじめ示した「求める生徒像」、「期待する生徒の姿」を参考に 岬高校への受験を決断し、自己申告書を作成されたと思います。 ここで岬高校が求める生徒像を今一度ご紹介いたします。 「熱意を持って高校生活に取り組みたいと思っている生徒」 「基本的な生活習慣が確立しており、まじめにコツコツと基礎・基本を身につけたいと思っている生徒」 「専門系列のいずれかに強い興味を持っている生徒」です。 みなさんは、ご家庭の人や、中学校の先生のご指導のもと、 このアドミッションポリシーに基づき、それぞれの岬高校に対する思いを 綴っていただいたことと思います。その努力の結果、今この場所にいます。

みなさんの力を引き出すためには、何よりもみなさん自身の「成長したい」という気持ちが大切です。 自己申告書に書いたことについては、入学後も思い返していただき、くじけそうになったり、悩んだりしたときに、 今の気持ちを思い出す材料としていただきたいと思います。

岬高校の長い階段の始まりには、看板があって、そこには「やれることをやるしかない。やれることをすればいい。」 と書かれてあります。 みなさんにできることとは、まず毎日門を通り、一段一段 階段を昇って学校へ来ることです。 それがすべての基礎基本です。そのことを継続していくことで本当に大きな力となります。 この3月、36期生が卒業されましたが、その中で、3年間1日も休まず登校した生徒が、8名おられました。 日々の努力の結果は3年間積み重なると、びっくりするくらいの成果となります。みなさんにもできます。

今日からの岬高校での生活が、みなさんにとって、楽しく、そして実り多いものであることを願いまして、 入学式の式辞といたします。

平成29年4月10日

大阪府立岬高等学校
校長 濵﨑 年久


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