平成22年度第1回学校協議会

日時 : 平成22年9月27日(月)

場所 : 長尾高校 図書室

協議会委員(敬称略)

名前 職名
相原 里美 関西外国語大学国際言語学部講師
田尻 文雄 平成22年度長尾高校PTA会長
居森 純 大阪府警察学校講師
北垣 学 枚方市立長尾中学校校長
山際 文則 京セラミタ株式会社枚方工場長
旭 正則 後援会会長(前PTA会長)
平山 正治 大阪工業大学情報科学部教授
丸山 正雄 わらしべ園理事長
協議会の様子

平成22年度 第1回学校協議会議事録

                                              平成22年9月27日(月)

1.校長挨拶
     ・ 昨年度の学級増にともない平成26年度までに対応する必要がある。


    ・ 私学経営的な取り組みではなく、公立学校も特色づくりが必要。

     ・ どういう生徒像を求めるか。→「いい子」とは学力・社会規範などを身につけさせて、
       現状
をベターとするのではなくベストにもって行くことが大切である。

     ・ 学校経営では、広報活動の一環として地域との連携も必要である。
             例えば、「わらしべ園」での35時間の実習(欠席が多ければ問題外)。
           「京セラミタ」のような企業に社会奉仕として生徒を送り込めないか。

     ・ 教員の資質向上にどう対処していくか。社会の変化に伴った中身の充実を求めたい。

     ・ 地域の連携について協議員の方のアドバイスをいただきたい。

     ・ 形にあらわれる変化として「標準服」を変える案も持っている。




2.出席者紹介(教頭)

 座長選出   Y教諭

     ・ 次回に今回の指導事項に対して返事をできる形にしたい。

     ・ クラブ活動の実績報告
         軟式野球部  ベスト16    / ソフトテニス部      近畿大会に出場
       陸上競技部  近畿大会に出場  / 女子バスケットボール部  西地区1位    など



3.報告;

1.「専門コース」の設置と教育課程の検討(Y教諭より)



  資料説明

  (進路状況)
     ・ 35期生の4年制大学への進学率は5割を超えたが、専門学校への進学率は下がった。

     ・ 36期生の4年制大学への進学率は5割を超える様子だが、専門学校への進学率は増える様子である。

     ・ 31期生は一般入試まで頑張る生徒がいたが、最近はそこまで頑張る生徒は減ってきた。

     ・ A0入試と文化祭がぶっかっている現状がある。

     ・ 塾に行ってAO入試の相談をしている。AO決定後も塾に行き続ける生徒がいる。

     ・ 家に近い、気に入るなどで大学を決める生徒が増えてきた。

     ・ 一般入試まで頑張る生徒が減っている。

     ・ 夏休みの補習になかなか参加しなくなってきた。

     ・ 専門コース:周辺では枚方津田高校、交野高校、長尾高校が実施。

     ・ 31期生から2期制を実施してきた。 

     ・ 「勉強」と「行事・部活」の2本柱。

     ・ 以前は「人文社会」は70〜80人ぐらいしか選択しなかったが、最近では、半数の生徒が
        選択するようになり質の維持が課題となっている。だから、専門コースとして分けた。


     ・ 150人の底上げをしないと学校は変わらないという意見もある。


 N教諭
     ・ 部活行事と学習の両立を図るために研修会を行った。

     ・ その際、7時間目の是非も話し合った。(学校の評判は上がるが、実際は6時間目の授業がしづらい)

       ・ 
各教科の希望単位数を集約して、再度検討してもらうつもりだ。



       ・ 1年と2年で単位の希望が多いので、12月に調整していく。

       ・ 平日6時間授業と土曜日授業も考えている。

 (質疑応答)

  
I 委員   新カリに向けて、内も外も変わっていく気があるのかと問われると思う。
          ここで変わらないと変われないのでは?


  K委員   関関同立の系列校もでき、そこに進学する生徒が増えると思ったが、
         家から近いところや経済状況から現実的な大学を選んでいる。私学進学者の率は変化ない。
         7時間目も授業をすると、50分間授業に集中できないことはよく理解できる。小中連携を実施しており、
         小学校の様子が分かり、クラス分けも中学でしやすくなった。合同研修をしたが、
         小学校ではとても細かく指導する。生徒指導は中学校の集団での指導を伝えている。
         小学校の先生が中学校で授業をした。中学校の陸上部の生徒を、小学校へ連れて行って宣伝した。
         小学校のお祭りに中学校のブラスバンド部がオープニングの時に参加した。
         中学校の職場体験学習を行うため、長い時間をかけて中学校の教員が開拓した。


  H委員   大学でも,普段は学生は家で勉強しない。AO入試の入学者の成績が悪い。
         専門コースで「人文社会」を作るということだが、「理系」がないのはどうしてか?
         7時間制を実施されるということだが、大学で90分×5コマも集中できない学生もいる。


  Y教諭   本校では自然科学系で理数科目はすでに少人数授業が実施されており、
         「文系」のテコ入れが必要だと考えたからです。



  Y委員   理系 170人  文系 40人  採用  京セラ
         理系  50人  文系 12人  採用  京セラミタ

         京セラミタの理系出身者の50人のうち、6割が大学院卒である。

       大学院に行かなければ、良いところへ就職できないという流れがあるのか。
         高学歴化の問題だと考える。Iさんか言われた「覚悟があるのか」がキー・ワードだ。
         企業では「現状」をきちっと見据えた上で、課題を発見・解決し、「あるべき姿」を見指すという
         ロードマップが必要だ。

         「長尾高校はどんな学校になりたいのですか?」という課題を見据えた上で、
         具体化できるものを上手くアレンジしてほしいが、クラブ活動と関関同立への進学は両立するのか?


  校長    教育界は結構アバウトで、単年度の数値目標は置きにくい。
       関関同立への進学率を数値目標に置くのがよいかどうか、葛藤がある。
         Yさんのご意見は今一番考えねばならない問題の一つだと考える。
       本校の特色は、自覚的に考える行事が多いこと。

  M委員   7時間目に授業をするか、どうかが問題だ。具体的にはその質と量はどうするのか。
       子どもが3か月間の研修を経験して、大学生活は甘かったと感じ、「目標は大事だ」と言っている。
         7時間目に長尾高校がチャレンジしてはどうか。そして失敗したら「課題」が見つかると思う。
         福祉の世界でも、キャリアパスの要件を考えている。この機会を利用してほしい。

  Y委員   普通科高校を卒業した生徒は「不利な条件」で入ってくるのに会社では
         リーダーとして活躍している人も多い。普通科の生徒が、とのように高校生活を送ったのかを
         考える必要がある。高校生活での良い点として、どのような高校生活を送ったかを考える必要がある。
         進学一辺倒のベクトルがいいのか。


  T委員   大学へ進学する生徒が増えているのは景気に左右されているからだと思う。

  A委員   大学で何がしたいかわからないし、大学へ行かないと就職がない。
       関関同立へのブランド志向があり、就職は確かに良い。また、関関同立へ行きたければ
         私立が近道だと考えられる。私学はその特徴を上手く持たせている。

         7時間目の授業を行う時も、「目的」と「ゴール」がはっきりしていれば、
         生徒は食いついてくると思う。目的がはっきりしないと、勉強は面白くないと思う。

       私学はその気持ちを上手く持たせている。

  校長   校内のシステムとして出口保障をする必要がある。

  I委員   「新カリ実施を機会に長尾高校も変わらなければ」と考える。

  A委員   「関関同立の冠がつく高校や早大の系列高などの付属校に入れたい」と保護者は
          考えると思っていたがそうではない。家から近い学校や経済状況から現実的なところを
          選んでいる。特に専学で推薦入試を受ける生徒は増えると考えられるが、
          求められるものは変わらない。


  Y委員   長尾高校とは付き合いがある。北山祭にも生徒は来てくれ、その時のバザーも好評だった。

  H委員   地域連携には人、金、モノのリソースと施設が大切。長尾高校の情報を外に向けて発信するといいのではないか。

  I委員    「勉強しない理由」は何か? 自発性がなくなってきた。だから地道に努力を積み重ねていかないと
        チャレンジは難しい。自発性を支えているのは耐えるということだ。自分を見つめる力、自己抑止力、
        自らを鼓舞する力、共感力など、人間関係を上手くつくるためには人の気持ちを汲み取る力が大切。





2.長尾高校の現状と保護者・地域から本校へ期待すること


  F委員   32期生と35期生の時、長尾高校にお世話になった。32期生の長女は家から7キロ離れてい
         長尾高校に通っていた。公立高校で学びたかったからだと思う。
         女子バスケットボール部に入れても
らって、しんどいけど友だちがたくさんできたと言っている。
         35期生の次女も枚方1中から1人だけ長尾高校に入学したが、女子バスケットボール部に入り、
         しんどいと言いながら鍛えてもらって喜んでいる。高校時代はとても楽しそうであった。
         長尾高校は駅から遠くて、市外から通いにくいので、枚方市内からの入学者が多くなると思う。
         とても前向きな人が多い。消防団が中学校で救急講習をしたが、乗りがよく後で挨拶もしてくれる。
         そういう生徒が長尾高校に来る。乗りが良い中知友学校。他の学校でもしていない校外補導を
         PTAと教員で実施しているのは珍しい。退学者が少ない。親にしてみれば、せっかく入った高校を
         責任を持って卒業させてもらえるのは有り難い。
         とりあえず「高校」へ、とりあえず「大学」へという生徒が多い。


  T委員   クラブ活動に打ち込み疲れて寝る。これが長尾高校の方針かなと思った。
         きちんと挨拶をする長尾高校の自慢は「生徒」です。


  校長   教師が変われば、親も変わる。生徒も変わる。こういう状況をどのように生み出していくか。
         今日は、いろいろな「キー・ワード」を頂きました。今、座長の方からまとめてもらいましたが、
         今後の協議会にご報告できるよう、実践に生かしていきたいと思う。大きな行事は
         終わってしまいましたが、行事などで「生徒の姿」も見て頂きたい。





2009年度2月の学校協議会






学校責任者   梶原 一憲(校長)

事務局       湊 祥(教頭)    大川 雅也(事務長)    その他本校協議会事務局員