平成22年度 入学式 式辞
春うららかな本日、大阪府教育委員会ご代表をはじめ、多数のご来賓並びに保護者の皆様のご臨席を得て、平成22年度、本校、第28回入学式を挙行できますことは、私のみならず本校教職員のひとしく喜びとするところでございます。ご臨席ありがとうございます。また、皆様方には、平素より、本校教育活動の推進に格別のご理解とご支援を賜り、この場をお借りし、重ねて厚くお礼申し上げます。
さて、先ほど入学を許可しました普通科276名、体育科80名の新入生の皆さん、ご入学おめでとう。ここに改めて入学のお祝いを申しあげます。そして、今日まで、様々な面でご心配ご苦労を重ねてこられた保護者の皆様にも、心からお祝いを申しあげます。本日はおめでとうございます。
新入生の皆さん、今、皆さんは喜びと希望に胸ふくらませ、決意新たに大塚高校の生徒としての第一歩を踏み出さんとしています。本日の入学式は、皆さんの入学を許可する日でありますが、皆さん自身が、大塚高校で共に学び、共に切磋琢磨しながら、自らの成長を願う決意をし、宣誓する場でもあります。
そこで、この春本校を卒業した女子生徒の「卒業の声」の一文を紹介します。
「私は大塚高校で過ごした3年間のなかでたくさんのことを学びました。先生方には入学してから今まで、挨拶や生活態度など厳しく指導していただきました。クラスの仲間はとても優しく接してくれて、友だちや仲間の大切さがわかりました。一人では何もできないということを身をもって感じ、人の気持ちがわかる人間になりたいと思いました。体育科のある大塚高校は、クラブ活動やスポーツが盛んで体育の授業も厳しく、特に耐寒訓練で8キロ走ったときは本当に辛かったです。でも、そんな経験ができたことで精神的にも成長でき、苦手なことや嫌なことから逃げずに、下手でも失敗してでもいいから最後まであきらめずに一生懸命頑張ることの大事さを学びました。この3年間とても嫌なこと、泣いたり悩んだり辛いこともありましたが、その分楽しいことやうれしいことなどよい思い出ができ、大塚高校に来れて本当によかったと思います。これからもいろいろなことがあると思いますが、ここで過ごし、学んだことを生かして自分の夢に向かって頑張っていこうと思います。」
短い文章ではありますが、思いのこもった文章です。彼女にとって大塚での3年間は決して平坦な道ではなかったことがうかがえます。大切な仲間との出会い、仲間とともに貴重な経験をしながら大きく成長して、自らの夢の実現に向かって、見事に卒業しました。大塚高校でのスタートに際し、少し不安を抱いてる人にとっては心強いメッセージではないでしょうか。
私は、この文章を読んで、やはり、高校時代こそ自己の可能性を追求することができる絶好の機会、すなわち、チャンスであるということ。さらに、このチャンスをつかみ失敗を恐れず真正面から思いっきりチャレンジできるということ。そして様々な経験を通じて自分を磨き鍛えて変えていくことができる、すなわちチェンジできるということ。これが若い皆さんに与えられた特権であると改めて実感しました。本校で過ごすひとこま、ひとこまをかけがえのない人生の価値ある瞬間にしていただきたいと思います。先生方も、授業をはじめ学校行事や部活動を通して多くのことを学ぼう、チャレンジしようとする皆さんの強い意欲にこたえ、時には厳しく、時には優しく、皆さんをバックアップしながら、ともに歩んでいくことをお約束します。
さて、保護者の皆様にお願い申しあげます。
大阪府の「大阪の教育力向上プラン」は本年度2年目を迎えますが、本校もこのプランに基づき様々な教育活動を展開してまいります。とりわけ「確かな学力への取組」として、ティームティーチング、少人数や習熟度別授業を取り入れ、授業内容の充実を図ります。また、公開授業や研究授業の機会を多くし、生徒や保護者の皆様のご意見をいただきながら、教員の授業力向上に向けた取組みを進めます。「志や夢をはぐくむ取組」として、「生徒の第1希望をかなえる学校」を全面に掲げ、一人ひとりの進路実現をめざした進路講習の整備充実を進めます。さらに、挨拶をはじめ時間を守る、約束を守る、人の話を聞くといった当たり前のことを当たり前におこなう習慣や学校行事・部活動を通じて「豊かな心と社会性をはぐくむ取組」を進めます。一方、このような学校の状況や取組は、担任をはじめ、大塚月報、大塚タイムズ、あるいはホームページを通じてリアルタイムの情報発信に努めます。保護者の皆様と密接な連携を図りながら教育活動を展開してまいりたいと考えておりますので、どうぞご理解とご協力をよろしくお願い申しあげます。
結びに、新入生の皆さんへ一言。「大塚だから できる! 大塚は 夢をかなえる!大塚から はばたけ!」
皆さんの大塚での成長と飛躍を強く期待して、私の式辞といたします。
平成22年4月8日 大阪府立大塚高等学校長 真野 正道