■ 学校長の挨拶

平成24年度 1学期 始業式訓辞

大阪府教育センター 附属高等学校
校長 乾   匡

 

 おはようございます。

 昨日今日あたりから漸く秋の気配が感じられるようになりましたが、今年の夏も暑かったですね。

 昨日、阪南高校でサッカー部が大阪大会の3回戦を戦いました。決められた時間内では決着がつかず、PK戦になったのですが、なんとなんと14人目で勝利を収めました。
すごいな!半端ない緊張だったろうし、勝った瞬間の感動はどんなにお金を出しても買うことができない貴重な経験になったのだろうと思います。
思わず、オリンピックの卓球の愛ちゃんのことがよぎりました。4年に一度の、尋常ではない苦労・努力の積み重ねがあってのオリンピックの舞台で、こんな小さな時から卓球一筋に生きてきた愛ちゃんの、卓球をやってきて良かった、という言葉にものすごくジーンときて、良かったね-と思わず涙ぐんでしまいました。
長い時間をかけて何かに打ち込んだ経験や、努力したことは必ず報われる時が来ます。何より、これだけやったんだという自信は、あなた方の将来にとって、とても大きな生きる力になるはずです。今の自分より、少しでも成長するために、今日努力する。人生これの積み重ねです。
でも、一人では、挫けてしまうかもしれない。一人ではがんばり続けることが出来ないかもしれない。そんな時に大切なのは「仲間」の存在です。ともに励まし合い、支え合う仲間です。素晴らしい仲間に出会って下さい。

 今日から2学期のスタートです。2学期は、文化祭、修学旅行と大きな行事があります。
文化祭は、昨年の変更を引き継ぎ、外部の人を招待することができるようになりました。
これは、あなた方を信頼した上での変更です。きちんとルールを守り、今まで以上に充実した内容の文化祭にして下さい。
仲間と力を合わせ、準備を進めていく過程で一人ひとりの想いを一杯詰め込み、人と交わることで成長を見せてほしいと願っています。準備に時間をかければかけただけ、終わったときの感動は大きいものです。頑張った先にある大きな感動に期待して、「感動の文化祭2012」にして下さい。
また、3年生にとっては、進路決定という大切な時期を迎えます。自分のこれ以上はないというくらいの真剣さと、絶対に諦めないという根性で全ての人が自分の夢の実現に向かって頑張ってくれることを期待しています。

   秋は実りの秋と言います。ここにいる全ての人にとって、頑張ってきたことが大きく実る秋になることを願い、短いですが、これで2学期の始業式の挨拶を終わります。


 
 
  以上です。