活動記録

Report

<特別プログラム>
SGHニューヨーク研修2017

SGH New York Study Tour

2017年1月2日〜7日

 

SGHニューヨーク研修2017

国際文化科2年生12人がニューヨークでの研修に参加
民間企業・NGO・移民に関する博物館・国連等を訪問。
米国のDiversity&Inclusionの取組について学びました。

参加生徒によるレポートはこちらから。

今回参加の2年生は、1年時からSGHの特別授業・講演・フィールドワーク・企業訪問研修を受けてきました。また、事前研修を、前年の経験を活かし、より実際に近い内容を想定した訓練をする内容にしました。 その結果、講義後に質問が多数なされるなど、昨年以上に内容の濃い研修になりました。

(1)目的

  • ①多様性を受容する社会・職場づくりの最新の動向と取組みについて学ぶ。
  • ②人権擁護団体ADLによるワークショップを通し、アメリカがジェンダー・人種・民族による偏見や不平等をどう克服しようとしているかを体感する。
  • ③国連グローバル・コンパクトが取り上げる環境・人権・労働・腐敗防止について、
    • 1) 課題研究「探究」を進める中で生じた疑問に対する答えを得、
    • 2) アメリカ国内および世界規模で現在焦点となっている課題を学び、研究を日米比較や世界規模の文脈に位置づける。
  • ④移民の歴史を知ることによって、現在のアメリカ社会の多様性に対する理解を深める。

(2)現地プログラム

1月2日(月)

午前:大阪発
午後:ニューヨーク着 【米国の近現代史を知る研修】
ブルックリン・ウオール街・グラウンドゼロ訪問

1月3日(火)

午前:【米国のDiversity and Inclusionを知る研修】
We Work社共同利用オフィスビルにある会議スペースにて
①Market placeの現況について、marketing consultant Jeff Bowman氏による講義
②社会の全体状況について、オピニオンリーダーTanya Odom氏による講義

午後:
【コロンビア大学構内見学】
【国際公務員の仕事についての研修】
ご自宅にて、元国連職員の沼田隆一氏による講義

1月4日(水)

午前:【多様性と偏見に関するトレーニング】
Ant-Defamation League New YorkオフィスにてADLトレーナーによるワークショップ
午後:【国連本部見学】
本部内各会議場と国連の取組みについて、英語での解説を受けながら見学

1月5日(木)

午前:【 民間企業におけるDiversity and Inclusionの取り組み例を知る研修】
世界最大の決済システム提供会社 DTCC会議室にて
①同社Global Diversity and Inclusion担当役員のNadine Augusta氏による講義
②Tanya Odom氏による研修のまとめの講義と課題の提示

午後:【アメリカへの移民の歴史を知る研修】
①MOCA(Museum of Chinese in America)にて、中国からの移民の歴史を英語での解説を受けながら見学
②TENEMENT Museumにて、ヨーロッパからの移民の歴史を英語での解説を受けながら見学

【研修を振り返り行動計画を考えるミーティング】

1月6日(金)

午前 ホテルチェックアウト・ニューヨーク発

1月7日(土)

夜 大阪着

(3)事前研修

11月11日

社会科教員の指導により、アメリカの歴史はアメリカにおける移民の歴史に等しいこと、アメリカにおける人種構成のこれまでの変化と2050年までの変化予想(1960年白人比率85%、2010年64%、2060年43%)について学習。

12月10日

英語科教員と外部指導者の指導を受け、鍵となる概念(Globalization、Bias、Diversity、Ideology、Discrimination、Prejudice、Problem solving、Inclusion、Corporate Social Responsibility、Sustainable Development Goals)と研修先(Tanya Odom氏、Anti-Defamation League、UNGC)について英語で説明する。

12月17日

研修先への質問と予想される質問への回答を英語で用意し、模擬インタビューを行う。

(4)事後研修

1月28日

学習成果発表会「千里フェスタ」での報告に向けて2班に分かれて模擬プレゼンテーション(英語)を行い、英語科教員と外部指導者から指導を受ける。このあと、相手グループの良い部分を共有し、また、受けた指摘を元に発表を練り直し、2月11日と13日に発表した。

2月28日

研修中の日誌を元に、分担して研修レポート(英文)を作成し、個別に外部指導者から助言(文法面・内容面)を受ける。このあと英文を書き直し、Web上で公開した。