平成18年度の取組内容
生徒の「知」を育成するための取組
授業内容を充分理解でき、意欲を持って取り組む生徒の育成
数学・英語における目標別・少人数クラス編成による授業
数学 対象:2年生 科目:数学Ⅱ
基礎的な学力の定着を目指すクラス、標準的な学力の確立を目標にするクラス・発展的な学力の練成を目標とするクラスの3種類の小人数の授業クラスを編成している。
英語 対象:3年生 科目:ライティング
標準的な英作文の能力、発展的な英作文の能力を習得すること目標とするA、B2種類のコースの授業クラスを、生徒の希望により編成している。
(成果)
- 数学:アンケートによる評価では7割以上の生徒が学習に対して効果があると感じている。
- 英語:生徒の授業評価アンケートでは、一方の英語Ⅱに比べて生徒の満足度が17ポイント高く89%であった。
生徒の自主学習活動の支援
土曜講座の実施
- 1年:国語・数学・英語
- 2年:数学・英語
- 3年:国語・数学・物理・化学・生物・英語
- 1年…13回実施(1学期7回,2学期6回)
1学期は各々110分、2学期は数学・英語・国語各々65分
参加は希望者が前提であるが、93%の生徒が参加している
- 2年…8回実施(1学期3回,2学期5回)
数学・英語 各々65分 参加者:1学期…英語・数学とも122名 2学期…英語177名 数学150名
教員数の関係で回数が少ないので、夏や冬の長期休業中に不足分を補っている。
- 3年…14回実施(1学期7回,2学期7回)
《理系》数学110分 物理・生物・化学・英語(リスニング)各々50分
《文系》英語(50分または120分)
《文理共通》国語50分
従来の理系生徒に対する数学・理科の補習に加え、英語のリスニングや国語など、年々実施教科も増え、内容が充実している。
生徒の学ぶ意欲や将来に対する目的意識を高めるための取り組み
講演会「飯盛セミナー」の開催
第一回飯盛セミナー 平成18年9月4日実施
講演1:『文武両道への道』
- 講師:神崎 範之氏
- (京都大学院生・06全日本フュギアスケート選手権4位)
講演2:『遺跡にかける熱い想い』
- 講師:川端 智氏((財)大阪府文化財センター技師)
- 場所:四條畷市市民総合センター 参加者318名
実施後のアンケートでは、「大変良かった」「良かった」と回答した生徒が75%で、好評であった。本校卒業生である講師からの高校在学中の話しも含めた講演は在校生にとって良い刺激となった。
*生徒の感想文から
- 「才能もあり、努力もしているはずなのに、奢らず、私達がつまずきそうな課題を同じ目線で話していただけて、未来の不安が軽くなった。」
- 「スポーツで一流の人は、勉強にも一生懸命になれる。逆に、勉強を一生懸命できなければ、何事も中途半端になってしまうと感じた。」
- 「仕事のことを話すとき、生き生きとしていた。自分もそんな誇りが持てる仕事につきたい。」
第二回飯盛セミナー 平成18年11月4日実施
テーマ:『先輩に聞いてみよう』
講師:本校今年度教育実習生の内 4名
場所:本校大会議室等
参加者90名
社会福祉学部・経済学部・工学部・教育学部と多岐の分野の講師を準備したことと、それぞれの講演が少人数(30名以下)の聴衆で実施されたことにより、内容のあるものになった。実施後のアンケートで「大変よかった」「よかった」は参加者の99%。
第三回飯盛セミナー 平成18年11月6日
- 講師
①宮本 正美氏(神戸市立外国語大学教授)
②森 勇介氏(大阪大学工学部工学研究科助教授)
③貞徳 奈美子氏(四條畷市保健所 薬剤師)
対象:1・2・3年生
場所:本校大会議室等
参加者70名
大学で各々の分野の最先端で活躍する先輩や社会で専門的な知識を生かして活躍する先輩の話には生徒を引きつけるものがある。公演後も質問に並ぶ生徒が多数有り、生徒の進路に対する意識を高める効果は大きかった。実施後のアンケートで「大変よかった」「よかった」の参加者の87%。
生徒の「徳」を育成するための取組
生徒の国際理解の推進
講演会“Cross-cultural Odyssey”の開催
第一回 平成18年7月5日実施
- 演題:『Just Survive!!-わたしの異文化体験』
- 講師:中島 由美子氏(本校職員、本校卒業生)
- 対象:1・2・3年生
- 場所:本校大会議室
- 参加者…生徒21名 &アメリカからの留学生1名
《生徒の感想文から》
「私も高校在学中に海外留学することを目標にしている。今日の話でやはり海外の異文化の中での生活は大変で、時にはつらいこともあるのだなと思った。でも留学のことを話す中島さんはとても楽しそうだった。普段の生活では体験できないこと、周りと少し違う生き方をすることは大変なことだと思うが、私もがんばってみよう。」
第二回 平成18年11月1日
- 演題:『アフガニスタン・カブールの子供たち』
- 講師:Abudl Qayeum Karim氏
- (カブール大講師・NGO”EFA”代表)
- 対象:1・2・3年生と保護者
- 場所:本校大会議室
- 参加者…生徒22名 保護者3名
《保護者の感想文から》
「女性の教育が伝統により重要視されていないという現実に心が痛みましたが、教育が大切だということを多くの人々に啓蒙されている活動に心より声援を送りたいと思います。」
生徒の豊かな感性を育む文化的行事の実施
本校ギャラリーでの書道・美術展の開催
本校ギャラリーでは生徒の美術・書道の作品を常設展示し、一般の生徒や来校した保護者が観覧できるようになっている。
音楽芸術祭の実施
生徒の音楽選択者を中心に、音楽系クラブ・卒業生・保護者の有志・地域の音楽関係団体(H18年度は四條畷合唱連盟)と連携した音楽芸術祭を毎年開催している。
- 日時:平成19年1月27日(土)午後
- 会場:大東市サーティ―ホール
(成果)
今年度も座席数約1200の会場は在校生(1・2年生)に加え、保護者、卒業生、地域の方々の参観で満席になった。写真は音楽祭最後の大合唱の場面を撮影したものであるが、迫力満点のその歌声は、参加者や見学者に大きな感動を与えた。
生徒の「体」を育成するための取組
生徒の自主活動の活性化
生徒の自主性を育てる体育祭
本校の体育祭は毎年9月の中旬~下旬に実施される。生徒会執行部の生徒を中心に、一般の希望生徒も含めて結成される「体育祭中央実行委員会」がその企画・運営を担っており、全学年縦割りの4ブロックで、競技・応援を競い合う。応援合戦の準備期間は1週間~10日間の短期間で、各ブロックの団長が中心となって1,2年生120~150名の応援団員全員での演舞等を創りあげるので、相当な集中力と団結力が必要とされる。当日は平日にも関わらず、観客席に座りきれないほどの保護者が来校される。
(成果)
今年も、各団2年生がリーダーとなった。団員数が多いため、なかなかまとまらず、苦労している団もあったようであるが、当日はそれぞれに工夫を凝らした応援合戦を展開した。リーダーシップの養成、信頼感の育成、集団で一つのものを創りあげる感動など、この取り組みを通して、生徒は多くのことを学んでいる。
短縮マラソンの実施
短縮マラソンは昭和2年から実施されてきた本校の伝統行事で、1,2年生全員が参加する。今年度は2月9日(金)に枚方市の山田池公園周回コースで行われた。男子9.5km,女子5.0kmのコースをそれぞれの体力や日頃の鍛錬に応じ、その能力を最大限に発揮して完走することに目標を置いている。
教員の資質向上に関する取組
教員の指導力及び資質の向上
全校生徒による授業評価アンケートの実施
全教員の全ての授業について7月と11月の2回実施した。1回目は全教科共通の質問項目で、授業に対する満足度や説明・板書(演示)の分かりやすさ等について質問した。2回目は教科ごとに質問項目を変え、それぞれの教科に応じた評価ができるように工夫した。また、その結果を受けて、各教科でアンケートの結果分析および今後に向けた課題の設定について話し合った。
(成果)
授業評価アンケートは平成16年度から実施し、今回で3年目になるので、この3年間でどう変化してきたのかを検証した。以下がその結果である。
(全学年・全教科の平均値のデーター)
- 《説明が分かりやすい》 H16…68.5%→H18…73.1%(4.6ポイントup)
- 《授業に満足している》 H16…69.6%→H18…74.4%(4.8ポイントup)