大阪府立城山高校・放送部のページ ・過去の作品


「有機戦士シロヤマン」

(2000年度2学期制作)


テーマ
 前年の芸文祭で見た大阪府立岸和田高校の「ブツリオン」や、さらに前の年のNHKコンテスト全国優勝作品「カイザーマン」に感動し、ぜひとも特撮ヒーロー物を作りたいと考えました。
 少ない部員(当時3人)と少ない予算で作れる内容ということで知恵をしぼり、ふんだんに笑いを織り込んだ作品にしました。また、アナログ編集ながら、2階までジャンプするという特撮にも挑戦しました。また、ダイオキシン問題も多少は取り入れています。


スナップ

 城山高校の有機農業。その秘密を狙う謎の野菜結社ドクドク団。ついに最強の敵、大王鬼神が現れた。

 ポリ袋とプラスチック・ビニールゴミを校内からかき集めて作ったコスチューム。予算ゼロです。ところが何しろ撮影は夏休み。いかに城山とはいえ暑い暑い。体重がげっそり減りました(ホント)。

 放送室にひそむ謎の博士が趣味により毎回改造するヒーロー、シロヤマン。額には「有機」の赤い文字。激しい戦いが始まった!

 顔にタオル2枚を巻き、衣服は園芸科の実習服。私物のサングラス。額の「有機」は厚紙に書いてガムテープで貼っただけという、こちらも予算ゼロです。
 シロヤマンの操る武器は、シロヤマンスネーク、シロヤマンエレファント、シロヤマンファイヤー、そしてシロヤマンくわ。それぞれの実態は…ご想像ください。


 通じない武器。まして「燃やせないゴミ」に火を使えば猛毒のダイオキシンが発生する!最後の望みの肉弾戦にもあっけなく敗れ、シロヤマン絶体絶命。果たしてシロヤマンは勝てるのか?

 実に情けないヒーロー。シロヤマンは、有機農業の秘密を大王鬼神に教えることを約束して命びろいをします。しかし、そこに大逆転の秘策が眠っていたのです。
 勝利したシロヤマン。放送室に戻ると、博士が趣味で彼をまたもとにもどすのでした。ひでぇ話…。

 

 文化祭でも芸文祭でも予想以上に大ウケ。気をよくした私たちは、みのおFMのティーンズレポートでラジオ編を2本オンエアしました。そして無謀にも、次の年のNHK杯高校放送コンテストをシロヤマンでいくことに決めたのでした。

 



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