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平成23年度 研究・刊行物

平成23年度大阪府公立高等学校入学者選抜学力検査(後期入学者選抜全日制の課程)における府立高等学校合格者の学力実態調査の概要
 
〈全体的な概評〉
・基礎的・基本的な知識・理解をみる問題についてはおおむね高い得点率であったが,自分の考えをまとめて表現する問題については低い得点率であった。設問の意図を正しく理解し,論理的に考え,考えたことを適切に表現する力を身に付けることが重要である。
 
〈各教科の概評〉
〔国語〕
・古文分野において,内容把握に関する記述問題については,低い得点率であった。本文を丁寧に読み,書かれている内容を正しく理解した上で表現することが大切である。
・文章を記述する問題においては,設問の意図を正しく読み取る力と,求められている内容を適切に表現する力が必要である。本文から必要な情報を取り出し,その内容を理解した上で与えられた条件にしたがって的確に表現する力を身に付けることが大切である。
・国語力は日常生活の中でも培われていくものである。普段からさまざまな文章に親しむとともに,文章を書くときには適切に表現することを心掛けることが大切である。
 
〔社会〕
・基礎的・基本的な事項に関する問題については,高い得点率であった。
・用語などを記述する問題については,得点率の低いものや無答率の高いものがあった。教科書に記載されている用語の意味や内容を正しく理解するとともに,適切に表現できるようにしておくことが大切である。
・日本や世界の地域の諸事象を位置や空間的な広がりとのかかわりでとらえ,国・都市の位置や名称については,学習内容の定着を図る上からも白地図を活用するなどして繰り返し学習する機会をもつことが大切である。
・問われている事項を的確に把握して,要点をおさえて分かりやすく表現する力が必要である。
 
〔数学〕
・基礎的・基本的な内容に関する問題については,基礎的な概念の理解や数学的に表現し処理する力において不十分な点がみられた。
・数学的な見方や考え方を必要とする問題や論理的思考力・表現力が要求される問題については,得点率が低く無答率が高かった。単に答えを出すだけでなく,答えに到達するまでの過程を論理立てて確実に表現することを大切にするとともに,そこで用いた考え方についてさらに振り返ってみる学習が必要である。
 
〔理科〕
・基礎的・基本的な事項に関する問題については,高い得点率であった。科学的な思考を要する問題や論理的に説明する問題については,低い得点率であった。
・観察・実験を通して技能や知識を習得するとともに,学習した内容と実生活でみられる事物・現象とのかかわりについて考えることにより,科学的な思考力・判断力や表現力を身に付けることが大切である。
 
〔英語〕
・基本的な語彙や文法に関する問題については,比較的高い得点率であった。
・英文の内容を文脈に沿って把握して日本語で説明する問題や,与えられた日本語に合う英文を書く問題については,得点率が低いものがみられた。
・基本的な文法を理解した上で,基本的な語彙や表現を繰り返し書いたり暗唱したりすることによって学習内容を定着させることが大切である。
・学習した内容を実際のコミュニケーション活動において使うことができるようにするために,さまざまな場面を設定し,「聞く」「話す」「読む」「書く」という4領域が有機的に関連する活動をできるだけ多く取り入れることが重要である。
 
問い合わせ先 大阪府教育センター 教育課程開発部 カリキュラム研究室
〒558-0011 大阪市住吉区苅田4丁目13番23号 TEL 06-6692-1882