高槻南高校創立30周年おめでとうございます。私達15期生は高槻南高校に入学してから、もう倍の人生を歩いてきた事になるんですね……。
私の高校生活というと、小学生の時からずっと目指していた囲碁のプロ棋士になるために、平日の放課後と、土、日は大阪市内のプロ棋士の養成所に通っていまして、囲碁漬けの毎日を送っていました。
当時、高槻南高校にも囲碁・将棋部がありましたが、数人しかいなかったように思います。そちらには顔を出した事はなかったのですが、15期生の学年主任でありました本多秀博先生(アマ3段くらいだったでしょうか)と、たまに放課後、理科室で対局をしたのが懐かしい思い出です。
本多先生は生徒から人気があり、担任の先生が休みの時にホームルームに来られるのですが、その時はよくみんなで進路の事などを相談しにいっていました。
高校2年生の夏休みに、私にとって初めての女流プロ棋士採用試験で落ちてしまいました。その時に、これからプロの道に進むには学業との両立は中途半端になるのではと、高校を断念しようかと一時期思った事もありました。が、しかし高槻南高校の自由な校風と雰囲気、そして、集団生活での3年間多くの事を学び、吸収したものは計り知れなく、その後の人生においても大きな糧となりました。
母校である高槻南高校が統合され、名前がなくなってしまう事は非常に残念です。15期生のひとりとして高槻南高校の思い出はいつまでも心の中に残しておきたいです。
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