創立30周年、おめでとうございます。
私が勤務したのは、昭和63年4月から平成5年3月までの5年間でした。この間に、17期生の担任団の一人として、過ごしました。
17期担任団は、主任の石井先生以下、個性豊かな先生方で構成された、大変楽しい学年でした。
この学年の想い出は、何といっても修学旅行でした。それまでのスキー実習をやめ、生徒も教師も共に楽しめる旅行にしようと、東京ディズニーランドを中心に、富士・尾瀬・日光と3コースに分かれ、最終日に軽井沢で合流する、という形式のものでした。私も担当者の一人として、企画段階から参加しましたが、前例が少ない為色々と先生方の協力を得ながら、無事終えることができ、生徒にも想い出深い、楽しい修学旅行となったと思います。当時は、生徒数も今とは比較にならない程多く、約600名の生徒が20名足らずの教員の引率で、この修学旅行が終えられたのは、先生方の努力と17期生の質の高さの賜であります。
彼らが3年生になった時、私の政治・経済の授業で「ゴルヴァチョフに手紙を書こう」と提案した所、全員が素晴らしい手紙を書き、中には絵や折り鶴なんかも入れて出してくれました。それを旧ソ連の領事館に送りました。すると「大統領から感謝の言葉を伝えたい」旨の連絡があり、秋の文化祭の時に領事館員が生徒全員の前でお話してもらうことになりました。新聞社やテレビ局からも取材に来ました。
17期生の想い出は数多くあります。私が高槻南高校で勤務していなければ、今の私はなかったと思います。彼らが卒業し、私も転勤し10年以上の歳月が過ぎましたが、当時のことは今も鮮明に憶えています。
17期生の担任団並びに生徒諸君の益々の御活躍を祈念いたしております。 |