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平成16年 4月28日

  校長通信 平成16年度第1号をお届けいたします。

 平成16年度の始まりに際し、本年度の重点課題と学校経営方針をお知らせいたします。   平成13年11月16日に「全日制府立高等学校特色づくり再編整備第T期第3 年次実施対象校」に指定された本校は、いよいよ最後の年を迎えることとなりまし た。本年は3年生だけの1学年となりますが、この最後の生徒が、従来の生徒と同じ く、卒業時に「高南に来て良かった」「高南を卒業できて良かった」との思いを持っ て卒業していけるように、以下の観点から学校経営を行いたいと思います。

1.学校生活の充実
  ・ 学校規模の縮小を逆に生かし、学校生活のすべての面できめ細やかな指導を行う。
  ・ 学力の伸張を図り、生徒それぞれの希望進路の実現に努力する。
  ・ 遅刻防止への取り組みを継続するとともに、基本的生活習慣を確立させる。
  ・ 最後まで元気な学校生活を送ることができるように、思い出に残る学校行事を実施する。

2.教育環境の維持
 ・ 最後の1年となったが、必要な教育環境の充実に努める。

3.槻の木高校との連携と記念事業
 ・ 槻の木高校との間で連携を進め、生徒間に先輩・後輩関係の気風を醸成し、高槻南の伝統を伝える。
 ・ 槻の木高校に「たかなん広場」を設置するとともに、記念事業を実施する。

4.有機的・効率的な校務運営体制
 ・ 教職員数が減少したので、校務分掌体制に捕らわれすぎることなく、相互にカバーしあった学校運営を行いたい。

5.開かれた学校づくり
 ・ PTAとの協力の下で生徒を元気づける学校運営を行うとともに、同窓会の諸活動を支援する。
 ・ 地域に開かれれた学校を実現するため、学校開放講座の実施や学校行事における近隣との交流を進める。
 ・ 学校ホームページにより、情報発信を積極的に行う。
 さて、始業式の式辞の概要を紹介します。 最初に、学校全体の目標として、次の2つを示しました。

・ いよいよ高槻南最後の年となり、3年生のみの学校になったが、全員が「高槻南に来てよかった」「高槻南を卒業できてよかった」といえるようにしたいこと。
・ そのために、小規模になった学校を逆に生かし、きめ細やかな手厚い指導を行おうと思っていること。 さらに、少人数の中で、温かい人間関係を築き上げること
次に生徒諸君に持ってもらいたい目標として、3つ示しました。
・ 3年生として、進路の選択が目の前に迫っているので、「夢を形に」ということで自己実現を図ろうと呼びかけました。夢・目標を持つには、こだわりやコンセプトを明確  にする必要があると述べ、安藤忠雄の建築作品や朝日広告賞を得た作品のこだわり方に  ついて紹介しました。さらに、進路や仕事に対する視点を養うために、4月15日に「私  のしごと館」見学を行うので、それぞれに体験学習を行って欲しいと述べました。
・ 次に本校最後の年ということで、地域や近隣の人々、幼稚園や小中学校、PTAの皆  さん、同窓生の先輩、槻の木高校の後輩、マスコミなどから大きな注目を浴びているこ  と。注目されることは大変でもあるが、やりがいもあることだと述べ、人々との協力・ 協働の大切さについて話しました。
・ 3点目は個人の努力の必要性を訴えました。意欲を持続させることの必要性です。

平成16年4月28日

           高槻南高等学校長 中村 清一