■ 芸術鑑賞(11月24日)

2009年11月24日(火) 池田市民文化会館アゼリアホールにて
アメリカの陪審員制度がテーマの劇、「12人の怒れる男たち」(東京芸術座)を鑑賞しました。

 スラムで起きた殺人事件。犯人として逮捕された被害者の息子の有罪は多数の証言から決定的かと思われますが、一人の陪審員が疑問を投げかけ、そこから「完璧」な事実と思われた有罪の根拠が次々と崩れて行きます。場面展開は全くなく、陪審員たちの話し合いだけで劇は進んで行きますが、ドラマッチックでサスペンスフルな展開に一同固唾を呑んで引き込まれて行きました。生徒の感想も「裁判員制度の様子を見ているようだった」「人を裁くということは決してたやすいことではないと実感した」「どんどん役者の演技に引き込まれ、気づいたら前のめりになるほど集中して見ていた」等々、大変好評でした。

 私たちも裁判員に選ばれるかもしれません。その時私たちはたった一人で異議を唱えた陪審員のように、予断と偏見に囚われることなく、たとえ少数派となろうとも、命の尊厳・人権の尊さについて己の信じるところに従い行動することができるでしょうか。非常に考えさせられる劇でした。