■ 学校長より  


校長室だより   2月号
 1月から2月にかけて1年生は総合学習で学んでいる法教育の仕上げとして、模擬裁判に取り組みます。全員が夏休みや代休の日を利用して大阪地方裁判所に出かけて刑事裁判を傍聴しました。そして今度は自分たちが裁判官と裁判員、検事、弁護人、被告人、証人などに役割を分担しながら、4回に分けて「失恋サンタの殺人事件」というシナリオに添って裁判を進めます。冒頭手続と冒頭陳述に始まり、証拠調べ、弁論手続そして評議・評決と、担当の社会科の教諭にリードされながら自分の役割を演じ、最終日にはそれぞれの裁判員グループで有罪か無罪か審議をして判決を発表します。この模擬裁判には大阪弁護士会の弁護士の方にお願いして教室に入っていただき、場面ごとに裁判の考え方をご指導いただいています。有罪か無罪かどちらが正しいということが問題ではなく、裁判を進めて判断するための指針、考え方というものを教えていただきます。弁護士の先生には貴重な時間を割いていただいてご指導いただき、大変感謝しているところです。この取り組みは本校で6年目を迎えましたが、本年度は大阪府の「志(こころざし)学」の取り組み事例の一つに取り上げられました。

3年生にとって1月の最終週は最後の授業があり、そして学年末考査が行われました。その週の授業中に2階の廊下を歩いて3年生の教室を眺めますと、すでに進路が決まった生徒と、就職に進学にとこれから希望する進路へ向けての試験が続く生徒が一緒に過ごしています。その雰囲気は不安や緊張感よりも、間もなく終わる高校生活を惜しむとともに、ここまでやって来られた達成感と明るさが感じられるものでした。

最後の授業が終わった火曜日の午後、ホームルーム教室では大掃除が行われ生徒達が帰った後、翌日からの学年末考査に備えるため、教室の黒板を念入りに拭いたり、窓ガラスをきれいにしている担任の教諭たちの姿が見かけられました。 その表情には過ぎ去ろうとする3年間を惜しみながらも、いろいろな出来事があったなかで生徒たちと今日まで来られたという安堵感を感じ取ったのは私だけではないと思います。

                                

 
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