平成１５年度　　　　学校教育計画　　　　大阪府立八尾南高等学校

目次

１　本年度の重点課題 　　２　学校運営の重点 　　３　学習指導の重点 　　４　道徳教育及び生徒指導の重点 　　５　進路指導の重点 　　６　特別活動等の重点 　　７　人権尊重の教育の重点 　　８　健康管理と指導の重点

９　教員の研修計画 　　　（１）本年度の重点目標 　　　（２）年間計画表 　　10　校務分掌 　　　（１）担任等一覧表 　　　（２）各種委員会・会議 　　　（３）部顧問一覧表 　　11　行事予定表 　　12　教育課程表

　

　本校は、大阪府の「教育改革プログラム」に基づく「再編整備第２年次実施対象校」として、平成１６年３月には八尾市南部地域を基盤として歩んできた２４年間の歴史の幕を閉じ、これまで培ってきた教育活動の成果を府立八尾翠翔高等学校にひき継ぐことになっています。

　統合整備の最終年度にあたる本年度の基本課題は、「落ち着きのある校風」を堅持しながら、最後の卒業生となる３年生の高校生活の充実と将来への夢（進路）の実現を支援し、保護者ならびに地域の信頼に応えることです。そのため、平成１５年度「府立学校に対する指示事項」の趣旨及び統合整備に伴う本校独自の教育諸課題を踏まえ、以下の重点課題を具体化していきます。

　

（１）　学校運営体制の確立と開かれた学校づくり

　・学校規模の縮小に対応した校内組織体制（大職員室制、正副担任制、４分掌制等）の効果的活用を図ります。

　・平成１４年度に実施した「学校教育自己診断」の結果に基づき、学校運営の改善に努めます。

　・「授業公開」期間を確保し、保護者等の理解と協力を得ながら教育活動を展開します。

　・「記念事業実行委員会」を開催し、同窓会「飛翔会」・ＰＴＡ・「南友会」など関係団体の協力を得ながら、閉校に伴う
　　記念事業を企画実施します。

　・個人情報保護条例及び情報公開条例の趣旨に基づき、適切な情報管理に努めます。

（２）　特色づくり及び学校教育の充実

　・「新学習指導要領」の趣旨に基き、生徒一人ひとりの個性の伸長と「確かな学力」の育成を図るために少人数授業
　　や多様な科目の工夫・改善に努めます。

　・情報教育の充実を図るため、「情報教育推進委員会」を中心に教科や学年・分掌が連携し、ＬＡＮ教室や「学校情報
　　ネットワーク」を積極的に活用します。

　・部活動推進のため合同部活動など学校間連携を進めます。

（３）　生徒指導・進路指導の充実と中途退学の防止

　・一人ひとりの生徒に成就感と自信を持たせるよう、少人数授業・学校行事等において魅力ある教育活動の工夫に
　　努めます。

　・「教育相談委員会」を中心に全校的な教育相談体制の確立を図り、不登校生徒や心に悩みをもつ生徒のカウンセ
　　リングに努めます。

　・生徒一人ひとりの将来の夢と進路の実現を支援するため、きめ細やかな進路相談・情報提供に努めるとともに、学
　　力充実のための講習を実施します。

　・進路変更を希望する生徒に対しては十分に相談に応じ、必要に応じて転学等についての情報を提供するなど適切
　　な進路指導を行います。

（４）　人権尊重の教育の推進

　・「人権教育基本方針」及び「人権教育推進プラン」に基き、「人権教育推進委員会」を中心に、人権教育を計画的に
　　推進します。

　・「スクール・セクシャルハラスメント」防止のため、担当窓口を中心に、教職員・生徒への周知と啓発に努めます。

　

２　学校運営の重点

　

（１）　生徒の基礎学力を充実・伸長し自尊感情を培う一方、自己実現のための指導・助言を緻密に行います。また、各
　　教科・科目における指導方法の改善・工夫に努めます。

（２）　災害及び万一の事件・事故等あらゆる緊急事態の発生に備えた危機管理体制の点検を徹底します。特に緊急
　　時の教職員間・教職員と生徒間の連絡体制を周知徹底し、校内安全対策の万全を期します。

　

３　学習指導の重点

　

（１）　学習到達度に応じた学習課題を設定するとともに、長期休業中や放課後などの時間を利用して講習・個別指導
　　を積極的に実施します。

（２）　留年や退学の防止のために、規律ある学校生活の保持とわかりやすく楽しい授業の実践に努めます。また、保
　　護者との連絡を十分取り合いながら家庭と学校が協力して指導に当たることが必要だと考えています。

（３）　年間行事予定表にも示しましたように、授業日時数の確保のため、学校行事を精選し、長期休業期間中や行事
　　日にも授業を設定します。　

　

４　道徳教育及び生徒指導の重点

　

（１）　教育活動全般をとおして、本校の教育方針である「誠実、勤勉、協調」の精神を培い、健全にして落ち着いた校
　　風の保持に努めます。

（２）　自転車通学マナーの指導、 「三ない運動」の推進を継続し、生徒の交通事故の絶滅を期すとともに、学業を中
　　心とした健全な高校生活を送るよう指導します。

（３）　ホームルーム等で喫煙・盗難・暴力・薬物乱用・テレクラ利用防止、携帯電話利用等についての指導を徹底し、
　　一市民としての自覚につなげます。

（４）　欠席・遅刻・早退等における所定の手続き、身なりと言葉遣いへの配慮を行うことをとおして、時間厳守をはじめ
　　とした規則正しい生活習慣の励行を徹底します。

（５）　指導にあたっては生徒のプライバシーへの周到な配慮を行います。

（６）　生徒が図書館に親しみ、読書やインターネット活用等への関心を高めるための指導・支援に努めます。また、情
　　操教育の一環としての文化行事は本年度は三校合同で行います。

５　進路指導の重点

　

（１）　生徒一人ひとりの自己実現としての進路実現をめざし、進路情報の提供と進路選択能力の育成を図ります。
（２）　進学希望者への放課後や長期休業期間中の講習を行う一方、求人企業の確保のための企業訪問をしっかり
　　実施します。年間進路指導計画は次のとおりです。

	進学	就職	・	進学	就職
４月 ５月 ６月 ７月 ８月 ９月	進路希望調査	進路希望調査 就職模試開始	１０月 １１月 １２月 １月 ２月 ３月	センター試験出願 推薦校内選考 面接指導 私大推薦入試 私大推薦入試 センター入試 私大入試 国公立大二次 国公立大二次	就職試験
	進路説明会 　　　（保護者対象企業訪問）
	進学説明会 夏休みガイダンス 夏期講習 夏期講習 出願ガイダンス	面接指導 就職模試 求人票閲覧 求職申込み 校内選考 応募企業決定 面接指導 応募書類作成 応募書類発送 就職試験

６　特別活動等の重点

　

（１）　ホームルーム・生徒会活動は生徒集団全体の問題解決や学校行事の円滑な遂行に不可欠であるばかりでなく
　　市民としての資質の養成の場として重要です。生徒の自主的かつ積極的参加を促し、規模の縮小する学校行事を
　　盛り上げます。

（２）　部活動は生徒数の減少によって活動の低下を招かないよう、学校間連携等をとおして活発化を図ります。

　　ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事等の年間計画は行事予定表のとおりです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

７　人権尊重の教育の重点

　

（１）　本校では人権教育推進委員会において系統立てて企画した人権教育を「総合的学習の時間」を中心に実施しま
　　す。本年度も、憲法週間や人権週間には障害者問題をテーマとした映画の鑑賞などの取り組みを行う一方、進路指
　　導と連携した人権教育を推進します。

（２）　平成１４年度に実施しました「学校教育自己診断」の結果では、「本校ではいじめやセクシュアルハラスメントは
　　起こりにくい」という回答（よくあてはまる・ややあてはまる）が、生徒・保護者・教職員ともに高率でした。ひき続きス
　　クール・セクシャルハラスメント防止のため、担当窓口を中心に教職員・生徒への周知と啓発に努めます。

　

　

（１）　定期健康診断、心臓検診により発見された疾病については、家庭への連絡をとり、治療に万全を期するよう指導
　　するとともに、教職員は疾病生徒の実態を把握し、適切な配慮をして学習成果があがるように指導します。

（２）　学校医、歯科医、学校薬剤師と緊密な連絡をとり、生徒の健康管理、校内諸施設の環境衛生管理などについて
　　きめ細やかに点検します。

（３）　学級保健委員会による「保健ニュース」の発行や生徒集会・安全講習会などの活動をとおして、喫煙や薬物乱用
　　の禁止・環境の美化・諸疾病の予防や救急法等の健康問題に生徒が自主的、科学的に対応する能力を身につけ
　　るよう指導します。

　

　

（１）　本年度の重点目標

　・　教職員数が減少したので校務を離れることがますます難しい状況ですが、府教育センターにおける研修への積極
　　的な参加を促し、教職員の資質向上を図ります。特に、長期休業期間中の研修については自主研修を発展・深化
　　させるものとして積極的に参加します。

　・　教科教材研究，学校運営における分掌業務や組織活動そのものを研修の場として捉え、不断の研究討議を行い
　　ます。

　・　セクシュアルハラスメント，薬物乱用，暴力行為，体罰，情報管理等の諸問題について効果的研修を進め、人権
　　問題についての認識を深めます。

（２）　教職員研修計画

実施月日	形式	内容	使用資料	備考
４月８日 ４月17日 ５月１日 ６月２６日 ７月 １１月２０日　 １月２９日	職員会議 職員会議 全教職員 職員会議 教職員研修 職員会議　 職員会議	本年度基本方針 　映画「ＡＩＫＩ」の指導とセクシュアルハラスメント相談窓口について 　上記映画鑑賞 　就職差別と統一応募用紙 　「セクシャルハラスメントとＣＡＰ」 　 　人権週間について 　本年度の総括	年間教育計画 人推委作成資料 人推委作成資料 生徒へのアピール文 人推委作成資料	（基本方針） 　教職員一人ひとりが、公正な人権感覚と指導力を身につけることに努める。

平成１５年度　　　　　　　　　担任等一覧表　　　　　　　
　

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　○印：各主任　　△印：各主担　　　

（２）　各種委員会・会議等

　

職員会議：（毎月第１・第３木曜日）

担任団会議：（毎週月曜日放課後）学級担任，学年係

運営委員会：（毎週月曜日３・４限）校長，教頭，事務長，各部学年主任

補導会議：校長，教頭，生指・教務主任，学年主任，補導係，関係学級担任等

学校保健委員会：校長，教頭，各部学年主任，養護教諭，学校医，学校歯科医，学校薬剤師

安全衛生委員会：校長，教頭，事務長，衛生推進者，公選委員２名，学校医

人権教育推進委員会：教頭，学年生指・進路代表

教育相談委員会：教頭、生指・教務・保健各主任，養護教諭，学年主任，生指教育相談係

予算会議：教頭，事務長，各部・各教科主任，人推委・情報教育推進委各主担

情報教育推進委員会：教頭，情報管理者，情報授業担当者，授業担当者を除く分掌代表，事務

式典委員会：教頭，事務長、生指・教務・学年各主任

　

　

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　備考欄………行事日に△印、休業日に○印

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　備考欄………行事日に△印、休業日に○印

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成１５年大阪府立八尾南高等学校
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全日制の課程　普通科　教育課程実施計画

（入学年度別，種類別，教科，科目単位数）　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｎｏ．１

教科

科目

入学年度

13

備　　考

類　　　型

�T類型

�U類型

�V類型

学　　　年

�T

�U

�U選

�V

�V選

計

�T

�U

�U選

�V

�V選

計

�T

�U

�V

�V選

計

学 級 数

2.5 （１クラスは�V類型と混合）

2

0.5 （�T類型と混合）

国 語

国　　語　　�T

5

・

・

・

・

・

5

・

・

・

・

・

5

・

・

・

・

・

国　　語　　�U

・

5

・

・

・

15

・

5

・

・

・

15

・

3

・

・

11

国　語　表　現

・

・

・

・

2○

17

・

・

・

2

・

・

・

・

・

・

・

現　　代　　文

・

・

・

5

・

19

・

・

・

3

・

・

・

・

3

2◎

・

古　　典　　�T

・

・

・

・

2▲

21

・

・

・

・

・

17

・

・

・

・

13

（学）国語�U演習

・

・

2△

・

・

・

・

・

2△

・

・

・

・

・

・

・

・

地理 歴史

世　界　史　Ａ

・

2

2△

・

・

・

・

2

2△

・

・

・

・

2

・

・

・

・

日　本　史　Ｂ

・

・

・

4

・

8

・

・

・

4

・

8

・

・

・

・

4

地　　　 理　Ａ

2

・

・

・

・

10

2

・

・

・

・

10

2

・

・

・

・

公 民

倫　　　　　 理

2

・・

・・

・

・

4

2

・

・

・

・

・

2

・

・

・

・

・

政　治・経　済

・

・

・

2

2▲

6

・

・

・

2

・

4

・

・

2

・

4

数 学

数　　学　　�T

5

・

・

・

・

・

5

・

・

・

・

・

5

・

・

・

・

・

数　　学　　�U

・

4

・

・

・

9

・

4

・

・

・

12

・

4

・

・

16

数　　学　　�V

・

・

・

・

・

11

・

・

・

・

・

14

・

・

2

2□

18

数　　学　　Ａ

・

・

2△

・

・

13

・

・

2△

・

・

・

・

2

・

・

・

数　　学　　Ｂ

・

・

・

・

2▲

・

・

・

・

3

・

・

・

・

3

・

・

理 科

総　合　理　科

・

・

・

・

2▲

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

●印（生物�TＢ、�U）または■印（生物�TＢ）より選択 生物�Uは�TＢ履修後

物　理　�T　Ａ

2

・

・

・

・

8

2

・

・

・

・

・

2

・

・

・

・

物　理　�T　Ｂ

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

4■

・

・

化　学　�T　Ａ

2

・

・

・

・

10

2

・

・

・

・

8

2

・

・

・

15

化　学　�T　Ｂ

・

・

2△

・

・

・

・

・

2△

・

・

・

・

2

3

・

・

生　物　�T　Ｂ

・

2

・

2

・

12

・

2

・

2

・

10

・

2

2●

・

・

生　物　�U

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

・

2●

・

・

保健 体育

体　　　　　　育

3

3

・

3

・

11

3

3

・

3

・

11

3

3

3

・

11

・

保　　　　　　健

1

1

・

・

・

・

1

1

・

・

・

・

1

1

・

・

・

芸 術

音�T　美�T　書�T

2

・

・

・

2▲

・

2

・

・

・

・

・

2

・

・

・

・

音楽鑑賞演習は、音楽�Tを、美術造形演習は美術�Tを、書造形演習は書道�Tをそれぞれ履修した者のみ

音�U　美�U　書�U

・

2

・

・

・

4

・

2

・

・

・

6

・

2

・

・

4

音�V　美�V　書�V

・

・

・

・

2▲

6

・

・

・

2

・

8

・

・

・

・

・

（学）音楽鑑賞演習

・

・

2△

・

・

8

・

・

2△

・

・

・

・

・

・

・

・

（学）美術造形演習

・

・

2△

・

・

・

・

・

2△

・

・

・

・

・

・

・

・

（学）書造形演習

・

・

2△

・

・

・

・

・

2△

・

・

・

・

・

・

・

・

外 国 語

英　　語　　�T

3

・

・

・

・

・

3

・

・

・

・

・

3

・

・

・

・

・

英　　語　　�U

・

3

・

3

2○

18

・

3

・

・

・

15

・

3

3

・

・

オーラル・コミュニケーションＡ

2

・

2△

・

・

20

2

・

2△

・

・

・

2

・

・

・

16

オーラル・コミュニケーションＢ

・

・

・

2

・

22

・

・

・

2

・

17

・

・

・

・

・

リーディング

・

2

・

3

・

・

・

2

・

3

・

・

・

2

3

・

・

家 庭

家　庭　一　般

2

2

・

・

2▲

4

2

2

・

・

・

6

2

2

・

・

4

・

食　　　　　　物

・

・

・

・

・

6

・

・

・

2

・

・

・

・

・

・

・

被　服　製　作

・

・

2△

・

・

8

・

・

2△

・

・

8

・

・

・

・

・

商 業

情　報　処　理

・

・

・

・

2▲

0

・

・

・

・

・

0

・

・

・

・

・

文書処理は継続して選択できない

文　書　処　理

・

・

2△

・

2▲

2，4

・

・

2△

・

・

2

・

・

・

・

・

体育

体　育　理　論

・

・

2△

・

・

0，2

・

・

2△

・

・

0，2

・

・

・

・

・

・

教　科・科　目　の　計

31

26

2

24

4

87

31

26

2

28

・

87

31

28

26

2

87

・

特活

ホームルーム活動

1

1

・

1

・

3

1

1

・

1

・

3

1

1

1

・

3

・

総合的な学習の時間

1

1

・

1

・

3

1

1

・

1

・

3

1

1

1

・

3

「のびる」

総　　　　　　　　　　計

33

30

30

93

33

30

30

・

93

33

30

30

93

・

選　択　の　方　法

△印より２単位選択 　▲印より２単位選択 　○印より２単位選択

△印より２単位選択

◎印または□印より ２単位選択 （◎選択なら、●を選択）

・

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