8月14・15日

土日は学校が休み(日本と同じ)で、生徒たちはホストファミリーとともに過ごす。私たち教師との接触がない。報告することがないので、Whngareiの町の紹介でもしよう。

 Whangarei(ファンガレイ)はニュージーランド北島の最北にあるとても小さな町である。気候は温暖で暮らしやすい。ヨットレースの基地として世界のヨットマンの間ではよく知られている。川港であるTown Basin(ベイスン)には多くのヨットが係留されており、ヨットハーバー周辺にはしゃれたレストランやカフェも集まっている。もっともその数は多くない。(田舎町です。)時計博物館があり、生徒も見学した。時計だけでなく古い時代のからくりが展示されている。マッチ棒で作られた大時計や昔のジュークボックス(オルゴール仕様)は見物である。ところで最近は日本でもジュークボックスを 見かけなくなった。 

   
 たくさんのヨット コインを入れると曲が流れる 

町中には18世紀イギリス風の古い建物が保存され、改修して現在も使われている。少し郊外のヘリテイジパークでは内部も古いままの建物が保存公開されている。生徒も見学した。

 一応鉄道があり、地元の人の話では使われているとのことだが、列車が走っているのを見たことがない。さらにWhangarei市街地内には最寄りの駅がない。・・・?港まで路線がつながっているので貨物用なのかもしれない。それにしても線路はさびているのだが・・・。
 生徒が通学するために、巡回スクールバスが登下校時に運行されている。これは特定の学校のためのものでないので、各学校を順次回って行く。ほかに路線バスがWhangarei中心部と郊外を結んでいるが日曜日は運行しない。自動車が絶対に必要。

 交通事情だけで想像すると過疎地と思ってしまうが(日本の人口密度感覚からすると本当に過疎です)、市の中心部(Cityと呼ばれている)の商店街はかなり大きい。しゃれたブティックやカフェが並んでいる。100円ショップならぬ、1ドル(70円程度)ショップや2ドルショップとかもある。マクドナルドやケンタッキーフライドチキンも当然のように存在する。
 にぎり寿司や巻き寿司が人気で、テイクアウトショップが何軒もあり、繁盛している。「SUSI」と表記され、発音もスシである。にぎり寿司の具はサーモンやウナギ、エビ、ツナなど。マグロとハマチは見当たらない。キーウィフルーツも使われている。ご飯を焼いてある握りが多い。焼きおにぎりの感覚か?本格(?)日本料理店もあり、入ってみるとすべての和風定食になぜか餃子と春巻きがついている。・・・?味噌汁の味はなかなかよいが具が全く入っておらず完璧な味噌スープである。
 様々な店舗があり、繁盛しているがたいていのレストランがなんと2時に営業を終了してしまう。昼食だけらしい!!その他の店舗も同じ頃には閉まってしまう。生徒は平日に買い物はできない。生徒でなくても困ると思うのだが、外国人には理解しにくい習慣である。時々5時頃までやっている店があり遅くまでやっている店となる。夕食は各家庭でとる風習が強いわけだが、少しは8時頃までやっているレストランもあり、夜更かしの外国人の助けとなっている。 スーパーマーケットもあり、こちらは遅くまでやっているので、食材を購入して自分で作るなら、遅くても大丈夫のようだ。それでも、平日は9時までだが、土日は8時まででおしまい。
 スーパーには日本の調味料も置いてある。醤油とかキューピーマヨネーズとか・・・、もちろんワサビもある。しかし、値段はだいぶ高い。
 Whangareiだけのことではないが、通貨の最小単位は10セントであり、9セント以下の端数は支払いができない。そこで四捨五入をして勘定を支払う習慣になっている。たとえば、76セントは80セントになる。ところで多くの商品が4ドル99セントというような値段をつけている。それって結局5ドルじゃないのと言うわけだが、たくさん買えば10セントだけ安くなる仕掛けだ。