情報Ⅰ

サークル  

情報Ⅰ

(1) ITC教育

教科「情報」の目標は、「情報活用の実践力」「情報の科学的理解」「情報社会に参画する態度の育成」ですが、本校では特に、情報コミュニケーション技術(ICT:Information & Communication Technology)を大切しています。つまり、“教科「情報」=コンピュータ”という考え方ではなく、情報技術(IT)の習得やは最小限の時間配分にして、それを活用してのコミュニケーション能力の育成に重点を置く授業です。そのため、グループワークやプレゼンテーションに力を入れています。また、昨年からは「情報モラル」の問題にも積極的に取り組んでいます。

(2) プロジェクト学習

   プロジェクト学習とは、「あるテーマや課題について、目標や計画を設定し、方法を考え、学習活動を進め、成果をまとめて、発表し、互いに評価する」という学習方法です。1学期の前半・後半、2学期の前半・後半、3学期と5つテーマのプロジェクト学習に取り組んでいます。プロジェクト学習については、プロジェクトごとに教員やスタッフは、生徒たちの「考えて学ぶ」環境を与えるため右の図のように一つの学習の流れを設計しています。この流れに沿って生徒はテーマについて学習し、課題をこなし、プロジェクトを遂行していきます。

(3) 関西大学総合情報学部との連携

  1クラス2名の教員によるTeam Teaching で行っていますが、上の(1)(2)の実践を充実させるために、外部人材の活用として、関西大学総合情報学部の学生が授業のサポーターとして協力してくれています。基本的に一つのクラスにつき教員1~2名、学生スタッフ2名が入っています。

プロジェクト  

情報Ⅰ・プロジェクト学習

A・「物語を作ろう」(1学期前半)

プロジェクトA「物語を作ろう」では、イメージマップなどを利用し、5人のグループでオリジナリティあふれた「物語」を作っていきます。また、ワープロソフトを用いて、発表のためシナリオつくりにも取り組みます。ここで、はじめての発表、グループワークを経験しながら、パソコンやそのソフトの基本的な使い方など基本的な学習をしていきます。

プロジェクト

プロジェクト
 

B・「情報モラル ~明日への対策~」(1学期後半~2学期はじめ)

プロジェクトB「情報モラル ~明日への対策~」では、スマートフォンやSNSの問題が取りざたされる現在、本校では、情報モラルについて、常に新しい問題に取り組んでいます。今年は、SNS、スマホ依存、著作権、メディアリテラシー、ネットトラブル、サイバー犯罪をそれぞれ取り上げました。
それぞれの問題ごとに、発表の仕方、グループワークの仕方を変えたり、学生の作成したビデオやクイズPPTを用いて授業を進めたり、と生徒が学習しやすい方法を考えながら、同時にコミュニケーションのあり方、グループワークや発表の多種多様な方法も学んでいきます。

プログラム

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プログラム

プログラム
 

C・「表計算ソフト講習&レポート作成」(2学期前半)

プロジェクトE(A~Dの振り番ではなく、これだけ、表計算ソフトエクセルのE!)表計算ソフトによる表計算やグラフの学習をするとともに、レポート作成とは何なのかを学んでいきます。グループごとに、数々の表からレポート作成に必要な表をピックアップし、レポートを作るために必要なグラフを作成します。
さらにその後は個人でグループで決めた表やグラフをもとに、考察してレポートを作成します。

 

D・「これぞ、私のおすすめ!」(2学期後半)

プロジェクトC「これぞ、私のおすすめ!」では、ひとりひとりの生徒が自分のオススメしたいものを探し出し、それをパワーポイント(6枚)を使って、2分間発表するというものです。あくまで、ただの紹介ではなく、「自分自身の思いも含めて勧める。」という取り組みです。毎年、斬新かつ優秀な作品が出てきます。例年、聞く人をひきつける作品が多く、すばらしい発表会となっています。

プログラム

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プログラム

プログラム
 

E・「ニューストライアングル」(3学期)

プロジェクトD「ニューストライアングル」は、1年間の総まとめとして、生徒それぞれがニュースキャスターになりきり、自分たちで選んだ記事について、ニュースとして発表します。  宿題で、新聞記事の中から発表に使えそうな記事を探し出し、それを持ち寄って、3人のグループで話し合い、1つの記事について発表してもらいます。単にニュースを発表するということではなく、そのニュースを3つの視点に分けて調べ上げ、記事の中にある多くの問題を整理して発表します。最後の課題なので、多面的な視点を考えるという難しさ、ニュースを取り上げて発表するという難しさがあるのですが、毎年、生徒たちはそれに真正面から向かい合って取り組んでいます。

プログラム

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