連続ミニ講座 第2回 「合理的配慮」の背景とは?

 前回は、「合理的配慮」の定義についてお話しました。
 今回は、そもそもなぜ今、こういうことが言われるようになってきたのか、その背景についてお話しましょう。

 まず国連において、障がい者の人権や基本的自由を守るための国と国との約束事が、障害者団体も参加するというかたちで5年もの間話し合われ、ついに2006年(平成18年)、「障害者の権利に関する条約」として結実しました。そして日本は、2007年(平成19年)にこの条約にサインしました。前回お伝えしたように、「合理的配慮」という言葉はこの条約に定義づけされているものです。

連続講座第2回.jpg  さて、締約した上は、具体的に実効性のあることをしていかなくてはなりません。
 そこで、国内での法整備が進められ「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が平成25年6月制定、その基本方針が平成27年2月24日に閣議決定、平成28年4月1日から法施行のはこびとなったわけです。学校でいわれる「合理的配慮」、これは世界の流れを受けてのことだったんですね。
 次回は、「合理的配慮」と「基礎的環境整備」の関係について解説します。
                                 (支援教育推進室)

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