連続ミニ講座 第4回 学校における合理的配慮

  さて、前回までの講座で合理的配慮についてお話してきましたが、今回は「学校における」合理的配慮はどうあるべきかについて、いくつかのポイントに分けてお話したいと思います。これは、障がい者手帳のあるなしではなく、障がいのあるすべての子どもが対象となります。

◆参加する機会を保障する
 学校では、障がいのある子どもが学校のあらゆる活動に参加する機会を保障します。

◆願いを聞き、話し合う
 子どもが学校の活動に参加するための合理的配慮は、それぞれの子どもの状態や学校の状況によって異なります。障がいのある子どもやその保護者の願いを聞き、どんな配慮が必要なのか、何を優先して提供する必要があるかなどを話し合います。子どもの意思があらわしにくい場合でも、社会的障壁の除去を必要としていることが明らかな場合には、適切な配慮を提案するために対話を働きかけます。
   
◆定期的に見直し、組織的に対応する
 合理的配慮の必要性は一人ひとりに違いがあるだけでなく、子どもの発達や周囲の状況に応じても変化していくものです。一度配慮するとそれで終わりではなく、定期的に見直すことが必要です。
 また、合理的配慮の具体的な内容については複数の担当者で検討し、校内委員会を組織することが大切です。場合によっては、教育委員会や外部組織との連携が必要となることも考えられます。

◆さまざまなケースを参考にする
 合理的配慮の具体的な内容は、子どもの状態や、学校の基礎的環境整備の状況などにより、それぞれ違うものです。とはいえ、学校にとっては、具体的な事例は参考になるものです。国立特別支援教育総合研究所のホームページでは、文部科学省の「インクルーシブ教育システム構築モデル事業」において取り組まれている実践事例について検索するシステムがあり、参考にすることができます。

 

  合理的配慮の適切な提供をとおして、「障がいのある子どもとない子どもが共に育つために」という理念を推進していきたいものです。               
                                                             (支援教育推進室)

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