病弱な子どもの理解と指導・支援の充実をめざして

 9月22日(金)、「病気の子どもの理解及び指導の実際」というテーマで支援教育実践研修E(病弱に関する内容)を実施しました。研修には、府立学校、市町村立の小中学校、幼稚園・保育園・認定こども園からの受講がありました。

 前半は、府立光陽支援学校の岡本先生による「病気の子どもの理解及び指導の実際-合理的配慮-」についての講義が行われました。

 大阪市内の2つの病院の中にはそれぞれ分教室(院内学級)が設置されており、分教室のない病院へは、訪問教育が行われていることが紹介され、病気で入院している児童・生徒への指導・支援の実践を映像を交えてわかりやすく丁寧な説明がありました。特に合理的配慮を提供する上で、ICT機器の活用の有効性について実践例を示しながらお話されたことで、受講者の理解も深まりました。また、児童・生徒が退院後、地域校へスムーズに復学するためにケース会議をもち、復学に向けての合理的配慮の合意形成を図ることの必要性と重要性についてのお話もありました。

P1090461.JPG

 後半は、府立羽曳野支援学校の多田先生による「病院・地域校・福祉との連携」についての講義が行われました。

 学校は大阪はびきの医療センターに隣接しており、その他大阪府南部にある6つの病院に分教室が設けられています。特に気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー等の病気のある児童・生徒の指導・支援の実践を中心にお話がありました。中でも自立活動については、個別の状況に配慮しながら、自分の病気を知ったり、病気に負けない心や体を養ったりする目的で考えられた、学習事例を教材紹介を交えて発表されました。また自己管理能力の向上をめざしたパネルシアターによる指導実践については受講者の関心も高く、講義後も教材を熱心に見たり、質問したりする姿が見られました。

 受講後の感想には、「支援学校、院内学級について理解を深められることができました。」「いろんなものを背負っている子どもたちが笑顔で過ごしているのを見て、先生方の実践のあたたかさを感じました。」「病気への不安、学校への不安など子どもたちの心の不安を取り除けるように工夫した指導・支援をしていきたいと思いました。」等がありました。

(支援教育推進室)