令和5年5月23日(火)、25日(木)に、「令和5年度 支援学校初任者研修(第5回)」「令和5年度 新規採用支援学校実習教員研修(第3回)」を実施しました。今回の研修は、支援学校134名、支援学校実習教員12名、堺市立学校教員11名が参加し、総勢157名が2日間に分かれて受講しました。
第5回の研修内容は、「授業づくり−自立活動の指導−」です。自立活動とは、障がいのある幼児児童生徒一人ひとりの学習上又は生活上の困難さについて、改善・克服していくための指導領域です。今回の研修では、自立活動の指導に対する理解を深めるため、様々な学校の教員が班を組み、事例を基に具体的な自立活動の指導内容について考えました。
どの班の先生方も講義で示した方法で、子どもの実態把握から課題の整理、目標、指導内容の設定までていねいに検討することができていました。
受講者の振り返りシートには、
・自立活動は、「中心となる課題」は何なのか、児童生徒の実態把握や、本人・保護者の願いや思いを丁寧に取り入れながら考えていく必要があると思った。
・1つの実態でも細かく分析していくと様々な要因・背景が分かるようになった。
・自分ひとりだと思い込みが入る余地があったかもしれないが、複数人で取り組むことでより深く掘り下げられたと思う。
といった感想が寄せられました。
自立活動の指導内容は、子ども一人ひとりの個々の実態に合わせたオーダーメイドの内容になります。教育センターでの研修や所属校での実践を通して、自立活動に関する専門性を高めてほしいと思います。
<特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編(幼稚部・小学部・中学部)>
支援教育推進室