大阪府学生科学賞表彰式で研究発表をしました。

11月14日(土)、読売新聞大阪本社で大阪府学生科学賞の表彰式があり、最優秀賞大阪府知事賞をいただいたカビ酵素の研究と優秀賞大阪府教育委員会賞をいただいたサボテンの無菌培養に関する研究が表彰を受けました。BS科バイオ研究部の2つのグループが膨大な実験で取り組んできたものです。
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サボテンの研究は、先の植物学会でも高い評価をいただきましたが、カビ酵素の研究は今回が初めていただいた高い評価でした。
下の写真はカビ酵素の研究を発表しているところです。
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カビ酵素の研究は、今から2年前の3年生が課題研究の実験操作の誤りから偶然に見つけその能力を証明した特殊なカビ(微生物に必要な養分がない環境で、通常分解されないとされてきた寒天を消化吸収して育つ特殊な能力のカビ)が、土壌中に広く存在することやその分類的な地位を明らかにするとともに、その酵素を用いることで海藻を分解しエネルギー源にできる可能性を実証した研究です。バイオサイエンス科の前身である微生物技術科から培われてきた技術的な蓄積をフルに活用した研究ですね。この研究は現在、東京で日本学生科学賞の審査を受けていますが、そちらでも高い評価が得られればいいですね。