今日は卒業式。
38期生として入学してきた3年生が、卒業していきました。
遠足で行った京都や神戸、そしてUSJ。
修学旅行で見た富士山や、東京ディズニーランド。
体育祭でのパフォーマンスのダンス、文化祭での劇の上演。
この3年間、たくさんの思い出を作ったことでしょう。
もちろん、楽しい思い出だけではなく、
必死で勉強したり、先生から叱られたり、友達と喧嘩したり、そんな苦い思い出もあると思います。
そんな高校生活も、今日が最後。
卒業式中、入退場する卒業生を見ながら、
ふと「集団で列になって歩いたのはいつが最後だろう」と思いました。
教師なので先頭に立って引率することはありますが、
そういった場面を除けば、もしかしたら高校の卒業式が最後かもしれません。
これから先、進学する生徒もいれば就職する生徒もいます。
いずれの道に進んでも、「ホームルームクラス」のような存在はもうありません。
担任がいろいろと世話を焼いてくれることもなければ、
数十人のクラスメイトと1日中同じ部屋で過ごすこともないでしょう。
高校までは許されていた「みんなと同じでいい」では通用しない世界に
これからみなさんは飛び込んでいきます。
自分の意見や考え、信念を持って生きていかないといけないのです。
卒業後はそれぞれが自分で道を選んで歩いていく必要があります。
そういう意味でも、集団で列になって歩くのは、今日の卒業式が最後になるかもしれません。
3年生のみなさん、卒業おめでとう。
高校生として過ごした3年間は、人生の中で見れば短い期間ですが、
ここでの思い出は一生忘れることはないでしょう。
高校での出会いを大切にして、次の場所へ羽ばたいていってください。