本校では、これからの時代をたくましく生きていく力を育成するため、各教科では様々な取り組みを進めていますが、その中で、NIE(教育に新聞を)の取り組みが、7月13日(土)産経新聞朝刊で紹介されました。 全文を紹介します。
「アンジェリーナ・ジョリーさん両乳房切除 乳がん自分の問題として考える」
枚方市大垣内町の府立枚方高校でNIE授業に力を入れている理科・生物担当の片山徹教諭は、2、3年生を対象に、米女優アンジェリーナ・ジョリーさんが乳がん予防のため両乳房を切除する手術をし、公表したというニュースを取り上げ、がんと遺伝子について考える授業を行った。
まず、アンジェリーナさんが手術を行ったことを報じた5月14日付けの産経新聞の記事をコピーした「NIEノート」をつくって5クラス128人の全生徒に回覧、基本的な事実関係を理解させた。
その1週間後の授業で、事の発端となったニューヨーク・タイムズ紙へのアンジェリーナさんの寄稿文やその後の日本国内での反響、現状や問題点を伝えた国内各誌の記事のコピーをもとに「自分の問題」として考えるように指示。日本人の死因のトップががんで、女性が罹患するのは乳がんが一番多いこと、遺伝子の変異によるがんの確率などの基礎知識をおさらい、若年性乳がんで夭折した女性を取り上げたドキュメントビデオを上映したりして関心を高めさせたうえで意見を直接聞き、アンケートを実施。女子には「遺伝子検査を受けたいと思うか。変異が見つかったら切除を考えるか」、男子には「母親や姉妹に受けてほしいと思うか」などを聞いた。
その結果、男女問わず約3分の2が遺伝子検査に肯定的な反応を示したが、実際の乳房の切除については「分からない」という答えも多かった。
片山教諭は今後も新聞を使った授業をさらに増やし「自分の問題という意識をもって読む習慣を身につけさせたい。ネットなどと違って、新聞はいろいろな角度からものを考えられるという点で有効だ」と話している。
(産経新聞 7月13日朝刊)