第74回入学式 学校長式辞

第74回 入学式 式辞

 校庭の桜も満開の時を迎え、まさに春爛漫のこの佳き日、多くのご来賓の皆さまのご臨席を賜り、大阪府立市岡高等学校第74回入学式を挙行できますことは、誠に喜ばしいことであり感謝に堪えません。高い処からではございますが、心より厚く御礼申し上げます。

 74期生の皆さん。市岡高校へようこそ。私たち教職員・在校生一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。そして、そんな皆さんに、これからの高校生活にあたり、私からメッセージをお贈りしたいと思います。

皆さんは受験という試練を乗り越え、市岡高校に入ってきたばかりです。季節も素晴らしいし、新しい高校生活をのびのびと楽しもう、気持ちを新たに頑張るぞと熱く燃えていることでしょう。ぜひ、その希望にあふれる気持ちをそのまま強い意志に切替え、皆さんの夢をカタチにするための準備を始めてほしいと思います。 

 ただ、夢をカタチにとは言うものの、皆さんはもう自分の夢をしっかりと語ることができるでしょうか。十分に語ることができる人もいれば、まだ、そこまでは行っていないという人もいると思います。ひとつ言っておきますと、夢というのは探すものではないように思います。探しても多分見つけることは難しいでしょう。

 では、どうなのかといいますと、夢というのは、夢のかけらを集めて自分で作り上げていくものだと思います。夢のかけら。それは、夢をカタチにするために必要な構成材料のことで、今日から皆さんは勉強やスポーツ等、いろいろな学校活動を通じてたくさん集めていくことになります。それは知識や情報であったり体験であったり汗や涙であったり人間関係であったりしますが、いろいろなかけらとして皆さんの中に積み重ねられていくことになります。

 この材料をたくさん集めていればいるほど、後から繋いでいくときに、無限の組み合わせで夢のカタチを描くことができるという仕組みになっています。ですから、かけら集めに手を抜いてはいけません。手を抜けば構成材料が貧弱なので、十分な夢を描くことも語ることもできないでしょう。毎日のひとつひとつの小さな出来事を大切に積み重ねていこう。これが私からみなさんへ贈る最初のメッセージです。

 しかし難しく考える事はありません。毎日遅刻せず登校して、3時半まで真剣に授業を受け、放課後は部活。あるいは自習室で勉強。毎日2時間は勉強。これを続けるだけです。これで夢のかけらがどんどんと集まってきます。続けるために闘う相手は自分自身。つまり、様々な誘惑との闘いです。先輩たちの姿を見ていますと、夏を越え10月までの半年間、夢のかけらを集め続けることができれば、その時皆さんの可能性は大きく拡がっていることでしょう。

 さて、保護者の皆さま、改めましてお子様のご入学、誠におめでとうございます。今日まで限りない愛情を持って育ててこられ、時にはご心配やご苦労があったことと存じます。私たちは、そのお心にお応えすべく、生徒達に夢とそれに挑戦する勇気とそれを支えてくれる人々への感謝の心を伝えていきたいと思っております。そして、お子様の高校生活が健康で光り輝くものとなるよう、教職員一同、全力を傾け邁進する覚悟でございます。これからの3年間、厳しいこと、つらいこともあろうかと思います。しかしそのような時こそ、皆様方の温かいお心が何よりも生徒たちへの励ましになると思います。お子様ひとり一人が心身とも豊かに成長していくため、より一層のご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 結びになりますが、市岡高等学校74期生全員が、本校「自疆の精神」を学び、たくさんの友と出会い、新しい経験を積み、そして高い志をもって自分の夢に挑戦する。そんな高校生活を送られることを祈念して、学校長の式辞といたします。

平成31年4月3日

大阪府立市岡高等学校長

岸野圭吾

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