報告が遅くなってしまいましたが、3月19日から3月30日までの12日間、
2年生34人1年生7人で、アメリカに遠征に行ってきました。
私たち41人は終業式の前日でしたが、学年の先生方の配慮をいただき、出発する事ができました。
19日、伊丹空港へ向かい、成田空港経由でテキサスのダラス空港へ到着しました。
現地に着くと、英語が行き交い、12日間のアメリカが楽しみになりました。
私たちは今回、21日にテキサス州ダラス、28日にカリフォルニア州ロサンゼルスで行われた
2つの大会に出場させていただきました。
結果は、テキサスのアメリカンダンスドリルでは、
Ken Richards International Champions (総合優勝)を獲得しました!
また、ロサンゼルスのミスダンスドリルでは、ショードリル部門1位、
KAY TEER CRAWFORD AWARD OF EXCELLENCE (総合優勝)
そして最高得点のチームに贈られる、OVERALL HIGH POINTという賞も頂くことができました!
1回目のテキサスの大会では、私たちの出番は、21時50分で、この大会の最後の演技披露でした。
夜に本番をむかえるという事は初めての事だったので、朝、大会会場に到着してから、
曲を聴きながら何度もシュミレーションをしたり、体を疲れない程度に動かしたりと、
モチベーションを保つことにも気を付けました。
アメリカのショー部門の作品は、大胆で華やかで舞台裏の大道具にも圧倒されました。
しかし、舞台裏の様子は、万国共通で手を握り合ったり背中をたたいたりして励ましあい、
声を掛け合って入場していくチームをいくつかを見て、私たちの出番が来ました。
大きな拍手に迎えられ、落ち着いて演技をスタートすることができ、
終わった瞬間は、観客席の人たちが一気に立ち上がり、沢山の歓声と拍手が鳴り響きました。
初めて経験した、素晴らしい光景で、日本の歌舞伎、そして自分たちの作品が
アメリカで感動してもらうことができたということがとても嬉しかったです。
テキサス大会表彰式後
テキサス大会が終わってからの1週間は、練習はもちろんですが、
ディズニーランドで、プロのダンサーの英語でのダンスレッスンを受けました。
ダンスを心から楽しむこと、大きな動作で自分を表現することの大切さを教えていただきました。
それから、現地の高校生との交流では自分たちから積極的に会話し、一日一日充実した日々を送ることができました。
朝練の様子 ロサンゼルス 協会主催クリニックにて
ロサンゼルス アメリカンスポーツセンターでの大会前練習の様子
ロサンゼルスの大会の演技時間は、13時30分で、早朝から気合いを入れて、
道具完成とウォーミングアップを念入りにし、絶対に後悔の無いようにしようと
強い気持ちを持って臨みました。舞台裏で皆で組んだ円陣は、今思い出しても涙が出そうです。
テキサス以上に観客の期待感を感じながら、口笛や拍手のなか入場し、
自分たちの力を精一杯出し切り、最高に楽しく演技することができました。
また、日本チーム代表として再演技のチャンスを頂き、
アメリカで3回もスタンディングオベーションを経験することができました。
ロサンゼルス大会表彰後
私たちはこの12日間、勝つことだけでなく、人間として成長する機会を与えて頂き、
感謝の気持ちを持つことや人との関わりなど、本当にたくさんのことを学ぶことができました。
顧問の春名先生、コーチの大機先生、本当に1年間、
今宮歌舞伎の集大成まで私達を導いて下さりありがとうございました。
そして、校長先生、担任の先生方、先輩後輩、保護者の暖かい支えがあって、
ここまでくることができました。
これからもこの経験を生かし、私たちの最後の舞台である、FINALIVE の成功に向けて突っ走ります!
そして、今の私たちを後輩が越えてくれるまで、力の限り後輩を支えていくつもりです。
たくさんの応援本当にありがとうございました。