「冬」の題詠。 互撰で上位10首を紹介します。 吹く風に今年が終わる寂しさとまた来る年の希望をのせる あ。 足早に街行く人の顔面は真っ白肌に映える赤鼻 トナカイ 目覚ましで起きて感じるこの寒さ布団くるまり二度寝する朝 織田作之助 制服の袖からのぞく指先をあたためようと吐く息白い 詠み人知らず ふゆのそらちこくするよとははのこえむだなていこうあとごふんだけ 最...
2018年12月26日アーカイブ
「冬」の題詠。 互撰で上位の10首です。 除夜の鐘聞きつつ向かう初詣寒さに負けず迎える零時 行き止まり 父は言う旅行いくからよろしくと課題の多さ分かっておくれ さかな 暗い空そこに輝く初日の出そこに落ちてく私の涙 チョコレート星人 帰り道かじかんだ手に白い息それ見てはしゃぐ弟の顔 うじちゃんLOVE 宿題の計画立てて今回は絶対回避前日徹夜 ユニバース 短かす...
「冬」の題詠。 相互撰の上位10首を紹介します。 初雪や笑うあなたの頬染まる輝く街と冷たい両手 B 山眺め雪降らぬ地で雪を待つかじかんだ手を白く染めつつ 仲秋観月 まだ眠いあと5分だけ......ほら遅刻セミナー室で二人で面談 マスカット坊や はらはらと会社帰りに舞う雪をちらりと照らす家のあかりび あっ 息を吐き目の前白く濁るのは今年の冬が始まる合図 モノ...